【感想・ネタバレ】数学文章作法 基礎編のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

具体的な例が多くすぐに読める.

第1章 読者:読者の知識・意欲・目的をよく考える
第2章 基本:形式(構造,語句など)を意識,文を短く
第3章 順序と階層:ここまで読んで読者は何を知っているか(順序),期待通りの場所に書く(階層)
第4章 数式と命題:(第3章までを踏まえて)数式を使った文章の悪い例と正しい例,数式を無くしても文章の構造は正しくなるように
第5章 例:数式の適切な例の作り方
第6章 問いと答え:問いかけに明確に答える
第7章 目次と索引:目次は良い見出しの集まりを作る(形式,順序と階層)
第8章 たったひとつの伝えたいこと:まとめ

0
2021年08月06日

Posted by ブクログ

文章を書くたびに読み直したい本。
形式や、例題、箇条書きなどを見直す時の観点で、迷うことがなくなりそう。

0
2021年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

某ラジオのプレゼントに当選し、読みました。

「数学」文章作法を謳っており、内容や例には数式が多く出てきますが、述べられているポイントは数学以外の文章にも参考になります。
特に、プレゼンテーションのような説明文書には親和性が高く、役立てやすかったです。

普段無意識に使ってた内容もありますが、こうやって参照しやすい形にまとまっているとありがたいです。
なかでも、パラレリズム(内容的に対比させるものは、形式的にも対比させる)は改めて意識してやってみると、より綺麗にまとめられますね。便利!

0
2015年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の主張する「読者のことを考える」という言葉に全てが集約される。
そして、この本自体が「数学文章作法」のテクニックが詰まった書籍であることで、
二重に得るものがある。

細かなテクニックは、都度確認できるように手の届くところにおいておきたい一冊。

私はプログラマなのだが、「読者のことを考えた」文章は、
読みやすいプログラムを書くための手法と似たものが多く

読み手のことを考えた上での手法

という意味で通じるところが多いのかな、と感じた。
著者自信もプログラムを扱うことも関係しているのかもしれない。

0
2015年04月06日

Posted by ブクログ

タイトルに数学と付いているが、それ以外の文章にも通じる良い話だった。

読者のことを考えることが本書の一貫した主張である。読み進めるうちに、「自分の言葉で書く」ことと矛盾しないという気づきも得られた。
「読者のことを考える」ことと「自分の言葉で書く」ことは独立しており、この二つは天秤にかけるものではないと反省させられた。

0
2014年12月07日

Posted by ブクログ

《読者のことを考える》という原則。非常に明解な文章でした。索引の一番最後が「わかりましたか」という語句になっているのは著者の遊び心でしょうね。

0
2014年07月02日

Posted by ブクログ

書いていることは当たり前。ただ、その当たり前な事を書くために忘れがち、手を抜きがちな所を改めて思い知らされる本。やっぱり結城先生の本は読みやすい。薄い文庫だけど辛い人には最後の8章を読むだけでもよいかも。

0
2014年01月14日

Posted by ブクログ

題名に「数学」とついているが、どんな文章を書く際にも常に意識しておきたいエッセンスがたくさん含まれている。ぜひ常に手元に置いておきたい一冊。

0
2013年12月22日

Posted by ブクログ

プログラミングの入門書を多数執筆されている著者による,数学の文章を書くときに気をつけることをまとめた本.
著者のいいたいことはただひとつ

「読者のことを考える」

これは数学に限らずHPでも説明書でもパワーポイントでも,ほとんどすべての書き事にとってもっとも大切なことだと,改めて思いました.

度を揃える/語尾を揃える/語句を統一する/二重否定を避ける/順序,階層は一方通行に/メタ情報与える/適切な例示を/問いと答えの呼応
などなど

正に「神は細部に宿る」という丁寧さです.

著者の本,『数学ガール』にもでてくる次の言葉も大変によいなと感じ入るところです.

「例示は理解の試金石」


一部の小説などのように,文章そのものが目的なものもありますが
ほとんどの文章とは「誰かに何かを伝える」ために書かれているはずです.
「読者のことを考える」の原則は文章をかく上で常に最も大切な原則となるはずです.


数学に関係なくすべてのひとにオススメです.

0
2013年06月23日

Posted by ブクログ

「読者のことを考える」とは、よく言われるが、どのように考えればよいのかが具体的に書かれている。
変数の説明や数式混じりの文章の書き方について、細かに丁寧に述べられている。『理科系の作文技術』は定番だが、「数学的な文章の書き方」にまでは踏み入っていなかったはず。合わせて読むのが良いと思う。

理系なら少なからず数式を書く機会がある。
広く読まれるべき。

論文を書くときには、手元に置いて推敲したい。

0
2013年06月02日

Posted by ブクログ

テクニカルライティングに必要とされることが網羅され、しかも簡潔にして、読みやすい。例はタイトル通り数学の問題が多いのだが、下手な例文より、よっぽどわかりやすいです。
テクニカルライティングの本は読んでて面白いものは殆ど無いのですが、これはテクニカルライティングの本として、テクニカルライティングに興味の無い人に勧められるレベル。
斎藤美奈子の『文章読本さんへ』とあわせて読むと、またいいかも。

0
2013年05月16日

Posted by ブクログ

数学文章とあるが、論文にも適用できる文章術。内容自身も簡潔に書かれており、文章の良い例悪い例と比較して、大変わかりやすく書かれていた。卒論生などには特にお勧め。

0
2013年05月14日

Posted by ブクログ

『Software Design』5月号の特集、お勧め書籍で『理科系の作文技術』が二回紹介されていたが、この本も併せて読むべき

0
2013年05月06日

Posted by ブクログ

人に何かを伝える文章を書くときに必要なことが、シンプルにまとめられている。数学に限らず、ぜひともお勧め。

0
2013年04月17日

Posted by ブクログ

本書はわかりやすい文章書く方法がかいてあります。特に数式を含んでいる場合に視点が置かれています。
けれども、文章書く人々に役に立つと思います。それだけでなく、誰かに伝えたいことがある人に読んで欲しい一冊です。

本書は一貫して、「読者のことを考える」ことを伝えています。どんなときでも読者のことを考えます。
* 読者のことを考えて、言葉を選びます。
* 読者のことを考えて、順序立てします。
* 読者のことを考えて、例を作ります。
* 読者のことを考えて、問いかけをします。
迷ったときは読者のことを考えることが道標です。

本書からは本当に読者のことを考えていることがたくさん伝わってきます。
相手のことを考えてるのは数学文章をかくときだけでしょうか。違います。

いつだってなんだって相手に伝えたいことがあるときは、相手の立場で考えなければなりません。

もちろん文章を書き慣れていない方は書くことから気楽に始めていきましょう。書かないとなにも伝えられません。そこから一歩踏み出したくなったら本書に会いにいきましょう。

0
2013年04月16日

Posted by ブクログ

読者のことを考える
・読者の知識
・読者の意欲
・読者の目的

接続詞・副詞・指示語はひらがなで

とき・こと・ものもひらがなで

列挙の順序を入れ替えてOK→ナカグロ「・」
列挙の順序の入れ替えNG→カンマ「、」

良い例は良い理解から生まれる。もしも良い例が作れないなら、自分の理解を疑え

0
2018年05月22日

Posted by ブクログ

数式交じりの文章の書き方について論じた本です。
この手の本を書くのは、大変だと思います。
読者がこの本を読んで、分かりにくいと思ったら、それだけで説得力ゼロになってしまいますから・・・。

結論。
エンジニアは、是非読んで欲しいです!
読んでみて、少しでも分かりにくければ、実践しなければ良いだけです
分かりやすいと思えば、実践しませんか。(^^)

★4つです。

----------------------------

(参考:評価基準)
★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)
★★:暇な時間で読めば良い(20%)
★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%)

0
2015年01月25日

Posted by ブクログ

数学・物理で日本語の文章を書きたい方必携の書.数学的内容を含む文章をどう書くべきかについて,機械的にできる部分,そうでない部分どちらも詳しく書かれている.例を挙げるならナカグロ(・)とカンマ(,)の使い分けでは,

順番が関係ある場合→コンマ
例 「信号は青,黄,赤の順に点灯します.」

順番が関係ない場合→ナカグロ
例 「信号の色は青・黄・赤があります.」
(青・赤・黄などと書いてもよい)

など,状況に応じて機械的に使い分けられる,業界等の標準のルールがたくさん書いてあり,本当に重宝します.

著者は「読者のことを考える」ということ一つを大切にすれば,
本質的にすべてうまくいくと考えており,なるほどなぁと思いました.

なお,私自身はまだ,この技術を会得してはいないので,
このレビューはいろいろ文章的に問題あるかもしれませんが,悪しからず(;^ω^)

0
2015年01月04日

Posted by ブクログ

海保 他『ユーザ・読み手の心をつかむ マニュアルの書き方』を思い出す内容でした。(認知心理学の文書作成への応用?)

0
2014年03月18日

Posted by ブクログ

文章を書く上でのお作法について書かれた本です。
数学文章作法というタイトルですが、数学に限らず一般的な文章にも当てはまることばかりです。
特に、最大の原則である「読者のことを考える」というのはすべての文章を書く人が気をつけるべきことだと思います。

内容的には正しいことばかり書かれているのですが、一方で自分としてはあまり新しい発見はなかったです。
普段文章がわかりにくいと言われることがある人にはおすすめできるかもしれませんが、一般的な国語力がある人であれば自然と気をつけてるようなことばかりなのではと思いました。

また、この本を読んで内容を理解したからといっても、実践できるかどうかは別の話のような気がします。

0
2019年11月17日

Posted by ブクログ

主に数式を使った論文やレポートなどを書く人向けの本。ブログなどのライトな文章にはあまり向いてないかも。

文中のところどころ数式が出てきて、文系数学アレルギーの私は一瞬「ウッ」となったが、説明が丁寧なのですんなりと読むことができた。

とりあえず《読者のことを考える》という原則だけ押さえておけばオーケー。

0
2018年08月31日

Posted by ブクログ

当たり前に感じるが、自省してみるとかなり出来ていない、初歩の初歩を思い出すために。
内容も、豊富な例示と考えられた構成で非常に読みやすい。
類書は数あれど、今、大学生あたりに薦めるなら本書が良いのでは。

0
2014年07月21日

Posted by ブクログ

1章2章あたりは数学で記述する文章に限らず、すべての書き物に通じる話だと思う。
分かりやすい文章を書くために、どんなことに留意すればよいかがきちんと整理されている。また、これらを分かりやすく伝えるために、ひとつひとつの項目が深掘りされていて勉強になった。

0
2014年04月22日

Posted by ブクログ

「はじめに」に書かれている通り、数学そのものを学ぶ本ではなく、伝えたいことを正確で読みやすい文章にすることを学ぶ本。
既知の文章作法(ぶんしょうさくほう)も多いとは思いますが、改めて読んでみると納得できるという内容がちりばめられているものと思います。

0
2013年08月24日

「学術・語学」ランキング