【感想・ネタバレ】ウォートン・スクールの本当の成功の授業のレビュー

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Posted by ブクログ

今まで読んだ自己啓発本の中で、1番自分自身と深く向き合わさせられた本でした。「幸せとは何か」、「どうやって成功するのか」について、様々な角度から検証されています。幾度も出てくるモデルケースもわかり易かったです。私個人としては、外的な成功よりも内的な成功を求めていること、変化を恐れずチャレンジする性格であることが改めて分かりました。自分の中の声に耳を傾け、直感を信じて生きていきたいと思います。

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2023年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今まで読んだ自己啓発系の中では最も地に足着いた現実的なものだった。
・人生の成功とは?幸せになること?
・成功するためには?
という2軸から論理が展開。
ナポレオン・ヒルから始まるスティーブンコビー等の成功哲学の系譜について一部で引用や言及はあるものの、それら王道をさらに深いところから咀嚼し直したイメージ。必要以上に単純化していない点に新鮮さがあった。

以下、メモ

人生における「幸せ」とは、、
※幸せを追求することが必ずしも「幸せ」とは限らない。苦難も享受すべき。(世界の主要な宗教において、いずれも幸せの追求を目的としたものはない。例えば、仏教においては煩悩からの解脱を目的としており、幸せの追求とは真逆とも言える。)
①瞬間的幸せ
②総合的幸せ
③魂の経験

成功とは、、
・富、名声
→認知的尊敬より情報に基づいた尊敬を得る
→富を求めるのではなく経済的安定を求める

・仕事
→やりがいのある仕事をする。(同じ仕事でも人によってやりがいの感じ方は違う。)
→PERFECT を分析して自分のやりがいの得やすい仕事を見つける。または、それに基づいて今の仕事からやりがいを見つける。

・自分のコンピタンスを活かす
→「ダイヤモンドは裏庭に埋まっている」
→SAME分析により自分のコアコンピタンスを把握してそれが活かせる仕事を見つけるべき。
→自分に合った仕事をすることがやりがいに繋がる。人間は有能感を得たいという欲求を持っている。
→私は〇〇すればするほど〇〇が好きになる。の〇〇を見つける。
→素質/特技を複数組み合わせることで、他にない独自性が生まれる。
→自分の素質は、①興味関心②遺伝的スキル③過去の経験④性格の強み(SAME分析)、で決まる。

・モチベーション
→モチベーションには外発的要因(報酬ベース)と内発的要因(満足感ベース)の2種類がある。
→前者は軽視されがちだが、短期的に非常に強力なモチベーションになりうる。
→2者間のバランスが重要。
→人によりモチベーションを感じるものは違う(人との交流、挑戦、知的興味、自己表現など)
→モチベーションの維持方法も様々ある(仲間への責任、自身のロールモデルに刺激を受ける、儀式、ご褒美、反骨精神、生存本能を利用)

・自信
→第一段階の自信、第二段階の自信がある。
→第一段階の自信=自分の道徳心と有能感を信じる…自分を知ってくれている人からお墨付きを貰う、神を信仰する、苦難を乗り越える
→第二段階の自信=失敗する可能性に直面しても自分の力を信じる…結果よりも努力に目を向ける

・精神力の一点集中
→「情熱・想像力・理性・直感」の4つの精神力はそれぞれ独立した構成要素。
→このうち「直感」は異質。経験・知識から瞬時に判断を下すのに役立つが、バイアスが存在するので、直感をうまく活用するために想像力を使ってひらめきの環境を整えておく必要がある
→どの要素も大切だが、時と場合によってその優劣は変化しうる。
→複数の目標に精神力を割かれるのは避けるべき。無意識に存在する目標は整理して、一時においては単一の目標に集中すべき。
→目標達成の5ステップ
①挑戦するモチベーションを得る【情熱】
②問題を切り出し直感が働くのを待つ【想像力・直感】
③SMART(具体、測定可能、実行可能、目的に直結、期限)な計画を設定【想像力・理性】
④計画を小さなステップに分割【理性】
⑤計画に固執し過ぎず臨機応変に【想像力・直感】

・人間関係
→アリストテレスの分類:「楽しい友」「有用な友」「善き友」
→有用な友とは「打ち解けた関係(ラポール)」「信頼性」の構築を目指す。共有のポールや微笑みの力を利用。
→善き友は、自分のありのままを受け入れ、自分のなりうる最高の姿に目を向け、自分を成長させてくれる。維持には労力を要するが重要。

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

こうすれば、こんな感情が味わえるはずだ。という期待をリセットする。たった1つの方法で人生の問題すべてが解消されるという空想を抱かない。期待値が上がると、実際の体験はそれに届かない。幸せを感じるためには将来への過度の期待をリセットする必要があるのだ。

望んでいた人間関係や仕事を手に入れるなど、何か良いことが起きても、人はすぐにその新しい状況に慣れてしまい、今度はそれを基準に自分の気持ちを判断するようになる。
「今、この瞬間」に注意を向けることは期待とともに順応をリセットするのにも役立つ。
一瞬一瞬の人生を客観的に認識するようになれば、そこにあるものを当然あるべきものだと「織り込み済み」にしなくなるからだ。

自分の人生を10段階で評価してもらうと、ほとんどの人は6〜10の間にいる。ほどんどの人は、それなりに幸せだ、ということだ。
ただ10点満点をつける人の特徴は、対外的にあまり成功していないことだ。8点をつけた人と比べると、あまり達成せず、収入は少なく、成績は低く、取得する学位が少ない。「なんとかなるさ、楽しく行こう」的な態度を反映している。
つまり、10点満点の幸福には「達成」を諦めなければならないということだ。

生活するに足る給料を稼ぎ、衣食住と多少の楽しみに使える程度のお金が手に入ると、その後はお金が増えたからといって、その分「瞬間的幸せ」が増えることはない。裕福な人の方が高い幸せを感じているのは物質的により多くのものを所有しているからではなく、社会的により尊敬されているからである。

生き甲斐ある人生を作り出す為に
・ポジティブ感情
・エンゲージメント
・人間関係
・大きな目的を果たすことから生まれる意義
・短期的、長期的両方の達成

SMARTな計画

Specific 具体的
Measurable 測定可能
Actionable 実行可能
Relevant 意義や目的に即している
Timely 期限が明確

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2016年05月02日

Posted by ブクログ

■成功の4つのセオリー
①成功には試行錯誤が必要である
机上で考えてばかりではいけない。リスクを負って、挑戦し、試さなくてはならない。サクセス・ストーリーの主人公は最初からやりたい事が分かっている。そしてそれを達成するために、とてつもない逆境の数々を克服する。しかし、ほとんどの人にとっては、逆境の克服よりも、やりたい事を見つける事の方が難しい。

②成功の価値観はあなたの中にある
目標は、どこからともなく現れるものではない。まず最初に、あなたは自分を取り巻く文化や家族に「押し付けられた」成功の価値観に気付かなくてはならない。大抵の人は、人から良く思ってもらえるような事を達成しようとするものだが、自分自身の成功の定義を明確にするためには、そうした前提から抜け出して、自分の内面を見つめ、自分自身が心から尊重するものを発見しなければならない。

③成功とは仕事だけの事ではない
成功は多面性のある概念で、仕事に限られた概念ではない。

④成功とは旅である
成功は、終点という一地点を指すものではない。人生では、成功の道を見つけるチャンスが様々なステージで訪れる。

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2015年12月07日

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