【感想・ネタバレ】闇の鶯のレビュー

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Posted by ブクログ

山姥ってその時代の人が違和感なく
普通の人と安心して泊まるんだから、
現代だとパソコンやワープロなど機器を使える人なんだなあ。
現代に生きるいろいろな神話。

海からやってくる「もっこ」も面白かったです。

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2011年01月04日

ネタバレ 購入済み

題名の

「闇の鶯」は民話の見るなの座敷がモチーフの作品です。山姥、人間による自然破壊、コンピューター、男女の愛も入ってます。
後二作は稗田礼二郎モノ。その他に完全ホラーなサイレンと、シュールな夢のような出会いと別れの物語。
私は好きだけれど、諸星大二郎を知らない人が読むとどんな感想を持つのだろうか、とも思った。

#シュール #怖い #ダーク

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2023年11月11日

購入済み

エロくて怖くて最高の女性たち

大好きな諸星大二郎の書く女性がたくさん登場する。それも人ではないものが多くてさらに嬉しい。こんな美女たちに騙されて連れ去られたい。「書き損じのある妖怪絵巻」の最後のコマが怖いよ〜。「枯れ川」のラストが切ない。ああ、面白かった!

#エモい #萌え #怖い

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

諸星大二郎の短編集。幻想的なものもあればホラー的なものもあるけれど、特に『闇の鶯』の切ないながら未来を感じさせるラストと、『涸れ川』のやるせなさの中にも詩情がある物語構造が印象深かった。

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2018年10月06日

Posted by ブクログ

発売を承知でこれといった理由もなく
何となくスルーしていた一冊を、
今般『夢見村にて』のついでに同時購入。

……さっさと買っておけばよかった……
浴衣に丹前!
鼻血が出るかと思ったよ、浴衣に丹前!!

ラストの「涸れ川」だけ趣向が異なりますが、
他4編は妖怪ハンターシリーズ番外編的な話。
鄙びた海辺の町・粟木に住む
潮くんと渚ちゃんが登場する「それは時には少女となりて」――
霊媒体質ではないかと稗田先生に言わしめる渚ちゃんだけど、
このエピソードでは立場が逆で、彼女が潮くんの危機を救う。
行方不明の姉の痕跡を追う青年の話「人魚の記憶」,
旧家に伝わる巻物の謎「描き損じのある妖怪絵巻」,
この3話は、異界から訪れるものとの遭遇、
あるいは秘し隠されたものを垣間見るといった筋で、
あからさまではないけれど、
初期作品群に見受けられたクトゥルー神話風の匂い、味付けを感じる。
殊に「人魚の記憶」はどうにも「インスマウスの影」というか、
あれを映像化した
佐野史郎主演「インスマスを覆う影」を彷彿させてならない……
とは言い過ぎか(また観たいな、あのドラマ)。
表題作は作者の昔の短編「城」――カフカの「城」のパロディ――
のセルフパロディ×見るなの座敷×桃太郎の鬼退治
といったところかな。

採点は☆4つに「浴衣に丹前」の分を加点して満点としました(笑)

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2017年07月02日

Posted by ブクログ

このネット情報の氾濫した、うすべったい時代によくもまぁ、
こういったテイストをキープできるもんだねぇ。

そんな思いでいつもあたしはこの人の作品を眺める。
最初に読んだ時にはもう、故人かと思っていたもん。
昭和のニオイたっぷりだもんね〜

この作品集はそれぞれ、あたしのテイストにマッチしていて楽しめた。
しかも1作1作がすごく、わかりやすい。
たまにこの人の作品は不条理な終わり方をするんだけど、
今回はオチがぐっと、クリアなのだ。
海から来た異形のもの、山の神、書き損じのある妖怪図、人魚伝説と姉‥
最後のページですべてが氷解。あー気分いい。

さくさく軽く読めてあとに不条理が残らない。
この本もとっても、御褒美読書でした。

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2013年04月07日

Posted by ブクログ

モロ☆先生は「あっと驚く結末を描く(SF的)」と、「不気味な読後感を残し読者に想像させる(ホラー的)」を使い分けてると思うのですが、
この本に収録の作品ではどうもストーリと終わらせ方がミスマッチを起こしている気がします。ちょっと残念。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ホラーはキライなんですよ。
何故って?
怖いからに決まってるでしょ(笑)

”人魚の記憶”・”描き損じのある妖怪絵巻”は怖いね・・・。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

表題作の「闇の鶯」以外は、海や川などの水に関連する話なんですが、相変わらずの、どこか得体のしれないような、後からじわじわくるような話ばかりです。
もしかしたら、日常からちょっとずれたところには、私達が知らない何かが起こっているんじゃないか、いつもと同じ場所なのに、ふとしたことで一線を越えてしまうと、人間がいるべきではない世界へ足を突っ込んでしまうんじゃないか、とか、ふと思ってみたり。

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2009年10月04日

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