【感想・ネタバレ】もぐささん 10のレビュー

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Posted by ブクログ

こんだけ、漫画読みである私の二番目の胃を満たしてくれたのだから、一切の反論は受け付けず、殿堂入りである
食事×青春+ラブコメのバランスが非常に好かった、一貫して
小口が男として、着実に成長し、器をデカくしていき、百草さんとの友情を深め、そして、ついに両想いになっていく過程は見守っていて、常に温かい気持ちにさせてもらっていた
こんだけ、食べっぷりのイイ女の子に惚れたら、そりゃ、見守る力が上がって当然だわ
そんな小口に惚れた百草さん、美味しい物を見極める目だけじゃなく、イイ男の良さを見抜く洞察力も持ち合わせていたか
小口と百草さんの友情と恋愛の間を行ったり来たりの日常が、この『もぐささん』のメインな訳だが、それを強く彩っているのが、百草さんの食べ技の数々だろう。彼女のスキルは、最早、ケンシロウの「無想転生」やDIO様の「世界(ザ・ワールド)」、孫悟空のカメハメ波レベルで現実的に有り得ず、再現がどうしたって不可能だ。それこそ、柳田理科雄先生の研究テーマに選ばれても不思議じゃない
そんな絶妙な技に、身近な友人の中だけでは小口だけが気付き、それを受け入れ、また、さりげなくフォローを出来るってトコが、これまた、キュンと来るのだ
加えて、大竹先生の、食べ物の表現。これが実に食欲を刺激してくれる
「じゅい~~~」を筆頭にした百草さんのリアクションも相まって、ホント、美味しそうに見えるのだ
小口と百草さんを取り巻く、友人らも個性的で、同時に、彼らにも主役の二人に負けない青春ドラマが用意されているので、『もぐささん』の読み応えは増している
最終回を迎えた時は、ホント、ショックだったが、第一部・完なのが救いだった。そして、ついに、この(10)の帯で、第二部の連載開始の告知を見る事が出来た瞬間、私は書店でガッツポーズを決めてしまった。今現在、私の中でYJを読む理由の大半を占めているのは、柴田ヨクサル/蒼木雅彦の『プリマックス』なのだが、『もぐささん』(第二部)が開始したら、とてつもない勢いで、一位の獲り合いをしそうだ。それでこそ、YJを読む甲斐があるってもんだ
この会話を選んだのは、正に『もぐささん』の魅力を最大に表してくれているから。これぞ、青春真っ只中、健全な高校生の恋模様だ。第二部では、この二人が、どれだけ、イチャイチャしてくれるのか、楽しみでしょうがない

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2016年05月30日

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