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楳図かずお氏は天才だ
子供のころ、女子が持っていた少女フレンドを借りてへび少女を断片読みしていた。
最近、ふとサイトで見かけたので改めて通し読みに挑戦。
ストーリーはぶっ飛んでいてテキスト(吹き出し)も破綻気味。
しかしそれらの突っ込みどころを差し引いても余りある気迫にぐいぐい引きこまれてしまった。
構図の作り方や少女たちのびっくり顔に釘付けにもなった。
やっぱり彼は天才だと再確認。
それにしてもこの絵が少女漫画雑誌に連載されていたことを思うと
あの時代の大らかさが愛おしく思える。
少女漫画らしい可愛いキャラたちもなんだか懐かしい。
登場人物たちのセリフがお嬢様言葉なのは御愛嬌だな。
少女ブレンド掲載とあったので、古い作品でしたが、風情があり、当時の楳図ワールド全開のようで力作でした。昭和の田舎の光景や生活感もただよっていて、雰囲気あります。
へび女にしても、猫少女にしても、結局は人間に虐げられたことが原因で怨霊と化してゆく悲しみが伝わってきます。
キラキラした少女達の瞳もなんだか懐かしい画風でした。
作品の年代が逆に収められているためですが、カエルを食べたがるへび女から始まって、最後の作でまたカエルを欲しがるへび女で終わっているのはなかなかスリリングで効果的。
へび女
このマンがはもう45年前に発行した懐かしいマンが本ですね。久しぶりにへび女というマンガが見つかったので早速電子書籍でこれを買ってすぐに読みました。懐かしい楳図かずお先生のマンがが大ファンでした。
Posted by ブクログ
3つの話が収録されています。
ヘビ女が復讐に来る様、ヘビ女によってヘビにされてしまう、
そして、どんどんおいつめられていく・・・
読んでいる者をどんどん作品にひきつけていくような
とてもおもしろストーリーになっています 。
Posted by ブクログ
正直に言うが、読んだ日は寝付けなかった。まぁ単に僕がヘタレという説もあるが、何十年もホラーをやって来た作者の才気が溢れる時代の代表作なので、絵からエネルギーというかオーラのようなものが放射されていて物凄い強烈なインパクトを受け、脳裏に絵柄が焼き付けられるのだ。目をつぶってもあの絵柄が浮かんできてしまうわけで。ただ、その怖さの“質”はなかなか良いような。純粋に怖い、周囲への感覚が鋭敏になる、という昨今では得がたいものだ。生理的に気持ちが悪いだとか絵的にグロテスクだとか遣り切れない悲しみとかいう直線的なものではなく、周囲の空気の変化によって追い詰められていく主人公という“じわじわと”忍び寄る恐怖、そして追い詰める相手の悲哀・・・つまり恐怖の対象にも感情移入できるようにしてあるため、単なるホラーにはなっていない。
Posted by ブクログ
「くちが耳まで裂けるとき」私のいえはとてもまずしく私はもらわれていくことになりました。←うーん、時代を感じる〜。
「へびおばさん」冬子さんが可愛い。おやつに手うちうどんが出てくるところは突っ込んでよいのかしら。