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蘭方医宇津木新吾シリーズ。
松江藩のお抱え医となった新吾。
その経緯も謎が残るが、藩主からの問いも謎だらけ。
そうこうしてると、藩主の近辺警護の強者たちが次々と殺される事件が起こる。
事件の真相を捕まえようと奔走する。
小杉健治の幾つも重なる伏線を含む、ストーリー展開に酔いしれる。
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20180729 どうなんだろう。毎回、新しい謎が出てるようでいて何も解決していない感じがしてしまう。一度、切って立て直ししても良いのではないだろうか。
Posted by ブクログ
文庫書き下ろしで、シリーズ7作目
若き蘭方医宇津木新吾が松江藩の藩医に取り立てられるが、梅毒にかかっていた藩士3人の内2人が続けて殺され、新吾も何度も刺客に襲われる。
3人の藩士は、かつて料亭で手込めにした仲居が首をくくったために、その夫が復讐のために貸本屋となって近づき、同情した療養中の遊女の計略で梅毒をうつされ、顔見知りの「貸本屋」に殺されたものだった。
3人目の仇討ちで瀕死の傷を負った貸本屋を、新吾が初めての外科手術で救う。
松江藩に取り立てられたのは、師の幻宗がかつて藩医をしていたからではなく、藩主が気に入っていた高野長英の推薦によるものだということがわかるが、新吾を殺そうとする松江藩内の動きはまだその先の謎がありそう。