【感想・ネタバレ】サンディエゴの十二時間のレビュー

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Posted by ブクログ

その後のクライトンの片鱗が見える中編。心理戦がメインだが、せっかlくの思想犯狂人設定のヴィランの背景はもっと描写すべきで、深さやクールさが足らなくもったいない。国務省内部やペンタゴンとの確執。せっかく癖のあるニクソンの時代背景なのだから、いくらでも自由自在に話を広げられたはずだ。その後のクライトンのレギュラーフォーマットであるところの上下二巻800ページ規模くらいにはなったろうに。アイデアの無駄遣いの感はある。

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2019年06月26日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
サンディエゴ、八月。共和党の全国大会が開かれるその地で、大統領の来訪に合わせて、狂信的極右主義者の大富豪が、恐るべき計画を実行しようとしていた。決行の時が刻々と迫る中、米国務省の情報調査部員グレーブズは、想像を絶する計画の全貌を知るが…。二重三重に仕組まれた大規模な殺戮計画を、彼は阻止できるのか?悪魔的な狡猾さを備えた男とグレーブズの白熱の頭脳戦を描く、戦慄のタイムリミット・スリラー。

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2014年09月28日

Posted by ブクログ

シンプル&スピード

 原題は BINARY。「おたがいに作用しあう二つの異なった要素からなるシステム」のこと。作中では二重化の意味にとらえればいいだろう。つまり、どんでん返しがあるということ。

 さすがにコーマの映画監督までしたクライトン。本作はジョン・ラングの名前で発表された初期作品だが、SF色はないもののシンプルさとスピード感は天下一品。

 素材が現代の話だからか、尻切れトンボの感じはほとんどない。毒ガステロの犯人とそれを追うGメンの心理戦が筋のメインになる。犯人は先に死んでしまうが、相手のとの戦いを趣味とするGメンが事件を解決する。いやぁ、楽しい作品だった。

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2011年09月16日

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