【感想・ネタバレ】二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3のレビュー

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帯のセリフ、煽りすぎじゃないの?まあ、確かに哀しい話ではあるけれど、すげぇ泣けるってほどでもない。そこが重要なわけではないと思うのだけど、帯のせいでなんか損した感じ。

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2016年08月24日

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堂場瞬一の警視庁犯罪被害者支援課シリーズ3作目。
支援課の村野秋生(むらのあきお)のもとに、父親(養女なので実際の父親ではないが)を殺害された家族の支援要請の電話が入る。家族は母親と娘。娘の名前は青木那奈。その名前を聞いた同僚松木優里は愕然とする。那奈は、8年前にも父親を殺害され、そのとき赴任したばかりの優里が担当したのだった。
8年前、父親を殺害され、その後すぐにがんを患っていた母親も他界し、叔母夫婦のもとに養女として迎え入れられたのが那奈だった。
今回は、那奈が中学校から帰宅して父親が殺害されているのを発見し、110番通報したのだった。
母親は具合を悪くして入院してしまったが、那奈は気丈に振舞う。その様子に村野、優里と部下の梓も不思議に思う。
殺人事件の特捜本部が設置され、那奈の帰宅までの空白の1時間を疑問に思う特捜本部は、那奈を容疑者として取調べをしようとするが、支援課はこれを阻止しようと、独自の捜査を行う。
青木家から信用を取り戻した村野たちは、有力な情報を得て、独自に聞き込みを行っていくうちに、8年前の事件と今回の事件との関連性にたどり着く。
捜査の途中で、堂場の失踪課の刑事、高城賢吾も登場するなど幅広い人脈が見えてくる。
今回の事件の真相は?犯人は?
那奈の気丈な態度はどこから来たのか?などが最後に明らかになっていく。

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2016年08月27日

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動機があまり納得できないけど,変な人は変な人だからしょうがないか。

泣けはしなかったけど,一気に読めた。

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2016年12月07日

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(2023年10月26日から27日にかけて読破)
帰丁しようとした支援員・村野秋生の元にかかってきた事件の救援要求の電話。その電話で出てきた"青木那奈"の名前に、支援員・松木優里は衝撃を受けた。優里が支援員に赴任直後に担当した少女だった。8年前に実父を殺害された経歴のある少女が、今回、義父の死体を発見したのだ。なぜ、こんなことが二度も起きるのか? 涙を見せない少女に、疑惑の目が向けられる。過去に、被害者が犯罪者に変貌した有り様を目の当たりにしてきた警視庁犯罪被害者支援課。しかし、実際の犯人は、義父に恨みを抱いていた別の男…。予想外だった。

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2023年10月28日

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 青木那奈は、15歳の少女。2回、父親が殺された。7歳の時にも、父親がなくなった。母親は病死した。今の父親は、母親の妹の旦那だった。二人には子供がなく、引き取ったのだ。那奈は、妹で母親をしているのに、感謝していた。2度目に殺された父親は、WEBデザイナー。早い時期からやっていたので、カリスマ的な存在。那奈には、松木優里が1度目の父親が殺された時に、犯罪被害者支援をした。それが優里にとっても初仕事だった。でも、今回青木那奈となった少女、中学3年生は、7歳の時とは全く違っていた。一切涙を流さず、芯の強い子なのだ。学校では、孤高の人とも言われる。勉強もできて、走るのも12秒台なのだ。陸上部にも誘われていて、スポーツにもつよいが、勉強を中心に集中する。
 父親は、理工系に進んでほしいが、那奈はまだ決めかねている。口喧嘩もしている。
そのことが、特捜部では、第一発見者の奈那が犯人ではないかと疑う。
 殺された父親の青木に、何かが問題があるのではないかと思って、犯罪支援センターの村野は、追求する。そして、その過去での問題を明らかにする。
 それにしても、この那奈のキャラクターが、なんとも言えないほどの凄さがある。
産んだ母親の「泣くな」という言葉を守り続けたのだった。
結局、父親の青木の過去に起こったことが、つながっていたのだ。村野は、丹念に掘り起こす。

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2022年11月02日

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ネタバレ

断続的に読むので見落としや失念が多いと思う。

優里ならもう少し冷静に行動できる気がした。
特捜に盾突いてこんなことしたらこの後やりにくいでしょーと思うけど
そこは面白いので全然OK。

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2022年07月09日

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犯罪被害者家族の心を支える支援課の仕事は、警察官としての仕事だからというより、人としての使命を果たすような厳しいものを感じます。
読んでいて辛くなる場面もあるけれど、最後は単なる読者である自分も救われた気になりました。

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2018年12月16日

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ネタバレ

ハードボイルド的に村野秋生の一人称で綴られる、お気に入りシリーズ第3弾。
今回は、いつも冷静な松木優里が被害者との関係から平静を保てない一方、半人前だった安藤梓が戦力となり、村野ともに活躍する。
そして、なんと失踪課のあの高城賢吾(このシリーズはまだ読んでない…)が、村野の貴重な助言をする。<他のシリーズの主役を登場させるのは、著者のサービス精神?自著のPR?(笑)>
捜査一課から邪魔者扱いされながら、支援課のチームプレーが困難な事件を解決に導く。
犯罪の捜査ばかりが仕事ではない、警察のあまり日の当たらない部署にスポットを当てたこのシリーズに、まだまだ続編を期待したい。

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2016年10月07日

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シリーズ3作目になると主要人物のキャラが固まり、落ち着いて読める。今回は愛はほとんど登場せず、優里が結構メイン。悲しい話だけど、面白い。

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2016年09月18日

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★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上

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2023年07月11日

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那奈がかなりしっかりとした中学生だという理由、それを知ったラストは私だったら耐えられないと思った。那奈は本当に強い子だ。

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2023年05月19日

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実の父親を殺された後に母親を病気で失い
叔母夫婦に引き取られ暮らしていたが
今度は二度目の父親まで殺された…。

涙ひとつ見せず、けいさつにも反抗的ととられるほど頑なな中学生の少女。
しかもアリバイがなく、犯人では?と疑われるようになる。

犯罪被害者支援課のメンバーは彼女を守れるのか?

犯人が読めず、どういう展開になるのか…と思ったけど
相変わらず犯行の動機が薄くて尻つぼみな感じがした。

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2021年08月02日

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シリーズ三作目。
相変わらず読み易いのだが、今作は優里が感情的になりすぎていて、気持ちが付いて行かなかった。

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2019年10月20日

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シリーズ第三弾。
今回の被害者は、支援課の優里が課に赴任した頃に担当した少女だった。
前回の事件から八年。
しかし、その当時殺されたのも彼女の父だった。
そして、今回も殺害されたのは新しい父親だった。
もしかして、この二つの事件には繋がりがあるのでは?
果たして、今回は涙も見せず、アリバイにも一部不明な点がある彼女に疑惑が向いてしまう。
支援課はどうやって、彼女とその家族を守るのか。
途中、別シリーズの高城刑事の登場もあり、堂場ファンにはたまらない一冊。

2019.1.13

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2019年01月13日

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ストーリーとしての流れがちゃんとあり、なぜあそこまで少女が頑なになるのかも後半で明らかになり理解できる。ただ犯人にバンカケをするシーンで、どうして車を降りてから行動しないのか不思議でしょうがない。確信犯的にそう描いているのだと思うが、個人的にはそのように描くことによってプラスの影響が出ているとは思えず違和感ばかりが残ってしまった。

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2018年12月29日

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ネタバレ

評価は3.

内容(BOOKデーターベース)
支援員・村野秋生の電話から聞こえた被害者家族の名前に、隣の松木優里は衝撃を受けた。青木那奈―それは支援課に赴任した頃に担当した少女の名だった。八年前に父を殺された少女が、義父の死体を発見した。こんなことが二度起こるのか?涙を見せない少女に疑惑の目が向けられていく。

被害者支援に焦点を当てた作品なので新鮮だったが、シリーズものの3作品目から読んだからか、人の性格が今ひとつ把握できず・・・優里のお節介にうんざりしてしまった。全体的に軽めである。

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2018年09月18日

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支援員・村野秋生の電話から聞こえた被害者家族の名前に、隣の松木優里は衝撃を受けた。青木那奈―それは支援課に赴任した頃に担当した少女の名だった。八年前に父を殺された少女が、義父の死体を発見した。こんなことが二度起こるのか?涙を見せない少女に疑惑の目が向けられていく。

シリーズ第三作。捜査(本務じゃないのに)陣暴走しすぎ。

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2017年11月05日

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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第3弾。
元捜査一課の村野氏が主人公。
今作では、村野氏にはもっと強めに出て欲しいところが多々あったが、村野氏の上司が優秀な頼れる上司なので読んでいてストレスは少な目。
別作品失踪課シリーズの主人公高城氏もチラっと登場します。高城シリーズ再読したくなったな・・・。
作者は多くの刑事ものを書かれているので、いろんなシリーズの主人公が別作品でチラっと登場するのが楽しみだったりする。

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2017年09月21日

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シリーズ第3弾。
8年前に父親を殺害され、その半年後に病気で母を失い、叔母の元に引き取られていた少女の義理の父親が殺害される。
15歳で2度、父親を殺されてしまった少女に対して、支援課のメンバー達の心の揺さぶりが強調されて描かれている。
特に今作は、前2作で心理学の専門家として、冷静に支援課をサポートしていた松木の登場シーンが多い。前作までのイメージと違い、我を失ってしまう場面も…
父親を殺されても、感情を表に出さない那奈に翻弄される支援課のメンバー。対して、ろくな捜査もせずに、父親の殺害された日に空白の1時間があることで、那奈を犯人扱いする特捜。このシリーズの主体が支援課であるから、主流の捜査をメインで描かないのは分かるが、捜査の過程が杜撰過ぎて、ラストの解決も含めて、雑な感じが否めない。
すでにシリーズが完結している高城がアドバイザとして、登場するのは読者へのサービスなのかもしれないけど…

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2017年08月29日

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5月-10。3.0点。
被害者支援課3作目。父親が殺害された少女。
実は、8年前に父親を殺害され、伯母夫婦に引き取られた。
2回父親を殺害された。
とても大人びた少女。複雑な事情が絡む。

うーん。まあまあ。暗いのは相変わらず。
ちょっと複雑にし過ぎたかな。

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2017年05月28日

Posted by ブクログ

犯罪被害者支援課とは、文字通り犯罪の被害を受けた人たちを支えサポートするための課だ。
対象となるのは事件によって被害を受けた当事者だけではない。
事件によって大切な家族を失った遺族もまた、支援課の支援対象となる。
堂場さんには数多くのシリーズがある。
大きく分ければ警察小説とスポーツ小説になるのだろう。
どちらのジャンルにも大好きなシリーズがある。
けれど、この支援課シリーズにはいまひとつ乗り切れない。
物語は何度も何度も被害者たちに寄り添うことが大切だと語りかけてくる。
でも、その一方で村野は実地体験を通して後輩の支援員たちを育てようとする。
任せても大丈夫だという信頼感があってこそのことだろう。
それでも、どこかに違和感を感じてしまう。
たぶん物語が被害者を支援することを描きながら、結局は事件を解決することのほうに比重が置かれているからではないだろうか。

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2017年02月17日

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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第3弾。3作の中で一番良かった。それは村野と愛の事があまり出てこなかったから。

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2016年12月13日

Posted by ブクログ

この中学生は大人すぎる。八年かけて作り上げた硬い殻をしなやかな物に変える気配があって少しホッとした。

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2016年09月07日

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