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資本主義の闇を描く
⚫️30年以上前の高校担任国語教諭(K高T先生)による授業内での紹介本である。30余年越しの初読だが、一読驚愕。性と暴力描写が甚だしく教師が生徒に勧める本ではない。⚫️往事は、ソ連崩壊間際で社会主義の敗北と資本主義の勝利が喧伝されていた。本書は、ビクトリア朝ロンドンと1980年代西ベルリンを舞台とし、一見華やかな資本主義が持つ貧富の格差といった闇を執拗に描く。担任教諭は時流に抗し、資本主義の諸悪を適示したかったのだろう。⚫️なお、上野千鶴子「スカートの下の劇場」も推していた。パンク過ぎる。
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本の評価としてはある意味邪道かもしれませんが、★5つ評価は全てラストシーンゆえです。いえ、もちろん本編も面白いんですが、御手洗ファンとしてはやはりこのラストでしょう! このラストを味わいたいがために何度も読み返しています(笑)
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ひさしぶりに一気読みするほどスピード感のある展開でした。スプラッタな描写にはお腹のあたりがむずむずしましたが、真相は説得力があり鮮やかでスカッとしました。
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正直こんなに面白いと思わなかった。
巧みにフラグ立ってるなぁ〜
コアなファンはもっと楽しめるはず!
私は島田作品初なので、日本から来たらしい(?)探偵のことは読み流してたけど・・・
最近切り裂きジャックの似顔絵がネットで公開されてるけど、
・・・・・
違うよ。って言いたくなった(笑)
とにかく面白いです!!
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以前からこの切り裂きジャック事件については自分なりの仮説を持っていましたが、
ドキュメンタリー番組やネット上の解説文で得た知識のみであったため、懐疑的でした。
この作品では作者が実際に現地へと足を運び、様々な資料を調べたうえで書かれた、
創作という名の一つの有力説です。
読み終えて自分の仮説に自信が持てたこともさることながら、メディアや民衆によって真実が覆われてしまうことがどんなに恐ろしいことか、身にしみた一冊でした。
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「切り裂きジャック」の真相を推理した本としても面白いが、純粋にミステリーとして面白い。
島田荘司さんは猟奇殺人の"猟奇"の部分に注目し、なぜそれが行われたのかの理由づけがとても上手い。
伏線がしっかりと仕込まれているのも良かったし、(初読では気づかないが)長さもちょうど良かった。
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1888年に実際にロンドンで起きた切り裂きジャック事件。その100年後にベルリンでそっくりな事件が起きる・・・
切り裂きジャック事件をモチーフにした事件を描きつつ、現在も未解決のロンドンの切り裂きジャック事件の真相も推理するという、興味深い作品。動機や犯人像の仮説のひとつとして面白いと思いました。
冒頭でグロい表現がある(しかも、話とはほとんど関係ない!?)ので、そういったものが苦手な人はご注意ください。
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「切り裂きジャック・百年の孤独」を読んで、どんな事件だったのか知ることができた。
事件が起きたのは1888年のロンドン。
娼婦ばかりが狙われ、わずか3ヶ月弱の間に猟奇的に殺害された。
犯人は捕まらず、いまも事件は解決に至っていない。
視点をまったく変えた新しい謎解きはおもしろかった。
意外な犯人像を島田さんは小説という形で読者に提示してくれた。
先入観が捜査の方向性を狂わせ、間違った思い込みが事件をますます複雑にしてしまった。
科学捜査などまったくない時代、状況だけで犯人にたどり着くことは難しかったのだろう。
ミステリー小説として、とても読み応えのある作品だった。
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島田荘司二冊目。期待してたのは『暗闇坂の人喰いの木』の方だったけどこっちの方が個人的に好きだった。
内容はとってもグロいので注意。
かつてのベルリンの様子などが描写から知れて勉強になった。
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DNA鑑定によりジャック・ザ・リッパ-の正体に迫る試みが行われ、正体が確定されたという報道も目にすることがあるが、作家的構想力でリッパ-の正体に迫る。
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なろほどねぇ、確かにそんな説があってもいいじゃない?と思える内容でした。
同様の事件が100年後におきて、動機もほぼ一緒だったっちゅー話で、今回のはきちんと解決するわけですが、なんとも救いきれない結末で。
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切り裂きジャックの正体については、昔から色んな解釈がなされていますが、この作品での著者の諸説は説得力があり、なかなか面白かったです。
「娼婦の腹を切り裂く」という理由はやや拍子抜けしましたが、合理的にまとめるにはある程度は仕方がないかなと思いました。
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100年前のロンドンで起きた切り裂きジャックの事件と、酷似した事件がドイツのベルリンで起こる。
御手洗潔シリーズって言われて読み始めたんだけど、なかなか出て来ないし変装してるしで、どうなることかと(笑)
まさかの謎解き!
でも島田さんらしいシンプルにしてかっちりした謎解きに満足です。
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「切り裂きジャック」解決モノ。
ぬるぬるした残酷美が苦手な方はご遠慮ください。
でもでも、すばらしく独創的な解決策!です。
現実のジャックももしかして…と思わされます。
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ミステリー。長編。
1888年にロンドンで起こった切り裂きジャック事件。それに酷似した殺人事件が1988年のベルリンでも発生した!切り裂きジャックが復活したのか?犯人は一体誰・・・?
Jack the Ripper。あまりにも有名な未解決事件。私もすごく気になってる事件です。切り裂きジャックもおそらく現在の技術をもってすれば捕まったであろうとは思うんですが、なにせもう100年以上前の出来事だからな〜。
切り裂きジャックについては、世界中の研究者が、誰が犯人であったかを、様々な角度からアプローチして解き明かそうとしてるみたいです。
これも、その一冊といってもいいのかな?作者なりに、1888年の切り裂きジャック事件を、1988年に発生した事件と絡ませることによって、犯人を見つけ出します。
フィクションではあるけれど、なか×2説得力のある推理で、なるほど、あの人が犯人なのかもしれないと思える。この一冊で二つの事件を一気に解決できるので、なんともお得な?気分です(笑)
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元となった事件の推理(真相はわからない)も展開しつつ、その100年後に起きたとされるフィクションの事件を鮮やかに解決していく構成が面白かった。
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あまりにも偶然が重なりすぎてるけど、なるほど切り裂きジャックの正体が女性で、かつ、無差別殺人でなく理由ある殺人だったからこそ5人で殺人がとまったというのは、とても納得いった。
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服部まゆみさんの「一八八八切り裂きジャック」がかなり面白くて、続けて切り裂きジャックモノが読みたくなりここは大御所に!と島田さんの切り裂きジャックを読ませて頂きました。
流石は島田さんだけあって、物語の完成度と説得力は素晴らしかったです。小説家の想像力はすごいなぁ、と感心しました。
が、やっぱりボリュームのせいか、ちょっと薄かったかな…。
綺麗にまとまりすぎてた感じでした。
というか、御手洗シリーズと読み終わって知りました。笑
それでやたら日本云々言ってたのですね。
一緒に居た東洋人は誰なんでしょうか。石岡君では無いだろうし…。
それを知ってから後半を読み返すとちょっとニヤリとしてしまいます。
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19世紀末、ロンドンを震撼させた切り裂きジャック事件。
百年後のベルリンで、同様の手口による娼婦連続猟奇殺人が起こる。
切り裂きジャック事件が百年の時を経て蘇り、そして完全解明される!
事件の百年後にまた同じような事件が起きたという設定で、独自の新解釈によって真相に迫る、という趣向の作品。
アクロバティックな推理にはびっくりでしたが、意外な動機が妙に納得できました。
案外、これが本当といわれても信じてしまうかもしれない。
血腥い陰惨な描写が多いのでちょっと辟易しましたが、それ以外は楽しんで読みました。
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切り裂きジャック事件をモチーフにした作品。というか、切り裂きジャックとはだれかを推理している作品かな。しかし、動機がね。なんだかスケールが小さいというか、「そんなことで?」と思ってしまった。島田作品の中では短めですぐに読めるが、まあまあ。
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これ発売当時に読みました!!懐かし~~。
新しい切り裂きジャック像を描いていて、再読だけど面白かった。まぁ、ちと無理はありますが。
ただ、最後の日本人の友人云々はいらないのでは?あと長ったらしいポエムも。
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1988年、西ベルリンで起きた謎の連続殺人。五人の娼婦たちは頚動脈を掻き切られ、腹部を裂かれ、内臓を引き出されて惨殺された。19世紀末のロンドンを恐怖の底に陥れた“切り裂きジャック”が、百年後のベルリンに甦ったのか?世界犯罪史上最大の謎「切り裂きジャック事件」を完全に解き明かした、本格ミステリー不朽の傑作。
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昔の作品だが、ミステリーの傑作と言われているだけあって、一気に読み通せる作品。百年前に起こったロンドンの事件とドイツの事件の対比から推理を展開していく傑作。
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切り裂きジャック事件の真相……かもしれない? 見てきたのか、と思わず言いたくなる。グロいと感じる描写が多いので、耐性がないとつらいかもしれない
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買ったまま放置だったのだが、ようやく読破。
自分の中での切り裂きジャックブームwはもう過ぎていたのだが、面白かった。
このような謎解きは好きではないのだが、それが気にならないほど、ジャック推理はすごかった。
Posted by ブクログ
うぉおおお・・・
おいおい。。。
筋は通っているが!
すじは通っているのだが!!
女はこええぞ。ということで
島田先生の書く女は貪欲で醜い感じがリアルですよねー。