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Posted by ブクログ
中々歯切れが良くて面白い。就活ネタは社会人になっても興味深いもんだと改めて実感。大正時代から就活絡みの話はあったんだと知ったのが一番印象的だった。
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インターネット主体になった現在の就活を風刺しながら、就活に必要な知識、スキルを軽いタッチで描いている。私が学生だった頃は、三年生になると会社案内がどこからともなく届いて、はがきでエントリーするといった形態が主流であったが、今や、インターネットでエントリーシートを作成するという手法に移行している。手軽になった反面、記念受験的な側面も増えており、企業の側もさばくのが大変なのだろう。学歴不問とも言いながらも、大学名でフィルタをかける選考方法も致し方のないことなのかもしれない。
学生は大学入試までの選考と同様、落ちるのは自分の力が足りない、と思ってしまう面もあると思うが、企業の採用は基本的にマッチングによってなされるので、この企業にとっては欲しい人材であっても、別の企業ではそうではない、と言ったことが往々にしてありうる。粘り強く活動して欲しい。
また、就活を通して自分を見つめ直し、仕事を通してどう社会貢献したいのかを考えて欲しい。そうすれば安易な大企業志向が見直されていくのではないかと思う。
自分を見つめなおすってことは、逆に見つめなおす自分が存在することが前提である。学生のうちに好き嫌い、やりたいやりたくないの枠を超えて、いろいろなことに経験しておくことは、必須なのではないかと強く感じた。
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就活のシステムの本当のことや、学生目線、人事目線の就活の話が具体的に書いてあった。
私も学歴コンプレックスがあるから、学歴の壁の話も参考になった。
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筆者が冗談っぽいスタンスで書いているところが目について、読みづらかった。なんとも得体の知れないひとやなぁ。
やっぱり、大学生が身の丈にあった就活をできていないことが問題かなと、差し当たっていまはそう思っている。
Posted by ブクログ
前作「就活のバカヤロー」が2008年の発行だという。
そのころ、俺はと言えば大学4年生だった。
東大から原子力工学の講師で来ていたK教授が「日経を読みなさい。経済は大変なことになる」としきりに言っていたことを覚えている。
実際、リーマンショックが起き、買い手市場となった就活戦線において、内定を着実に手にする仲間の中で失敗し続けることになった。
30社以上にエントリーシートを出し続け、エントリーシートも玉切れして、二次募集の企業を必死こいて探しまくっていたあの頃。
「東京出身なのに、どうして長野県にしたの?」
って聞かれて「山が好きだからです!」って言ってるけど実際のところは
「ここしか内定をもらえなかったからです」
と今でも言えない。
という俺の就職活動、二度と思い出したくないトラウマである。
良かったことと言えば、元々は読書など全くしなかった俺だが就活本を読み漁るようになり、いつの間にか読書好きになっていたことかな。
さて、あのころ読んだ就活ルポ「就活のバカヤロー」の続編「就活のコノヤロー」が本屋に並んでいるのを見て懐かしさで買ってしまった。
最近の就活って、さらに大変だよね。
選考時期はさらに後ろにずれ込んで、卒研の力の入れ時に就活が重なるわ、
俺みたいに内定が決まらずにズルズル後ろにずれ込むと9月10月になっちゃうでしょ。
それじゃ卒研、卒論には手が付けられないよね。
みんな一斉に就活なんて無くして、自分が就職したいと思ったときに就職する。
それこそ、大学一年から採用してもいいと思う。
働きたい奴が働けばいいんじゃない?
みんなが就活するから就活しよう!なんて奴は落ち続けること必至ですよ(俺がそうだし)。
大学なんて卒業よりは入試突破した学校のレベルで学力はお察しでしょう。
まぁ、みんな同じが一番の日本では土台ムリですけどね。
さて、本書を読んでると就活なんていつの世も変わらないなぁ、なんて達観できるほどには会社人生に染まってしまっていますね。
本書はいわゆる就活本ではなく、就活ルポである。
学生にとっては、へぇこんなこともあるのか、
社会人にとっては、こんなこともあったなぁ。
と思えばそれでいいと思うよ。
まぁね、就職なんて会社に入ってみなければ、その企業のことなんて絶対にわかりゃしないよ。
就職も大変だけど、本当に力を入れなきゃいけないのは会社に入った後だからね。
Posted by ブクログ
≪目次≫
第1章 就活にあたふたする学生
第2章 反就職学講座ーイケてない学生でも、就活前に
第3章 就活後ろ倒しでどうなる?-就活協定のトホホな歴史
第4章 ナデシコ学生は日本企業を変えられるのか?-女子学生就活 事情
第5章 グローバルな人材と就職予備校の間で揺れる大学
第6章 学生にこそ、バカヤローと言いたいー企業側の言い分
第7章 岐路に立つ就職情報ビジネス
≪内容≫
第2章が面白かった。著者はこういう部分をもっと出すと面白いのにな…。