【感想・ネタバレ】本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解くのレビュー

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Posted by ブクログ

ほんの一端ではあるが、資治通鑑の内容を知れる本。
資治通鑑とは、中国の歴史書の中でもピカ一とされている書で、千年以上の歴史のケースが納められている。
中国の歴史、価値観のルーツを知りたいのなら必読の書であると思います。
人間関係のトラブルに強くなりたいのなら読むべきです。
何故なら、彼らのしぶとさを知る事が出来るからです。
日本で言えば徳川家康や源頼朝がそうですが、人生の最後の勝利者は得てしてしぶといです。
今の日本人、特に虐げられている弱者は、そのしぶとさや老獪さを見習うべきです。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

いや、これはめっちゃ面白い。序章は読まなくて良いという方もおられたが、僕は序章が何より役に立った。今後古典を読み進める上で、ITの専門家がどのような工夫をしたのかが大変参考になった。自分も同じ畑で、同じようなことを考えていたので、すでにそれをやってる人がいたとは、やはり世の中は広い。参考になります。

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2015年03月07日

購入済み

中国的価値観を知るための良書

その書名は世界史の教科書にも登場する中国の歴史書ですが、全編翻訳されたことがないのとこと。本書はこの歴史書の特に中国的価値観の一端を知れる部分を抜粋したもの。
今後彼の国と対峙する場面が増えていくであろう我が国において、多くの方に読んでいただきたい良書です。

#深い #タメになる #怖い

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

著者曰く、「中国人は善悪のレンジが非常に広い」とのことですが、この本では、日本人としての感覚では「悪」の部分がたくさん取り上げられています。

が、善悪はあくまでも相対的であったり、時代や土地によって左右されたりするもの。
そういう目で見た方が、中国人の本質が見えてくるように思いました。

かに行為そのものだけを見れば「残酷」な事象がたくさん取り上げられていますが、そこに至る過程は、完全に同意ではないものの、納得できる部分が多々あるように思います。
そういう意味では、人間は、多少の時代の違いや土地の違いでは、変わらないのかもしれません。

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2015年05月25日

Posted by ブクログ

「ー」

資治通鑑から著者が抜粋した本。残酷な話が多く、それこそ中国人の裏の姿だ、と説く。序章は読まなくてもよい。

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2014年11月05日

Posted by ブクログ

主に資治通鑑を読み解くことで中国史を見る本。
残酷さのスケールの大きさに圧倒される。
だますことが悪なのではなく、だまされる方が愚かだという風潮は現代に通ずるところがあるのはわかる。
けれど、どこまで歴史が現代の精神のあり方につながっているかは首をかしげる。
例えば織田信長の例をだされて、現代日本の精神性について語られても、首をかしげる人は多いだろう。
資治通鑑は約1,000年も前に編集されたもので、織田信長より前の時代の話だ。
けれど、例えば戦争を回避する方法について歴史から学ぶのは大切であるし、やはり現代に通ずる部分も否定できず……本書にも書いてあることだが、同じようなことをやって、無罪放免になったり死罪になったりと結果が大きく異なる例は多い。歴史に学び、未来に活かすことの難しさ。
一方で、やはり歴史を学ぶことをやめてはいけないとも思う。

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

「中国人は日本人と比べて、善悪のレンジが極めて広い」という表現が秀逸。それを証明する故事が満載。
とても素人では通読できない資治通鑑をこのようにピックアップしながら解説してくれるのは大変有り難い。
本書でも「China2049」でも警告された通り、中国共産党やある程度教養のある中国人は今でもこれら古典を基にしたものの考え方をする。好き嫌いに関わらず、このような基本的思考方法を把握しておかなければならない。

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2016年11月12日

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