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植物たちの声が聞こえる花咲家の人々の話の2巻目です。1巻と同じく、とても優しい話ばかり。心を癒すのにぴったりです(^^)最後のエピローグもとても好きでした。
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花咲家シリーズ第2弾。
【魔法のコイン】
素敵な紳士の草太郎パパの少年時代のお話。
転校生の星野聖也くんとの友情は、見ていて胸が熱くなりました。
私も「あんな子がいたな、こんな子がいたな」と思い浮かべながら読みました。
子どもの頃にできた友達は特別なもので、たとえ離れてしまっても忘れることができませんよね。
【時の草原】
末っ子の桂くんが、クラスの友達と日本狼を探しに出かけるお話。
前作から比べると…桂くんが自分の意見をしっかり言えるようになったり、行動ができるようになったりしています。
大人になったな~!!(涙)
【死神少女】
次女・りら子ちゃんと、蝙蝠の翼を持つ不思議な少女のお話。
さすが村山早紀ワールド…!!死神でさえ優しい…!!
普段勝気で理論的なりら子ちゃんが、素直に自分の弱さを見せられるようになってきて、桂くんと別の意味で大人になったなと感じました。
みんな、成長していく…!
【金の瞳と王子様】
白猫の小雪ちゃんと、その「王子様」桂くんのお話。
ちょっとゾクリときました…。
でも、猫が守ってくれているという感じは普段から感じているので、とても親近感のあるお話でした。
【朝顔屋敷】
木太郎おじいちゃんと、オーシャンブルーが綺麗に咲く屋敷のお話。
この話が一番好きです。
切なくて、悲しくて、でも心が温かくなる不思議な読後感。
物語に出てくる「寒ざらし」が分からなかったので調べたら、島原の名物なのですね。
フルーツ寒天と白玉あんみつを足して2で割ったようなスイーツ。とても美味しそうでした。
【エピローグ】
長女・茉莉亜さんと、長い間生きてきた魔術師(兼錬金術師兼学者)のおじいさんのお話。
この話だけ季節がハロウィンで、ファンタジー要素が強くなっています。
でも美しいですね…異国情緒を感じる港町にぴったりなお話です。
信
奇跡に限らず,おばけも悪魔も妖怪も。
信じてみるのも良いかもしれない。
わたしだけのかみさまを。
常識や当たり前のことなんて,もう知り尽くしているから。
目に見えないものを,誰にもわかりっこないものを,信じられる強さと陽気さを。
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いまさらの花咲家シリーズ第2巻。
猫の小雪視点のお話が気になって。桂が王子様なのはわかる。でも実際に助けてくれたお兄さんの存在がなかったことになってないか~(笑) 小雪、お兄さんのこともたまには思い出してあげて。
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花咲家シリーズ、第2弾。
前作よりも不思議感強い一冊。
大切な誰か、大切なものをを守りたい気持ちが一章ごとに温かく描かれる。
家族や友達は勿論、ひととは呼べないもの、時間的、空間的、次元的に遠いところに存在するものたちにも、そういう気持ちがある。
一章ごとに花咲家の誰かが中心になって描かれるのだが、前作で桂に助けられた猫の小雪も、メインの家族として登場するのが良い。
個人的に、「朝顔屋敷」がとても好き。
『プロローグ』
『魔法のコイン』
草太郎、月に二度の、勤務先の植物園の休園日。
カフェで、遠い昔の友人に思いをはせる。
『時の草原』
夏休み、桂、秋生、翼、リリカの4人は、自由研究として、絶滅した動物を探しに半月山に行くことになる。
地球の未来のために今できることを考えさせられる。
『死神少女』
雨にぬれた帰ったりら子は、珍しく熱を出す。
そして、懐かしい再会。
『金の瞳と王子様』
小雪にとって、桂は愛をのすべてをささげるべき存在。
猫は飼い主が幸せに暮らしてくれるよう、知られざる戦いを続けているのである。
『朝顔屋敷』
お盆の花屋は忙しい。
木太郎は配達の途中、昔馴染みの、青い朝顔が咲き誇る屋敷の前にさしかかる。
家の主の内藤さんに「冷たいものでも」と招かれる。
『エピローグ ~薔薇に朝露の光ありて』
カフェ千草の常連客、ステッキを持ち、知的で優しいまなざしの老紳士が、茉莉亜は好きだった。
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いつもこの作家さんの本を読むと日々のささくれた気持ちが癒されます。こんな狭い考えじゃだめだと思わせてくれるのと、こんなことが本当に起きたら楽しいだろうなと思える優しい本です。
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むせかえるような草いきれや人の灯す明かりの温かさを感じることができるのに、ものすごく死に近いのはなぜなんだろう
最後の最後に希望の輝きが見えるといい
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花咲家シリーズの2作目です。
1作目と比べて、ファンタジー色が強くなっており、
ハートフル・ファンタジー、ハートフル・ホラーの、
村山さんらしぃ作風であり、作品ではありましたが、
花咲家の人々と、植物との秘かな語らい、
そして、気付かれなぃほどの、小さな優しぃ奇跡が、
本シリーズの特徴であり、面白みであるとするなら、
ほんの少しばかりの、原点回帰も期待したぃかも…。
それでも、読み進める度に、じんわりと温かくなり、
最後にほろりとするお話は、村山さん、さすがです!
花咲家の人々、特に子供たちが、
回を重ねる毎に、少しずつ成長していく様子も、
家族小説として、次回作が待ち遠しくなる作品です。
本作品も、よかったですよ。
(1作目よりは、ちょっぴり甘めですかね…)
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花咲家シリーズ第2弾。ある一日の出来事を花咲家の人たち一人一人の視線で進んでいく連作短編集。
悲しく辛いこともありましたが、花咲家の人たちの優しさや植物たちの救いもあって、読後はとても穏やかでした。
花咲家の人たちはみなさん、植物への魔法が使えるからなのか、どこか神々しい雰囲気があるなあと読むたびに思います。とてもみなさん穏やかで優しいのだけれど、そのことがどこか人間離れしているように思えます。
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【収録作品】プロローグ/魔法のコイン/時の草原/死神少女/金の瞳と王子様/朝顔屋敷/エピローグ ~薔薇に朝露の光ありて
*気づかれずに人を守る人?たちの話。きれいごとには違いないけれども、こんなふうに優しい気持ちを持ちつづけることができたらとつい願ってしまう。
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お父さんの草太郎、末っ子の桂、次女のりら子、猫の小雪、祖父木太郎、長女茉莉亜。それぞれのある日の不思議な出来事たち。怖いことの奥にある哀しみも共に、優しい気持ちがふんわりと包んでいるようでホッとする。
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【あらすじ】
勤め先の植物園がお休みの朝、花咲家のお父さん草太郎は自らの少年時代を思い起こしていました。自分の耳には植物の声が聞こえる。その「秘密」を抱え周囲の「普通」の友人たちとは距離をおいてきた日々。なのにその不思議な転校生には心を開いた…。月夜に少女の姿の死神を見た次女のりら子、日本狼を夢見、探そうとする末っ子の桂、見事な琉球朝顔を咲かせる家を訪う祖父木太郎。家族それぞれの休日が永遠に心に芽吹く、シリーズ第二弾!!
【感想】
少し切なさの混じったお話があった。でも、心温まるお話もあって良かった。
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おおっと新刊でてたのねーっと早速買い。
今回はお父さんカバーでグリーン基調。
家族それぞれの不思議な体験のお話。
まあ、彼ら自身が不思議そのものだけれど・・・。
一巻で感じた文章の口調への違和感は今回は全くなく、
そーゆー作品なのだ、とゆー認識が自分の中で既になされている模様。
転校生は異世界の王子様、かあ。
いやあ、不思議は不思議でも、そこまでいくとは
おもってもみなかったので、いい意味での驚き。
つかの間の再会が素敵でした。
このお話がイチバン好きかな。
人形のおはなしはちとオソロシかったですが、
王子様を守る猫、かあ。そーいや前回も猫の話があったはず。やっぱ不思議なおはなしに猫はお似合いですなー。
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なんっっって優しい物語なんだ!
花咲家シリーズの2巻目
というコトですが、うちの近くに1作目が売ってなかったので、2作目のこの本から読み始めました。
全く違和感なく読み進める事が出来ました。
柔らかいガーゼで包まれたみたいな優しいお話たち。1作目も読みたいな。
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やっぱり村山先生のお話は心温まります!
でも時々ふいをつくようにどきっとしたりざわっとするような気持ちにもさせられます。
風早の街に行ってみたいなあ!
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待ち遠しかった、花咲家の2作目、『花咲家の休日』。
プロローグを読んだだけで、懐かしい風早の街に帰って来た、という、何とも嬉しい気持ちになります。
1話目は、草太郎さん視点の『魔法のコイン』。
その後、桂くん視点の『時の草原』、りら子視点の『死神少女』、猫の小雪視点の『金の瞳と王子様』、木太郎さん視点の『朝顔屋敷』と続き、エピローグは、茉莉亜視点。
最初のうちは、ほんわりと楽しく、暖かい気持ちで読めるのですが、私は、『金の瞳と王子様』辺りから、じわじわと涙腺が・・・。
村山早紀さんの、今まで読んだ、猫にまつわるお話の思い出も、一気に蘇ってきて、それらを重ね合わせたりして、小さな小雪の、健気で真剣な誓いに、涙が。
何があっても、桂くんは、きっと大丈夫。
『朝顔屋敷』は、まさか、そんなオチだったとは・・・。
涙がどんどん流れてしまいました。
そして、エピローグ。
学者の過去もだけれど、学者とガーゴイルの絆が・・・。
「契約」なんて、そういう形をとっただけなんですよね。
全然違うのですが、『うしおととら』の二人の関係を少し思い起こしました。
読み終えたばかりだけれど、今からもう、シリーズの3作目が楽しみで仕方ありません。
Posted by ブクログ
シリーズものなのです
前回の『花咲家の人々』はどうだったっけ?と
自分のブログ記事を検索してみたら、
面白いけど、きれいすぎるかなっとも思ってしまう
さらっとした、さわやかなお話でした
と…
今回も同じ感想かな
現代版おとぎ話のような感じでした