【感想・ネタバレ】かごめかごめのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

無言と静寂が欲望を雄弁に語る美しい作品。祈りと裏切りの狭間で続いていく日常は、危ういバランスで成り立っているのかもしれないけれど、自分の脆さを分かった上でなお、そこに立とうと決めることで続いていくのかもしれない。何を思い、何を祈っていても終わることない「日常」の強靭さは、マルエナの市井の暮らしでも、アミラの修道院での生活でも同じなのだろう。

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2015年05月31日

ネタバレ 購入済み

やはり素晴らしい

凄い表現力だなぁ…と毎度この作者には驚かされる。
出版されてる全作品を購読してきたけどこれは特に素晴らしかったです。
シンプルなストーリーですが二人が手を握るシーンと残された少女が心情を吐露するシーンは衝撃でした。

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2020年02月07日

Posted by ブクログ

シーンと静寂した物語の中、修道女達の日常が淡々と描かれているのだけれど、そんな修道院の中で起こっている人間模様はなんともいえない独特な感じが逆に新鮮に描かれていて、その中で起こったある出来事。
修道女達のそれぞれの生き方、女の幸せとは?本当の幸せとは?など少し考えさせてくれるような話だったように思います。

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2014年09月13日

Posted by ブクログ

この静けさと美しさはなんでしょうね。コミックを読んで、こんな気分になったのは初めてです。静謐、とでもいうのでしょうか。マルエナもアミラも幸せになって欲しいです。ヨーロッパの教会に行ってきたはかりなので、そのときの厳かな雰囲気が蘇り、とても重みを感じました。セリフもとても短いけれど、研ぎ澄まされていて染み入ります。大切にしたい作品です。

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2015年01月31日

匿名

購入済み

修道院を思わせる、透明で静謐な世界に生きる少女たち。
それと対比させるように色の塗られた外の世界。
抑えたセリフと線が美しい。
説明のされすぎない落ち着いたストーリーの中に、一本ぴんと細い糸が張られたような緊張感がある。

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2019年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずは絵!
フルカラーの色彩の美しさなわけだが、すべて光の表現に通じているのだ。
紙に光は描けないというのに光を感じるとは。
フェルメールとかレンブラントとか。
あるいは「モノクロ漫画描き」としての高野文子とか。
話と絵の静謐さが通じ合っているのも、素敵。
他の作品も読んでみよう。

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2019年09月18日

Posted by ブクログ

久しぶりに帰った実家にて。

全編フルカラー、優しく淡い色合いで美しい世界を堪能できた。

捨てられた子は 捨てた人は 何を祈るのか

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2014年11月26日

Posted by ブクログ

読み進めるうちに、胸にじわじわとくるものがある感じでした。この作家さん独特の淡々とした空気感が漂っている中にオールカラーがとてもよくあっていて、よかったです。
主の世話をし、管理することで一生を終える修道女たち。とらわれたかごの中の鳥のように自由のない一生。一人の人間として何を大切にして、生きていくのかを考えさせられる内容でした。

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2014年09月17日

Posted by ブクログ

自分で自分を許すしかない。自分で自分を癒すしかない。自分で自分を認めるしかない。

でも、考えてみれば「ゆるし方」を習ったことはない。だから、作中にその道標として拝読する祈りがあることを、少しうらやましくも感じた。

ついた傷の深さは結末で明示されない。どちらが籠の内で、どちらが外なのかも。

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2015年05月04日

Posted by ブクログ

全カラーで素敵なんだけど、私にはいまいちだった。
メッセージ性が強い感じ?感受性高くないと感動できない気が…。

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2015年01月19日

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