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Posted by ブクログ
知財戦略について書かれている本の中ではピカイチ。結論だけ挙げれば、知財戦略と事業戦略、技術戦略の三位一体が重要だと述べているにすぎないのだが、これは各社各様であり、いかに難しいかは体験した人でなければ分からない。個人的には、トップダウンがベストだと感じているが、この本は、実際に会社の戦略に直接携わることのできる方、特に事業部長クラスの方が読んで十分納得のできる簡単な事例で戦略が語られている。ぜひ、知財の重要性について悟り、事業部全体に号令をかけてほしい。
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題名に惹かれて読んでみた。自分の知財戦略が、曖昧だと感じていたからだと思う。その曖昧だったと思う部分を、明確に表現してあり、自信がついた。特許戦略だけでなく、曖昧な部分を『書いて表現する』ことの重要性を認識でき、非常に勉強になった。特許戦略は企業の利益を最大化するもの。という当たり前のように使われる言葉をバラシて教えてもらった。最近の自己啓発本やビジネス本は、読んですぐに行動に反映できる本は少ないが、本著は今日からの自分の知財活動に影響を与える本だった。
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企業にとって、特許戦略が事業化に大変重要であると
具体的に、かつ解りやすく解説されている。
納得の一冊であった。
特に、他社の技術分析と、特許による他社の
参入を阻止するという具体的なイメージを
持つことの重要を再認識させられた。
今後の特許出願に大いに役立てたい。
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・知財の目的は「事業利益の最大化」
・日本企業には「特許戦略」がない
-事業部,研究,知的財産の三位一体で目的,他社状況,自社の強みを明確にする.話し合うことで正しい戦略の方向性が立てられる
・いい特許=請求範囲の広い特許 ではない.
狭くとも排他力の強い特許が良い特許.
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今は電機会社出身者の多い会社に在籍しているが、この本に書かれているような特許の排他力はあまり意識されていないと思う。
私自身は、深く共感する。
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入社後6年目ごろに読んだ本。
特急は自分たちの月はいかに守るかと言う観点ではなく事業をいかに守る下、言い換えると、他者の技術はどうやって完成するかといったことを繰り返し述べている本。
それが凝縮されているのは、あとがきのところにもあるように、蕎麦屋さんを開いた店主が、ライバルのそばだけを消すのではなく、同じ麺料理、ラーメンやパスタも牽制したい、こういった表現に集約されていると思う。
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発売当初から存在を知ってはいましたが、タイトルがあまりにも狙いすぎなので購入していませんでした。機会があり読んで見たところ、家電・電機・精密系には耳の痛い話ばかりです。当たり前のことを実践するのが如何に難しいかを痛感します。ただ戦略と名の付いた組織やスローガンがどこの会社でも怪しそうだということが判り、やや安心です。
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発明の本質 とは言うのはいたって簡単だがこれほど難しいものは他に無し。
企業内知財部として、ぎゅーっと詰め込まれた開発日程のなかで本書にかかれたことをどう実践するか。
自社開発品のスペックや方式ありきの発明把握から抜け出す策、純粋なるメカ発明ならまだしも数値発明となれば悩み抜いてもちっとも思い浮かばず。
結局は三位一体とか大きなところからやってかないと駄目なんだろうか。
こんなこと考える指針としては最適の一冊。
Posted by ブクログ
事業部、研究所、知財部署の三位一体の知財戦略とはどういうものか。事業の形によって最適解は変わるはずだけど、押さえるべき基本が何かを考えさせてくれる内容でした。事業開発を担当している私にとっては二重丸の本でした。
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知財戦略というものがどいういうものであるか知ったり、自分の発明がどの様な位置づけなのかを意識して行動したりするためにも、おすすめの一冊。ちょっと一般社員が読むにはちょっと上層からかなと思うところもあるが、それはテーマ上仕方ないか。
どっちかと言うと、知財部員よりも技術者が読むと面白いかもしれない。知財部員にとっては、「三位一体の知財戦略」を実現するための明細書の書き方や請求項の立て方に関心が行くかもしれないが、そこはノータッチ。
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「なんとなく大事な気がする」特許に関して、なぜ特許をとる必要があるのか、どう活用するのか、という内容を企業の知財部の経験から書いている本。
化学メーカ出身だけあって、そっちの内容に若干偏っている感は否めないが、おそらく業界問わず参考にはなるのでは。
ただ、繰り返しの内容が多くて、本の厚さと比較して内容が少し薄いと感じた。
Posted by ブクログ
特許戦略の目的は事業利益の最大化であって、特許権の本質は排他性、特許活用の意義は他社排他であることを化学分野の具体事例を持って教えてくれる。基本的な内容であるが、一読に値すると考える。