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ビストロ・パ・マルシリーズの第二作。この巻は後半から物語の構成が大きく変わる。前半は前巻と同じくフレンチレストラン「パ・マル」を舞台にした軽めのミステリーで店で働く4人の視点から物語が展開される。しかし後半ではその話ごとのゲストの視線で語られ、三船以外の店員は全く登場しないことも多い。
三船シェフのキャラが立っているからだろうか。確かにこの方が話を動かしやすく、また読者の視点や心情もゲストに移ることで感情移入がしやすくなった気がする。反面ミステリー感が少し抜けてしまっているが、ご愛嬌で済ませられる範囲ではないだろうか。
巻末の解説にも書かれているが、このシリーズに出てくる料理や飲み物の美味しそうな様は他に類を見ない(お前が本を読んでないからだって?言い返せない)
写真や絵を全く使わずにここまで美味しく描写できることこそが筆者の並外れた文章力の表れではないだろうか。
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シリーズ2作目。
キッチンから飛び出して、シェフの過去の話も。
ヴァン・ショーのはじまりの物語もあり、よりこの世界観が深まっていく感じ。とても良い。
星の王子様も読みたくなった。
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三舟シェフの恋バナもあり、今作もバラエティ豊かな一冊。
それにしても、三舟シェフは気持ちいいほど一本スジの通った人物で惚れ惚れ…
ドラマ版を見るかどうか…
すでにある私の中のイメージを壊したくない!
これだけは誰とも共有出来ない楽しみでもある。
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お酒が飲めないのに
ヴァン・ショーを飲みたくなった。
デュラレックスのグラスも買ってしまった。
色々美味しそうな料理が出てきて
調べたり作ったりした♪
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ビストロ《パ•マル》2作目
相変わらず美味しそう
フォアグラのパテ、トリュフオムレツ、題名にもなってるヴァン・ショー。
三舟シェフの過去エピソードに恋の話しもあり。
そしてチクッとするお話も。
「錆びないスキレット」
大人が気づいてあげれて良かった。
傷ついた子供の心が癒されますように。
「憂さばらしのピストゥ」
あるあるだなぁ〜と思いながら読んでた。
仕事の上でのストレスも仕事みたいなものだから。どう自分の機嫌を取りながら仕事するかも大切。気持ちも分かるけど、人としていけない事では?
「氷姫」
目の前にあるのに手が届かない、手に入れられない。
もどかしいけど、仕方ない。
美味しい料理と共に色んな感情になれた本。
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最後の「天空の泉」と「ヴァン・ショーをあなたに」の、レシピも知り作る姿まで見た上で、本家には敵わないというエピソードが好きだ。
決して、ネガティヴに受け取るではなく、これからアレンジして自分のレシピにするんだと意気込む姿。目で見るだけでは決してわからない、と星の王子様の「本当に大切なことは、目に見えない」の言葉になぞらえながら、「でも、その一文を心に秘めていれば、見えるものがあるかもしれない。そんな気がしますよ」と語る彼の姿はものづくりをする全ての人間に優しく届く温もりを与えるものだ。
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前作タルト・タタンの夢で常に出てきたヴァンショーに纏わる短編である。初っ端にネコの話題があるので、ネコが謎解きのキーになるのだろうか?
前作もそうだったように、ミステリーというよりビストロ パマルでちょっとした謎解きをしながら、ほっこり、心温まるストーリーだった。中にはほろ苦い別れもあるが、これは哲学書なのだろうか?と思えるくらい奥が深い。
私にとっては食欲を唆るストーリーで、ほっこり感も好物なので、満足度は高かった。
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著者の、「パ・マル」シリーズの第二作目の作品です。
今回も7編の短編が詰まっていますが、個人的には「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」での、シェフのあたふたぶりが一番面白かったです。
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「ビストロ・パ・マル」第2弾。7話の短編集
今回も美味しそうな料理がたくさん出てきてお腹がなってしまいそう。特にブイヤベースと野菜ポトフを味わってみたい〜
三船シェフの観察眼と推理力は今回も健在。
そして、悩みや謎に対して優しくもシェフの矜持を持って解き明かしていく。
三船シェフのフランスでの修業時代の話
「天空の泉」
レストランで相席した相手の仕草や言葉で真実を当ててしまう。『星の王子さま』を通し、自分にとって大切なことに気づけて良かった
「ヴァン・ショーをあなたに」
心も癒やすヴァン・ショーの初めを知ることができて、ほっこりした。
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☆4
シリーズ第2弾
「ビストロ・パ・マル」を舞台にした物語。
こちらのシリーズは短編集(どれもそれぞれが完結している!)となっているので、ちょっとした空き時間に読み進めるのにちょうど良く、お昼休憩や寝る前によく読ませてもらっております❁⃘*.゚
今作では三舟シェフのフランス修行時代のお話や、ヴァン・ショーの秘話もあったり...ととっても楽しませてもらいました!
たくさんの美味しそうなお料理が今作でもたくさん登場したのですが、トリュフオムレツ!!食べてみたいです♡
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食というものは人が生きる上では大切な事だというのは誰もが理解しているとは思います。
今の幸せを感じさせてくれる料理、疲れている自分を癒やしてくれる料理。
様々な形で楽しませてくれるのが食の魅力だと思います。
料理にまつわるミステリーの中に、料理に対する愛情が沢山詰まっていました。
ご馳走様様でした。
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ビストロ・パ・マルシリーズで唯一読んでいなかった本作。
作者の方はフランスで暮らしていたのかと思うほど
フランスの地域ごとの風習や、パンの種類や食べ方、サラダの種類に至るまで細かく描写されています。
読んだ後はフランスの地方料理を食べてみたくなります。
カスレやサラダ・リヨネーズ、鴨肉のコンフィ、豚一頭のロティ…
食事とは一緒に会話も楽しむもの、というフランスの考え方はとても素敵だと思いました。
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2巻を飛ばして先に3巻を読んでしまったが…こちらはシェフのフランス時代や、姉妹店のパン屋さんができた話などもあり、またまた楽しめた。はやく4冊目が読みたいな~
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1篇1篇は短いし、ホントにチョットの謎解き。でも、それが良いと思うように感じる。
マドモアゼル・ブイヤベース。新城さんは店に通うようななった理由とシェフに指摘された件と合わせ技でダメ。ズルい人だよね。そうは見えないけれど。シェフのその後の動揺は笑っちゃったけど、毅然として欲しいなあ。
天空の泉。この語り口には感服した。凄いとしか言えない。
つまり、ミステリーは隠し味で、不愛想なシェフのあり方がこのシリーズの魅力なんだな。
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フランス家庭料理を出すビストロ、パ・マルが舞台の、グルメと小さな謎解き小説の第二弾。本作は七つの短編を収録。三船シェフの失恋話やフランス修行時代の話あり。ミリアムおばあちゃんのヴァン・ショー、飲んでみたい。アルコール入りで大丈夫。
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お話の内容的には前作を超えることが出来なかったかなーとは思いますが、シェフの推理は鋭さを増してますねー
そこまで気付く!!と思いながら楽しませて頂きました
前作同様、最後のお話が一番良かったです
前作はお店の中で起こるお話ばかりでしたが、今作はシェフの過去のお話やオーナーのお話など、どんどん枠から出て膨らんでいってますね(^^)
しっかり3作目も買ってあるのでまだまだ楽しめそうです
近藤さんの書く食べ物ミステリーはどれも美味し楽しいので大好きです(^^)
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前作で語られなかった三舟シェフのフランス時代の話が面白かった。日本を舞台にしたフランスレストランの話より、この作品みたいにフランスを舞台にした日本シェフの話のほうが好きかも。前作より今回のほうが好きだなと思った。
ブーランジェリーのメロンパンと氷姫が特に好き。
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三舟シェフ、第2弾。
前作よりもさらに良かった。
ミステリーっぽさは減ったけれど、心に染みる作品が多い。
大がかりな料理よりも、こまごました物もたくさん出てきて、作ってみたくなる。
特に好きなのは、『ブーランジュリーのメロンパン』
このパン屋さん行きたいです。
家業に対する複雑な思いも良く描かれているし、三舟シェフの庶民的な面も。
あとは、『ヴァン・ショーをあなたに』
冒頭、志村さんに叱られている三舟シェフがかわいかった。
初っ端から衝撃的な謎解きでしたが。
錆びないスキレット/憂さばらしのピストゥ/ブーランジュリーのメロンパン/マドモワゼル・ブイヤベースにご用心/氷姫/天空の泉/ヴァン・ショーをあなたに/
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前作より登場するフランス料理が少なかったかな。
それでも十分に楽しめる。
心あたたまる「ブーランジュリーのメロンパン」のお話しがよかった。
もちろん、美味しいパンが食べたくなる美味しそうな表現ももれなく付いてる。
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シリーズ2作目。
今作では、三舟シェフの修行時代の様子も描かれていて、謎めいていた部分が少し明らかに。恋愛要素もちょっと含まれていて面白かった。
ヴァンショーは、本を読むまで知らなかったけど、メジャーなものなのかな。
シナモン、グローブ、オレンジが入っていて、弱った体に効くって、すごく気になる。
機会があったら飲んでみよう。
どの話も謎解きのあとで嫌な気持ちにならない、優しさのある終わり方なのが、このシリーズのよさだなと思う。
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「錆びないスキレット」
猫が出てきたので終始ほんわかとした
話なのかと思ったらスキレットが
錆びる原因が何ともやるせない話だった。
「憂さばらしのピストゥ」
そういえば前作で私の読み込みがあまくて
記憶に残っていなかっただけなのか
シェフと志村さんの関係性や
シェフの過去なんかが描かれていなかったけど
今回共通の後輩が登場して少しだけ
シェフの料理に対する素敵なスタンスがしれ
同様に後輩がなかなかのクズっぷりに驚いた。
「ブーランジュリーのメロンパン」
確かに日本人ってふんわりとかもっちりした
パンの方が好まれるのかなぁ~なんて
思いながら読んでいたら、思いのほか
親子の素敵な思いがしれた。
ふんわりもっちりとかのパンも好きだけど
ハード系のパンも大好き好きです。
「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」
要領のいいというかまったくもって好きに
なれない女性でしたね。普段のペースを
乱されたといえど毅然とした態度をとった
シェフを見直したお話でした。
「氷姫」と「天空の泉」は普段の話の
流れとはちょっと違う感じでしたけど、
「天空の泉」で若き日の三船シェフの登場や
ビストロ「パ・マル」のメニューの原点
みたいなのが分かって面白かった。
「ヴァン・ショーをあなたに」がすごく
やさしい話でビストロ「パ・マル」の
ヴァン・ショーの原点でありつつも
三船シェフがいなかったらその
「ヴァン・ショー」も消えていた・・・
そして一概には言えないけどフランス人と
日本人のちょっとしたことだけど大きな
違いが分かる話が面白かった。
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おいしいフランス料理が食べたくなるお話。
全体的にさくさく読める。
けれど、恋愛が絡むとちょっと趣味と合わないことがちらほら。黙って突然いなくなる人が多いのは何故なのか。
夢のようなヴァン・ショーに出会ってみたい。
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あーお腹空く!フレンチってあんまり食べる機会ないけど食べたい!
もっと気取らず食べたい!
今回は三船シェフの過去へも迫る作品
殺人のないミステリー好き!
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近藤史恵「ヴァン・ショーをあなたに」、シリーズ№2、7話、2015.2発行。シェフ三舟忍、副料理長志村洋二、ソムリエ金子ゆき、ギャルソン高築智行のチームワーク、最高です。第1話「錆びないスキレット」、第3話「ブーランジュリーのメロンパン」がお気に入りです。
Posted by ブクログ
登場人物が、私の頭の中で生きている。登場人物にとてもリアルな印象が残るので、一気に読んでも、休み休み読んでも内容がスーっと入ってくる読みやすい本。ヴァン・ジョーを飲んでみたいなぁ。