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ノンストップアドベンチャー!
初めて読むシリーズ。「ノアの方舟」を軸に登場人物たちに次々と危機が迫る。まるでアクション映画を見ているかのよう。歴史、科学、工学など、多彩なうんちくや知識が至るところにちりばめられ、読み手を飽きさせない。あっという間に上巻読了。下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
ボイド・モリソンによるタイラー・ロックシリーズ第1弾の上巻。
作者のボイド・モリソンは本作で大きく世に認められたということらしいが、上巻ですでに何となく納得できる。スピーディな展開、ノアの箱船にまつわるなぞ、アクセントのように添えられる恋愛要素など、押さえるツボは押さえてある印象。
タイラー・ロックはやり過ぎなくらいのスーパーエンジニアで、彼の会社「ゴルディアン・エンジニアリング」は国家機密にもアクセスできるという、民間企業にしてはオールマイティな位置づけ。タイラー自身も特殊部隊の経験があるなど、ほとんど「こんな奴いねー!」といいたくなるレベル。しかも、大豪邸に住んでいる。センスのいい亡き妻のことを忘れられないという辺りが人間味を深めさせる要素といえばそうだが、反則的なまでの設定はまさに物語だから許される。
そんなスーパーエンジニアがひとたび物語の中に放り込まれると、嵐の海に落ちたヘリの乗員を救命ボートで救出したり、破壊活動を行おうとした侵入者を独特のカンで追い詰めたりととんでもない活躍をする。これが設定とうまくハマって読んでいて小気味いい。
ノアの箱船が物語にどのように絡んでくるのか、上巻では輪郭くらいしか見えてこない。下巻で物語がどんな展開を示すのか、期待に胸がふくらむ。
Posted by ブクログ
主人公の万能感がすごいが、次々と訪れるピンチを乗り越えて、ヒロインを助けるあたり、さすがのエンターテインメント小説。
映画にしたら面白そうな話