【感想・ネタバレ】仕舞屋侍のレビュー

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Posted by ブクログ

 九十九九十郎が小人目付退職後の生業として営む示談仲介屋。様々な事情を抱える人間から持ち込まれる依頼をしたたかに捌く九十郎を描く活劇人情ミステリー。シリーズ1作目。

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 主人公の九十九九十郎。この名じたいがすでに芸名っぽい。なにやら時代「劇」のにおいがプンプンします。でも、そういう設えは大好きなので期待しながら読みました。
 
 九十郎が小人目付退職後の生業として示談仲介屋を選んだ理由がわかりにくい以外は、期待どおりの活劇人情で、思ったとおり『算盤侍(風の市兵衛)』と重なる部分も多く、十分楽しめる作品でした。また、紅一点の存在であるお七という女児の設定はとてもよかった。

 注文をつけるなら、市兵衛にとっての弥陀ノ介のような腕の立つ友人も何人か登場させて欲しいと思いました。 

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2021年11月16日

Posted by ブクログ

 かつて御小人目付として剣と隠密探査の達人だった九十九九十郎(つくもくじゅうろう)。だが後輩がお役目で命を落としたことを機に職を辞し、いまは町屋でもみ消し屋を営んでいる。齢を経たからできる練れた交渉。見えてくる人の心の綾。だが、その九十郎も驚くことがある。ある日家に帰るとひとりの童女が「お帰りなさいませ」と膝をついた。父母を亡くし、賄いとして雇って欲しいという。少女の目的は? 活劇と涙、人生の味わいつまった新シリーズ!

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2014年04月28日

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