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特に好きなのは「花降る地下街」が一番好きでした!
設定もキャラクターもとてもツボにはまる作品でした。
この短編が一冊の漫画だったらどれだけ興奮したことか・・・(泣)
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短編の都度作り込まれ描き混まれた世界観を見せつけられるので舌を巻く。星一個足りないのは単に好みの問題というか性癖のストライクゾーンをわずかにかすめてるから。色々と中級者向け。どの作品も受けがハタから見てだいぶ酷い目に遭っているのだけど、そこに憐れみを覚えることこそ傲慢というか、確かに存在するそれぞれの尊厳と幸福に胸を打たれる。
表題作の執事の話は続編があるらしいので読んでみたいけれど、坊っちゃんが育っちゃってた後の話だとしたらちょっと惜しいな。
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池玲文センセといえば、SMちっくなエロを連想せずにはいられないんですよね…緊縛とか、お道具とか。
なのでずっとエロエロしい目線で見ていたんですが、「銀閣博士」あたりから認識が変わりました。
独特の世界観を確立している作家さん。
単なるエロ特化じゃないことが、理解できる短編集です。
とにかく絵が繊細できれいです。偏執的とまで言いたくなる、こだわり抜いたメカニックや未来都市がハイクリティ。もちろん、人物も美しくて魅力的です。
「No.99:人間玩具」は、公爵家の跡継ぎレナードと彼の99番目の玩具である少年ナインが主人公と見せかけて、実は執事グレアムが良いとこ取りなストーリー。鬼畜SMの中に、孤独や愛や執着など三者三様の思いが見え隠れしていて、ぞくっとさせられます。
「黄金島」はファンタジー。大きな黒鷲の義翼を作るために集められた少年たちの島が舞台です。性に目覚めつつある少年立仙が、同性である蘭に惹かれる自分の気持ちを許せなくて、彼に辛く当たってしまいます。でも、蘭が自分から離れようとした時にやっと自分の性癖を認めることができるように。
ものすごい画力で圧倒されます。
「王と魔人と魔法使い」はアラブもの。アラビアンな香り濃厚。カミールとアシュラフがとてもかわいいcpでした。
「花降る地下街」は異空間ファンタジーで、ほのぼのしちゃいました。なぜかノスタルジックな世界だなと。ぶさポチャ受なんだけど、とーってもかわいくてぜんぜんOK!
「肉は思考品」は、池センセらしさが一番出ている作品ではないかとwwww
嗜好品じゃなくて、“思考”品というのがシニカルです。
「幻想黒子」は高校生学園モノ。萌えました。びーちく最高です。ちゃんと両想いなところが萌え倍増!
「雪ぐサディズム」は、タイトルそのものの内容で、エロティックでした。ダイレクトな描写が素晴らしいです。功の先生が緊縛から始まりSMの限りを尽くして受の生徒を可愛がりまくります…!
ま、二人がこれで幸せと思っているのはしっかり伝わってくるので、ごちそうサマとしか言いようがありません、はい。
バラエティにとんだエロの詰め合わせです。
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短編集ですがどのお話も味わいが深くて、とても楽しめました。倒錯感漂う世界観のお話が多く、池さんの美麗な絵によってそれがさらに淫靡さを増してます。ストーリーの面白さはもちろんのこと、カラー口絵を始め、各扉絵が美しい。ファンタジーのスパイスを効かせた中世風の建造物を用いた構図にも見惚れました。
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両親に先立たれた侯爵家の跡継ぎレナード。そんな彼を慰めようと、執事グレアムは世界中から珍しい玩具を集め与えていた。今日の新しい玩具は見世物小屋から買ってきた少年ナイン。「僕、気に入ったよ、コレ!」執着は日毎にエスカレートし強引な性交に及ぶが…!? 表題作の他、アラブ、お仕置き、乳首、尿道責め、不細工をテーマにした珠玉の作品集。描き下ろしあり。
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ファンタジー要素の多い短編集。
表題作はショタちっくだけどドエロイww
執事の立ち位置美味しいなww
この執事メインのお話はバーンフォード公爵家の執事にあります。
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確立されたいまの池さんの絵柄に良く似合う、ファンタジックな一冊。
引き出し…というか発想がスゴく豊かな才能溢れる作家さんだと改めて思った。
しかし、それと萌えは別だー(笑)
想像力を掻き立てる不思議テイストな短編も面白いけど、やっぱりガッツリ読み応えある長編の方が好き!
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執事もの、アラブものなどさまざまなテーマを扱った短篇集。中でも魔法のほくろを使って相手にすかれようとする少年の話「幻想黒子」がおもしろかった。表題作は観念的でもう一つ入り込めなかったけど、雰囲気はよかったなぁ。