【感想・ネタバレ】数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めてのレビュー

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Posted by ブクログ

『数学ガール』シリーズは、数学の専門的なテーマを扱っているにもかかわらず、不思議なほどわかりやすいと思っていた。
その理由とも言える著者の一貫した考え方やそれを実行する手法の一端が書かれている。

考え方や手法はわかることはわかった。
でも、それを実際に行動に移すのは、並大抵のことではないと思った。
少なくとも自分にはまねできない。


ちなみに、この本のベースとなった講演が行われたのは、『数学ガールの秘密ノート』シリーズが出版される前のこと。
そのシリーズは通算で10巻を超え、新しい登場人物も出てきている。

もし、今、結城さんが講演を行うとしたら、どんなことを話してくれるんだろうというのが、自分が注目する点である。

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2020年04月30日

Posted by ブクログ

結城浩さんの著書が好きな人が結城さんのように分かりやすく物事を伝えたいなら読んでおきたい一冊。

本書は結城さんの講演を元に書籍化したものです。また、数学ガール以前に書かれた数学ガールの元になったお話も付いてきます。Webで公開されていたものです。

本書には、数学ガールを書くのに大事にしたことやこだわりが詰まっています。何かを書くときのバランス感覚は読者のためになるかを中心にしつつ自分のやりたいように、型にハマらない力を感じました。

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2013年11月07日

Posted by ブクログ

これを読みながら、最近、分かりやすくするための努力を怠っていたなぁ、と反省した。どんなことを書くにしても「読み手は誰か」「読み手は何を知りたいか」を考えることを忘れないようにしたい。

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2017年02月10日

Posted by ブクログ

 数学ガールというものがいかにつくられ多くのファンに支えられているものだという事は良くわかったがやっぱり自分の立場に置き換えられる登場人物はまだ存在しない。あまりにも物分かりの良い住民しかいないのが気になる。まぁ小説として成り立たせるには仕方がない事なのだろう。

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2014年07月24日

Posted by ブクログ

誕生秘話みたいなのかと思ってたら、まあ、それもありだし著者の持ち味みたいなのが読み取れて色々と面白い。

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2013年12月03日

Posted by ブクログ

講演会の話が対話形式で記述されている,
面白いが,数学の話は殆ど無い.
あくまで「数学ガールがどのように誕生したか」ということにスポットが当たっている.
数学的話を求めている人は余りおすすめしない.

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2013年09月20日

Posted by ブクログ

数学ガールの中でのレクチャーが本当に素晴らしすぎるので,結城先生の講演会を文字起こしした本を読んだ.

「数学ガール」がどのように生まれてそして描かれてきたのか,という振り返りの中で,数学を幅広い層に理解してもらうために,どのように工夫を凝らしてきたかをご公演されています.

講演会の文字起こしなので,さまざまな質問も出てくるのですが,一貫して「徹底的に読者のことを考える」という姿勢が貫かれているので,読んでいて妙に安心(?)しますね.

徹底して相手のことを考える姿勢は,事業においても最も重要と言われていることですし,もっと広く人間社会のコミュニケーション一般においても最も重要なことなんだろうな,と素直に受け容れられる一冊でした.
(類似内容の講演会2本分なので,わりと冗長な印象はありましたが,そこは流して読むと良いと思います)

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2017年08月20日

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