【感想・ネタバレ】ビジネスマンに贈る 生きる「論語」のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月22日

 「論語」は中国の古代思想家、孔子が書いた書である。昨今も、とかく欧米思想がビジネス書として売り上げランキング上位に入るのだが、敢えて私は中国の思想家「孔子」著の「論語」を読んでみた。
 で、本書の他に論語の原文を全文と和訳と注釈を掲載している本(論語新釈/宇野哲人著/講談社学術文庫)を私は所有して...続きを読むいるのだが、この全文掲載の本のほうにも私はまたチャレンジしてみたい。
 『ビジネスマンに贈る生きる「論語」』は、論語初心者向けである。一般的には軽視されがちな中国思想だが、「論語」を読むことは、現代のビジネスマンにも学生にも老年者にもその頭脳・心・行動に大きく効能を発揮するものであると思われる。
 

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Posted by ブクログ 2017年02月10日

・孔子は思いやりと言行一致をリーダーの要諦とした。すなわちリーダーとは、常に他人に心配りしながら人間として基本的な正しい考え方を持ち、それとぶれない行動をすること。

・昨日は過ぎ去った。明日はまだ来ていない。私たちにあるのは今日だけ。では始めよう。byマザーテレサ

・子曰く、君子は能なきことを病...続きを読むう。人の己を知らざるを病えず。優れた人は少し地位が高くなってももっと磨くにはどうするかという志の高いがあり、また自分の至らなさを自覚する謙虚さがある。

・人は自分を40%のインフレで見て、他人を40%のデフレで見る by 堀田力

・ビジネスをしているとき、その人の力強さや説得力を感じるのは、決して豊富な知識や巧みな話しぶりからではない。その人が自分の欲を超えた高い志を持ち、どういうことが人さまにとって幸せなことか、あるいは正しいことかを認識して行動しているときである。

・異質な人との交わりが組織を強くする。異質な人や異質な考え方を理解して受け入れ、仕事に活かしていくことで組織が活性化し、よい結果につながっていくもの、これがダイバーシティ経営。

・ノブリスオブリージュとは、高い地位にあるエリートは世のため人のために尽くす義務を負う、そのリーダーに対する報酬は、お金や地位ではなく、周囲の人たちからの賞賛と尊敬である。

・人生に大切な日が2つある。自分が生まれた日と、自分がこの世に生まれてきた理由を見つけた日だ。(byジョン・C・マクスウェル) 自分がこの世に生まれてきた理由を見つけることは、自分が果たすべき使命を知ることだ。人は教育を受け、さまざまか経験をしていく中で、自分のなすべき仕事やなすべき学問や研究を探り当てる。それを知ったならそれを全力で実行せよ。物事の本質を知ることに意味があるのではなく、知ったことを行動に落とし込むことが大事である。

・リーダーには年代に応じて戒めるべき点が3点ある。若き日は性欲、壮年は権力欲、年をとってからは名誉欲だ。年少、壮年はまだ人格が完成していないので仕方ないにせよ、問題は年老いたとき。老いてからの生き方は、その人の人生における思想と行動の総決算。定年退職するような歳になっても金銭にこだわり細かいことを言う人はさびしい人であり、人から認められたい、できれば勲章をもらいたいと思うのは、いつまでも権力を使っていつまでも会社に留まろうとしている悲しい人だ。

・良きリーダーは部下の美点を褒め伸ばして使い、欠点をあげつらったりしない。組織は様々な人で構成されていてそれぞれ得手不得手がある。仕事の配分を上手にすることが組織を管理する者の知恵である。

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Posted by ブクログ 2015年02月08日

筆者の社会経験と照らし合わせて論語を読み解いている。経営者で論語を指南の書としている方が多いが、読み解き方でそれぞれ解釈が違うのだろう。

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