【感想・ネタバレ】松谷警部と目黒の雨のレビュー

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購入済み

三作で終わらないで、と祈る。

これはなかなかおもしろい!後二作しかシリーズはないみたいだから、大事に読もう。

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2015年07月15日

Posted by ブクログ

すごくスマートで文章力構成力全体的にレベル高いな~と思って読み進めていたら・・東大の先生!!?やっぱり・・。小説ってほんとすぐわかるなあ。
本格派!かっちり創られていてキャラクターも好感がもてる人ばかり。ぜひぜひ次回作をお願いします。

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2014年02月22日

Posted by ブクログ

 これ、オーソドックスで、ある意味「華の無い」直球の謎解きだけど、謎解きや関係者の証言といった長い説明を読むのが苦にならない、というのが素敵。登場人物のキャラ付けや会話の取り回しの工夫なんだろうけど、うまいなあ。
 それと、「まずは動機は脇に置いといて」で進むけど、最後にちゃんと動機が物語に絡み付いてきて、しかもそのための「伏線」が作中にちりばめられているので、最後にちゃんと腑に落ちる。
 派手ではないけど、実にいい仕事、ですね。

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2013年12月08日

Posted by ブクログ

10月-10。3.0点。
松谷警部シリーズ、第一弾。
OLが部屋で殺害される。容疑者はみんな、大学のアメフトサークルの面々。しかもOBたちがこの5年に3人死亡していることがわかり。。。

犯人当ての王道ミステリ。小気味の良い文章で読みやすい。短めなのも良いかな。

キャラクタの違いが小さく、最後まで登場人物一覧を見ながらだった。次作に期待。

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2021年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は3.

内容(BOOKデーターベース)
陰ではマッタリさんと呼ばれ捜査中に俳句をひねるとの噂もある松谷警部は、目黒の殺害現場で所轄の白石巡査と合流。被害者の友人から聴取を始めたところ、過去の変死事件が浮かんできた。事件は予想外の広がりを見せるも、関係者に犯行の機会や動機は見当たらない。白石巡査の推理に期待し、松谷警部は助勢に徹するが…。犯人当ての妙味に富んだ本格ミステリ、文庫書き下ろし。

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2017年12月08日

Posted by ブクログ

本格ミステリベスト10でみつけて気になり購入。
犯人探しの部分はなかなかだが、登場人物や雰囲気は良くも悪くも地味なかんじ。
犯行動機なども個人的にはあまりしっくりこなかった。
これは好みがわかれるところかな。

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2016年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品には,トリッキーな叙述トリックや,突拍子もない設定などは存在しない。殺人事件があり,それを警察が捜査するという非常にシンプルな構成の作品である。
捜査をするのは松谷警部と白石巡査などの警察官たち。そのうち,所轄の白石巡査は,美人というわけではないが,少年のような顔立ちで,目に力があり,元気な運動選手に見えると描写されている。平石貴樹の過去の名作で探偵役として活躍した更科ニッキを思わせ描写であり,非常に魅力的なキャラクターとして描かれている。
中野区の中野と八王子の中野を勘違いしたというトリックや,自殺に見せかけて保険金を得ようとした人物が,協力者に殺害されるというトリックなど,トリックそのものはそれほど秀逸なものではない。しかし,文章が読みやすく,キャラクターが魅力的なので,十分楽しむことができた。小粒ながら良作。★3で。

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2015年09月06日

Posted by ブクログ

ロジカルなミステリ。
女性の他殺死体が自宅にて発見される。捜査するとその女性が関わるアメフト部で過去にも2人の死人が出ていた。過去の事件も再度調査することになるが。
謎解きは非常にロジカル。その分、キャラクターは弱い気がする。特に容疑者たちは特徴が弱く区別が付きにくかった。

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2014年02月28日

Posted by ブクログ

現在の事件を放っておいて過去の事件ばかり調査するスタンスは違和感がありましたが、過去の事件を伝って伏線を拾い、ロジカルに犯人を特定していく展開が秀逸で読み応えがありました。
登場人物は、一人の女性を数人の男が取り巻く設定でしたが、男たちが信奉するほどの魅力が伝わらずもどかしさを感じました。
また、白石以愛巡査は良いキャラクターでしたが、主人公の松谷警部は「浦霞好き」しか印象に残らず、イマイチ掴めませんでした。

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2014年12月11日

Posted by ブクログ

「動機は脇に置いといて」地道に捜査するロジック冴えわたる本格ミステリ。

目黒本町での殺人事件から人間関係を洗ううちに、過去に起きた2つの事件へとつながります。
手がかりひとつひとつは言われてみればなるほど~なんですが、それが分からないからおもしろい。
登場人物や情報量が多くて、現在と過去のアリバイ確認などは混乱しました。
携帯電話やパソコンが普及しはじめたこの時代というのも考えられています。

「動機は脇に置いていて」のロジカルな推理は楽しいですが、決して動機がないがしろにされているわけではありません。
むしろ、最後にガツンと苦々しい真相が待っていました。

この著者は他の作品でもそうなんですが、ユーモアを交えつつも淡々とした推理進行や主要キャラクターの中に、突然毒が混じったりします。
アメフト部の歪な人間関係、ばかばかしくも狂気じみた動機など嫌な感じです。
目黒本町で起きた小西のぞみの事件から端を発しているわけですが、大学時代のメンバーが強烈な個性で、被害者である彼女の存在感が薄いのがまた悲しい。

タイトルとアメフト用語がかっこいいです。

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2014年01月09日

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