【感想・ネタバレ】想い出にならないのレビュー

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Posted by ブクログ

この作品は、出だしから、ほのぼのとした雰囲気で始まる高校生の恋愛模様を描いています。
会話も方言が使われていて、非常に日常生活に近い雰囲気をかもし出しています。
一平に関わる舞、安寿子との関係を友人たちから思惑の目線で見られることや、舞、安寿子、ますみの3人の女の子の友情と愛情の関係。

いかにも高校生に見られる異性と同性に対する友情と愛情の心の動きが描かれている。
不安定でありながら、それでも、少しばかり大人ぶるところもあったりと
誰もが味わったことのある、せつなく、そして優しく温かい気持ちを
懐かしく感じると思います。

登場人物は、非常に個性豊かだけれど、ストーリーはいたって単調です。
これが、余計に、高校生の気持ちの揺れと、
高校生のときにしか味わえない青春という時間を協調しているのかもしれないと思いました。

電車の中や、時間つぶしに、ぜひ「堀田あけみ」さんの作品を。
彼女の作品は、いつも、彼女しか表せない時間を表現していると思いました。

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2009年10月04日

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