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Posted by ブクログ
読書録「ワラをつかむ男」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p53より引用
“ わたしはなぜ一分一秒でも早くニュース
を知りたがるのだろうか。早く知っても、わ
たしにできるのは一喜一憂することぐらいだ。
寿命が限られているから早く知りたいのかも
知れないが、余命あと半年と言われたら、野
球の結果や政治の動きなどどうでもよくなる
のではないかと思う。”
目次から抜粋引用
“ダイエット理論の問題点
もしこんな偏向報道があったら
達観のいろいろ
本を出す理由
紳士の言い逃れ”
大学教授で哲学者である著者による、日々
の出来事を斜めから見たようなエッセイ集。
ダイエットについてから携帯電話について
まで、ユーモアと皮肉に満ち満ちた文章で綴
られています。
上記の引用は、携帯でニュースをチェック
する著者が抱いた疑問についての一節。
手元にスマホがあると、ついつい何の気なし
に触ってしまいがちです。大事な仕事をする
ときなどは、スマホなどは遠ざけておくのが
いいかも知れません。本当は興味のないこと
でも、すぐ目につくところに情報が出てくる
と、神経を使ってしまうようですから。
著者は定年で、神戸に移り住まわれている
ようです。どのような土地に行かれても、本
人が面白い人物であるがゆえに、楽しく日々
を過ごされているようです。今後共末永く、
楽しい著作をお待ちしています。
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Posted by ブクログ
哲学者土屋賢二のコメディエッセイ。本書はお茶の水女子大学を退職して神戸に移り住んでからの日々について綴られている。相変わらずの自虐ネタ満載のエッセイだが、その中に頭脳の明晰さがうかがえて面白い。
Posted by ブクログ
気軽に読めるので、電車の乗り換えのちょっとした空き時間に少しずつ。
…と読んでいたら、意外と時間がかかったという(笑)。
最近の読書タイムは、通勤の電車内なので、「ふふっ」ってなる位ならいいけど、時々「(;・ж;・;)チョブ」ってなるのが困りますw
Posted by ブクログ
デビュー作「われ笑う、ゆえにわれあり」から、心のよりどころとしているユーモア本。
多忙、多筆のせいか、当初の痛快さ、マシンガンのような連打感はやや薄れたが、要所要所は期待通りに展開してくれ、人生の清涼剤となってくれる。
定年後とのことなので、更なるダメ押しを待つ。