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Posted by ブクログ
アンドロイドに冷凍保存、戦争を越えた未来の世界。SFではありがちでもBLではあまり見ない世界。読み終わった後にはそんなSFの設定よりも、主人公たちの切ない想いが印象に強く残る作品でした。
恋人を事故で亡くし、後を追うようにビルから飛び降りた山田寅雄。植物状態になってしまった彼を両親は冷凍保存させた。
目が覚めた時、彼の目の前にあったのは、250年後の世界と恋人と似ているけれどちょっと不器用なアンドロイドだった。
一人ぼっちで目覚める寂しさ、完璧じゃないアンドロイドへ寄せる感情の変化。ゆったりと流れる、けれど密な時間。
主人公をとりまく環境は過酷だと思うけれど、周囲の人の温かさも感じて読後感がとても良かった。
最後の方に出てくるバダム博士とロボットのD-4QPがステキでした。この二人をまたどこかで見られるといいなぁ。
匿名
傑作 おすすめ
泣けて泣けてしょうがない。
主人公が言う通り、人ってこんななんですよね。
ヒカルの愛や健気さ、すべて愛おしい。
オゼでお幸せに。(私の願望)
泣きっぱなし…
とりあえず悲しい結末じゃなくてよかったです。最初から恋人との死別…その後も繰り返してしまって、涙止まらなかったです
元恋人と似つかない…からこそ、好きになれたんじゃないのかな…とも思ったり
ヒカルBくん、愛おしかったですが、その1%での確率でも生きて探すことを選んだことも素敵だった…
そして、登場してきたロボット、アンドロイドみんな可愛かった
切ない
切なすぎます🥲︎
始まり方からしても切ない
光も両親もその他の人々やアンドロイド達全員が優しくて、主人公も優しくて泣けます。
SFで凄い世界観ですが、あくまで世界観だけに留めてると感じました。
物語の主軸は寅と光(アンドロイド)です。
終わり方も優しくて、最後のボーナストラックは嬉しかったです。
年代が変わる事に人間とアンドロイドの関係性が変わってるのが細かいなって思いました。
この世界の他の話も見てみたくなりました
Posted by ブクログ
「オレがお前に好きだっていうと お前がすごく可愛い顔するから好きだっていうたび好きになる…」
なんてすてきな愛の言葉なんだろう
初読時に覚えた違和感は二度目に読んだときも拭いきれなかったけど、純粋な愛のやり取りを見ていたらそんなことどうでもよくなった。
虎雄と光、虎雄とヒカル
あぁ~、なんていうか……言葉にし難いなあ。
なんて言ったらいいんだろ……
“人間”と“アンドロイド”で括りたくない。
愛が溢れてる。愛しかない。500年の究極の愛の物語。
ヒカルが「好きだよ」って言うのは、光がそう言ってたからプログラミングされたものかも知れないけど、光がそうだったように(↑上のセリフ)、ヒカル自身ももしかしたら、プログラミングどうこういうものを超えて虎雄に対して“好き”っていう感情を持っていたのかなあー、持っていてほしいなあなんて期待してしまう。D-4QPのように“学習”でもいいから“好き”っていう感情が芽生えていたらいいな……それゆえの、あのエンディングだったらうれしいです
あーダメだ。もっと思ってることあるのに脳みその中まとめられない 笑
(余談 : 読んでるときにランダム再生してたプレーヤーから夜に駆ける、逆夢、ベテルギウス、Subtitle、カメレオンが奇跡的に流れてきて、この500年の営みの世界観に合うなあって思った。)
匿名
いきなり壮大なスケールの話なのでビックリ!
死んだ恋人そっくりのアンドロイドと、自殺した後助かるまでにどれだけの年月経ってるんだか...って、まるで映画にありそうなストーリーです。
続きが気になります。幸せであってほしい。
Posted by ブクログ
あーあーあーよかった…
口コミがいいから買っていたけれど、
やっぱりよかった…
淡々と進む物語とさっぱりとした絵柄が設定にあっている。
無心で読んでみてほしい。
寅雄は二度も大切な人を失って…
二度も大切な人に命を捧げられる優しい人なのに…
Posted by ブクログ
有機物と無機物の恋。
漫画だけど、行間の美しさがある…よな~。優しいのに悲しい、可愛いのに切ない、癒されるより慰められる感覚。名作。
Posted by ブクログ
『今度のアンドロイドはもっと…とらさんの恋人に似てる…』
光が、オレの全てだった――。
亡くした恋人の後を追ってマンションから飛び降りた山田虎雄。
自殺したつもりだったのに、冷凍保存のすえ目を覚ましたのは250年後の未来。
そして傍にいたのは亡くした恋人に似せて作られた、中身3割減の残念なアンドロイド。
500年の時を経て、『2人』が辿り着いた答え。
いじっぱりな青年の不器用なアンドロイドの切なくて一途な恋です。
愛するもののために希望を捨てずに行動し続ける主人公のタフさがすごい。でもそれが人間なのかな、と思えた。ハッピーエンドですのでご安心を。
結末
結末がハッピーなのかバッドなのかよく分からなくて読み返しましたが、バッドかなと思いました。
とらおが倒れた場所が砂漠で、尾瀬とは全然関係ない場所に最後いたこと、
ヒカルBが「オゼ」とカタカナ表記の場にいること(そしてその場所でとらおを見つけたこと)、
「オゼ」でのとらおの服がヒカルBと一緒にいた頃のボーダーなこと
等々からの推察。
でもそれぞれの死後にでも再会できたならそれもまたハッピーなのかも。
500年の長さ
あまり感じられないかな。実際にはそれだけの時間が流れているし、色んなものが進化あるいは滅びているのでしょうが寅雄くんが覚醒している時間=読者の時間なので実感が···。
これも作者さんの意図したことだとしたらすごい。
ちなみにわたしのイメージ曲はポルノグラフィティの「アゲハ蝶」でした。
後半はもちろん作品全体のどこか悲しい雰囲気が。
定期的に読み返したい
すごくよかった。すごくやさしい。
誰かの代わりを自覚しながら誰かの代わりをするなんて本当に切ない。
でもそうするために造られたんだからしょうがない。
わけない。しょうがなくない。
すてきな物語の終わりで本当によかった。
感想
切ない・・・の、繰り返しです。大切な人達との避けられない別れが積み重なって行くのですが、最後には(私的には )救われました。エロ無しですが、最初から最後まで話に浸ることができる内容で、とても満足です。
Posted by ブクログ
ほっとする感じ、切ない感じ、可愛い感じ、愛おしい感じ、の
全てが詰まっていた作品。
さらっと描かれた表情の1つにハッとさせられたり。
オススメされて読んだ作品だったのだけれど、すすめてくれた皆様に感謝です。
Posted by ブクログ
2人が引き裂かれる度に「なぜここまで!」と思いつつ萌えた。
こういう切ない設定が好きなもんだから仕方がない。
というか設定がかなり好きなのでそこだけでかなりポイントが高かった。
星の王子様のような世界観もいいなー。
話全体の雰囲気に浸る作品じゃないかと思う。
すごく悲しいわけでもないし、
すごく幸せな気分になるわけでもない。
読んでいて感情のふり幅が大きく振れないんだけど、
でもじわーと切なくなる感じがあって、そこがよかった。
Posted by ブクログ
地元書店で購入。
表紙が綺麗だったのとタイトルが素敵だったのと、コールドスリープとアンドロイドネタにとっても弱いので買ってみました。
ヒカルのキャラクターは素敵でしたし、膨大な時間が(主人公にとっては)一瞬で過ぎてしまう残酷さは良かったのですが全体的に薄味好みの私にも少しあっさりしすぎの感もあり、入り込むには至りませんでした。
同じような長さでもほしのこえはかなりグッときたのですが…(比べる作品では無いと知りつつ…)。悪くは無いけどちょっと惜しい印象でした。
Posted by ブクログ
やばい!のか・・・?
アンドロイドものに対する感受性が低い自覚はあるのだけれども、「やばい!」と言われるほどの完成度なのかは、私はわからなかった。
未来ものだから?未来に対するとまどいがほとんどなくて、『現実感』がないから?
寅雄タイプの人間(私が)だから、移入できそうなものなのに、なんかつるつるっとしっかりつかめない話だったな。「死にたがりとひばり」の方があとだから、そっちの方がいいって思ってるせいもあるかもしれない。(あとの方が表現がうまいとかはよくあることですよね)
というか、250年の設定なのはなぜ?
250年×2っていう重さがないのかも。