【感想・ネタバレ】大延長 堂場瞬一スポーツ小説コレクションのレビュー

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野球を題材にした小説を読むのは久しぶりだったが、非常に良かった。小説の世界ではあるが、いつまでも続いてほしいと思うぐらいの熱い試合に自分も参加しているような気分になった。甲子園を擬似体験できる小説だ。

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2023年06月29日

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面白くてどんどん読める!
あーースポーツっていいな、野球っていいなって思える本。
甲子園の決勝で両チームを率いる監督は大学時代のバッテリー。
その試合の解説をしているのは、その当時の監督。
それぞれのチームのエースもリトルリーグでのチームメイトで、、
野球の話も面白いけど、それぞれの人間ドラマにも引き込まれた!
怪我のことや不祥事問題なども含め野球界を取り巻く全てのことが詰まってる本だった

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2023年03月17日

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ネタバレ

堂場さんの野球小説2冊目。甲子園決勝戦が再試合。甲子園常連校VS初出場校。2校の対比によって初出場校を応援したくなる。両校の監督は同級生で、強豪校の監督は高圧的・学生を犬以下の扱いをする。一方、初出場校は学生主導の野球。初出場校の投手が膝を負傷しているのを知り、バント攻撃を指示、投手を破滅に至らしめた。再試合の結末は手に汗を握る最悪な試合。怖くてたまらなかったが納得の勝敗だった。監督の善悪により学生の選手生命が左右される高校野球、試合にこだわるのは勿論、フェアプレーで楽しむ試合こそあるべき姿だと感じた。

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2021年07月13日

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 因縁の監督・選手同士の対決、天才バッターVS天才ピッチャー、古傷再発、相次ぐアクシデント、不祥事、引き抜き話、決勝延長・再試合、友情嫉妬泥仕合……あとなんだっけ? もう甲子園絡みのありとあらゆるネタをてんこ盛りにぶっこんだ、とにかく濃いい一作( ´ ▽ ` )ノ

 作者ドーバー先生自身、終始熱に浮かされ乗りっのりで、血圧沸騰した解説爺さん(この人もまた監督と因縁がある)が放送中XXしちゃう始末( ´ ▽ ` )ノ
 逆転に次ぐ逆転、皆目先の読めない狂乱のゲームに、やがて選手も監督も打算・私利私欲・プライド・確執・拘泥・葛藤から完全解脱、「野球」という熱病に罹患し羽化覚醒、真の自分をさらけ出していく( ´ ▽ ` )ノ
 遂には、猛暑下の甲子園球場にオオ・マイボーイ! 朗らかな朗らかな「野球の神様」まで舞い降りるしまつ( ´ ▽ ` )ノ(シューレスジョー?)
「野球って楽しいな!」( ´ ▽ ` )ノ

 限界突破しちゃった後はもう野と山、移籍話やフライデーなんかうやむやのまま物語は完( ´ ▽ ` )ノ
 小説の結構としてはどうかとも思えるけど、もうここまで試合シーンが沸騰しちゃったら、それでいいやって気にもなる( ´ ▽ ` )ノ
(ゆえ、キャラクターの後日談が描かれる「プロローグ」は余計だった、かな?)
「大延長」っていう安っぽいタイトルも、読み終わってみればこういう(いい意味で)バカな小説にはぴったりだ( ´ ▽ ` )ノ

 野球に限らず、何かとことん夢中になれるものに出会えることは人生の至福( ´ ▽ ` )ノ
 人として生まれた以上、一生に一度はこういう「この一瞬のためならすべてを失っても構わない!」という経験をしてみたいものだね( ´ ▽ ` )ノ
2020/06/27
#999

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2020年06月27日

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面白かった!
高校野球の魅力が、この一冊を読めばわかる気がします。
ドラマみたいだけどリアリティーを感じるってことは、野球の神様が実際にドラマチックな現実を引き起こしてるってことだろうなあ。

ちょうど夏の大会の後半頃に読み始めたので、尚のこと胸が熱くなりました。

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2015年08月21日

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自分が読んだスポーツ小説の中では、最も面白かった。
よく取材がされたことを伺える描写により、つよいリアリティを産んで説得力がある。
情景も目に浮かぶようで、どんどん読み進めてしまう。

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2014年09月04日

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ネタバレ

題材
高校野球の決勝戦(同点で終了、再決勝)

テーマ
決勝戦による球児の成長

最も伝えたかったこと
それぞれのバックボーンがありながらも、
最後は全員が目の前の野球を楽しむ姿

何が新しいのか
甲子園の再決勝戦

キャッチコピーは何か
「高校野球小説の決定版」

その他(心に残ったことなど)
一試合を長編に凝縮している(その分、濃さがある)
・登場人物、それぞれが異なった想いをしっかり持ち試合に挑んでいる(最後には野球の楽しさを味わっている)

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2023年12月30日

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青春小説はやっぱりおもしろい。それがスポーツとなるとなおさら。
高校時代特有のの、友情やがむしゃらな思い、未来よりもただ今に懸けているということ。
それが散りばめられていて読んでてぐっときた。
高校野球は、現実にも色んなドラマがあちこちで起こっている。
牛木と春名の、最後まで諦めない強い気持ちが良かった。

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2022年07月13日

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堂場瞬一さんのスポーツ小説は本当に面白い!

あなたは高校球児なのか?と思いたくなるほど、選手たちの心理描写が上手い。

現実の高校野球でもしばしば話題になっている、投手の連投問題。
チームメートのため、試合に勝つために将来を棒に振るのか。それとも自分の未来のためにマウンドを降りるのか。

選手の思い、チームメートの思い、指導者の思い…
スポーツとは?チームとは?

うーん、面白かったです!

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2022年07月10日

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高校野球は楽しい!
高校野球に携わる選手、監督、解説者、それぞれの目線からの野球。

自分のために、みんなのために、彼女のために、それぞれの思いで。

明日は智弁和歌山と智弁学院の決勝戦。
智弁対決にもドラマが生まれるのかな〜。

個人的には100回記念大会、金足農業が印象的。と、ブラスバンドのダイナミック琉球が好き。

早く当たり前の観客がいる甲子園が観れますように。

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2021年08月28日

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高校野球にはこれまでそれほどの関心を持っていなかったが、面白かった!
確かに、高校野球は本当にあり得ないような展開が起こることがままあるので、この小説もあながちあり得ないとも言い切れない。
そして、この手の小説は最後の結末を描かずに想像に任されることも多いが、そうでなかったのが嬉しい。
栗山監督の解説も良い。

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2020年08月11日

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登場人物のそれぞれの視点から、様々な感情が描かれており、引き込まれた。心情変化に着目することでグッと物語に引き込まれた。

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2020年08月04日

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高校野球の醍醐味みたいなのは伝わるけど、少し熱さが足りないような気がする。
熱血スポ根ドラマ、とまではいかないまでも、野球に対する情熱についての描写が、ちょっとあっさりしているかな、という感じ。
フォア・ザ・チームという考え方よりも、個人個人の想いがバラバラに感じられるのも、熱くなれない理由かも。

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2020年04月13日

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高校野球の話。
これ以上ないというくらいにドラマチックな設定。
決勝で監督同士が元大学野球のバッテリー、解説者がその当時の大学の監督。
新潟の高校と東京の高校。
東京の高校には新潟から野球留学してきた選手もいる。
この試合を通じて、全員が成長していく。
読んでて面白かった。

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2019年11月04日

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安定の堂場瞬一。

野球にはほとんど興味が無くても楽しめる、

駅伝など正月の箱根で母校の順位をチェックするかどうか程度であっても楽しめる、

ましてやマラソンなぞ…2時間以上も単調な画面を見続けるなんて苦行か?罰ゲームか?…と思ってた人間でも楽しめる、

水泳?五輪で金がかかるレースならテレビに囓りつきもするけれど……てな輩でも楽しめる。

それが、堂場スポーツ小説だ!と再認識♪

滑稽な程に対称を為す両監督と、エースと主砲。
歯軋りしたくなるほどな憎まれ役に描かれた白井と久保の変化に頬が弛んだ。

結末にちょびっとだけ不満は残るものの、
★4つ、9ポイント。
2019.10.03.新。

※滝本さんは、矢吹丈になってしまったのか???
……感動的なドラマではあるものの、ここはいらなかったかな。

※苦悩も反省の様子も描かれたが、 それでも活躍もした岡谷だけは、赦せない。
……そういえば、ダルビッシュもやらかさなかったっけ?
(だからダルビッシュは今でも好きになれない)

※堂場スポーツ小説、たしかラグビーものもあったような記憶が。。。読まねば。にわかだけれど、さくらジャパンの躍進を見届けた後にでも。

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2019年10月03日

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野球好き,高校野球好きの自分は,とても引き込まれた.小説だがスラムダンクやキャプテンなどのマンガを読んでるような感覚.

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2018年10月09日

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夏の甲子園の決勝戦。公立の進学校と私立の強豪が闘うも、延長15回で決着がつかず、再試合にもつれ込みます。本作はその再試合前夜から翌日の再試合までの人間模様を描いた小説。

両チームの監督は大学時代のバッテリーで、中心選手はリトルリーグのチームメイト同士。再試合の解説者は両校監督の恩師で、咽頭癌に冒されています。お互いの過去も戦術も知り尽くす彼らの闘いは、グラウンドの土を踏む前から始まっているのです。

爽やかな話ばかりではなく、嫌な駆け引きも織り交ぜた、かなり面白い作品でした。

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2017年04月26日

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相変わらず堂場瞬一さんの作品は臨場感と人間関係と心理描写が上手く、あっという間に読み終えてしまった。今回の作品は何かPL学園の清原と桑田が別々の高校で甲子園決勝を戦っているようなイメージをもったな〜。もうすぐ夏の甲子園の季節になるな〜。

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2015年09月12日

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作品はタイトル通り?高校野球の全国甲子園大会の決勝戦を舞台に2試合連続で延長戦にもつれ込む戦いと、その試合を戦う選手達や監督などの関係者の心境を詳細に描いた、なかなか面白い作品でした。
監督同士や選手同士の過去のいきさつや不祥事、怪我などが絡み合って、野球ドラマを面白くしています。
この決勝戦が伏線となって、その後の人生においてもドラマが続いているというのは出来過ぎな感もありますが、なかなか良いドラマだと思います。
私も野球経験者として、この手の野球ものの本は感情移入しやすく楽しめますね。

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2014年10月23日

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高校野球決勝戦再試合が題材。

リトルリーグ時代のチームメイトが両チームに別れ、監督は大学時代のバッテリー。

自主性を重んじるチームと徹底管理されたチーム。

話が進むに連れ、選手と監督の心情の変化、チームのあり方の変化が楽しめて読めた。

高校野球を見たくなった。
何事にも一生懸命はいい。

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2014年02月02日

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引き分け再試合の一戦、一度はエースの体を思い、使わないと決めた監督だが、先発した投手が怪我をしてしまい、出さざるを得なくなる。
満身創痍のエースの体は守れるのかはらはらし、そして怪我に気づいた相手チームの戦略に考えさせられる。
追い込まれた状態の中で、両チームの選手、監督が成長する姿に、野球って素晴らしい、一生懸命やるって素晴らしいと感動させられた。

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2014年01月13日

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ネタバレ

野球モノが読みたかった時に本屋で偶然見つけた一冊。甲子園の決勝で交わる2つのチームの、因縁浅からぬ監督やエース達のそれぞれの心の動きを、視点を次々に循環させながら描いている。高校野球で期待されがちな爽やかさとはかけ離れた空気で物語は始まるが、章が進み試合が進むにつれて様子は変わっていき・・
結末の持っていき方は物足りない感じもしたが、野球好きな人にとって十分に楽しめる内容と思う。逆に高校野球をよく知らない人には難しいか。

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2013年11月04日

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真夏の甲子園、高校球児や監督たち、OB、解説者、取り巻く人たちのこの日にかけている思いがギュッと凝縮された一冊。延長の1試合の中での登場人物たちの心の動きや成長にありきたりな言葉だけどワクワクどきどきした。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

スポーツ観戦の醍醐味の1つである大逆転劇! 普通だったら起こりそうもない逆転を知らず知らずのうちに期待している自分がおり、手に汗握る展開に一喜一憂し、ストーリーの落とし所を分かっているつもりなのに、その結末に大感激。(^_^)v  当分、堂場さんのスポーツ小説に浸ろうと思う。

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2023年04月29日

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中学生時代以来、久しぶりに読んだ。中学生のときは語り手が新潟海浜や恒正学園の選手、監督、また試合解説者とどんどん代わっていく点や因縁の選手、監督同士の対決、疲労や怪我との闘い、不祥事など高校野球に関するテーマがたくさん出てくる点に魅力を感じていた。
改めて読み直すと、当時のように面白いと思う一方、一つひとつのテーマの描写が足りていないように感じた。ただ、1冊で完結する小説なので、そうゆうものなのかなと思ったり。

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2020年07月30日

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内容(「BOOK」データベースより)

公立の進学校・新潟海浜と、私立の強豪・恒正学園との夏の甲子園決勝戦は延長15回でも決着がつかず、再試合にもつれこんだ。両チームの監督は大学時代のバッテリー。中心選手はリトルリーグのチームメイト。互いの過去と戦術を知り尽くした者同士の壮絶な闘いのなかで、男たちの心は大きな変化を遂げていく―野球を愛するすべての人に贈る、感動の傑作長編。

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2016年09月02日

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悪くはない、熱くもなれる、でも・・・。
多分選手生命を終わらせてでも、高校野球をやることが美徳になっていることが自分は気に入らないんだろうな。
無理をしてケガをして、そこで選手として終わる。そういう考え方は、あまり同意できないなー。
もっとも、この作品はそれが主眼ではないけどね。

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2015年11月26日

Posted by ブクログ

今年の甲子園も無事に終わりましたね。

一言、羨ましい!
何でも吸収出来る時期に、自分の好きな事を一生懸命できるなんて本当に羨ましい限り。
結果がどうであれ、きっと一生の宝物になるでしょうね。

本書では大人のダークな世界も描かれていましたが、少年たちの野球が好きと言う気持ちが伝わり、こちらも熱くさせてもらえました。
堂場作品のスポーツ小説はこれで二作目なのですが他にも沢山あるみたいなので読んでいきたいです。

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2015年08月24日

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高校野球の球児の熱い物語です。 取り巻きの監督やマネージャー、OB会などの大人の世界も描かれており、単なるスポーツ小説では無い、奥深い内容になっていると思いました。 同筆者の他作品も読んでみたいと思います。

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2014年09月06日

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ネタバレ

長編。氏のこのシリーズは楽しく読ませてもらっている。もうすこし後日譚というかあエピローグがあれば、よかったのに。少し尻切れトンボてきなところがあるとおもった。しかしいしっかりしめ切れないのかも・・・

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2013年12月25日

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