【感想・ネタバレ】おもいで停留所のレビュー

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戦後の街

でも主人公の頑張りは、今と何も変わらない。
懐かしい街並みにほっこりしながらも、厳しい時代があったことを身近に感じられて、日本を立ち直した全ての人に感謝したい気持ちになりました。
最後はちょっと泣いたな…
もう少し続きが読みたい。一巻だけなのがもったいないです。

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2018年01月07日

Posted by ブクログ

昭和20年代の戦後、バスガールの少女を主人公にした連作短編集。どうもかつてはこういった「バスもの」「職業もの」の伝統があったと思われるが、本作はその伝統にのっとって、現代にも通じるメッセージを描こうとしている。かつての・・・おそらく東京オリンピック以前までの日本映画や小説には、「有りがたうさん」「暁の合唱」などバスガールやバス運転手を主人公にした映画や小説が定番として存在していたようだ(谷口千吉「吹けよ春風」ではタクシー運転手が狂言回しとなっている)。それにしても昭和30年代までの日本映画を観たあと、そのまま読んで違和感を感じないような作品を現在描け、なおかつ同時代性をも感じさせるのは、ただならないことである。考証の緻密さという意味だけではなく、人間の生活を含めた空気をいま「再話」しているのだろう。

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2015年03月18日

Posted by ブクログ

終戦直後、父を亡くし、中学を卒業して路線バスの車掌となった麻紀17歳。路線バス、時には観光バスに乗務する中で、様々なハプニングが出来する。戦前、子どもの頃に父に連れられて行った東京のバス車掌との出会いが、麻紀の今に繋がっている「秋の追憶」が良かった。作者お得意の人情味あふれる作品だった。ボンネットバスも懐かしいが、車掌乗務のバスというのは、今どれくらいの世代が憶えているだろう?

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2020年02月02日

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