【感想・ネタバレ】落語家はなぜ噺を忘れないのかのレビュー

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Posted by ブクログ

著者の落語人生と落語に対する様々な思いが詰まった本。
読むと落語が聞きたくなる。
ちなみに著者は噺をイメージで覚えているので忘れない模様。他の落語家も同じだろうか。

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2017年02月25日

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著者である柳家花緑(やなぎやかろく)は落語家で人間国宝お五台目柳家小さんの弟子である。小さんの弟子でありながら孫である()。

「落語家はなぜ噺を忘れないのか」
全てをつつみ隠さず手の内を明かす・・・とあるが、これは、「落語家」ではなくて、「柳家花緑という落語家はなぜ噺を忘れないのか」としてもいいと思う。

柳家花緑の落語に対するアプローチは、「赤めだか」の立川談春や、「雨ン中のらくだ」の立川志らくとは違うように感じる。ノートに書き上げるという非常にまじめな地道な作業なども紹介されている(ちなみに、立川談春は聴いただけで覚えるらしい・・・)。

この本では、柳家花緑の感じた落語論が個別の体験の中から展開されていて、落語論でありながら、半自叙伝でもある。
特に、他の落語家(こと祖父である小さん)とのやり取りや、修業の過程の話は特に面白かった。

また、それぞれの噺について、柳家花緑がどう解釈するかという所にも触れることができて興味深かった。
落語って広い。

巻末には、柳家花緑の『笠碁』が全文収録されている。
『笠碁』は柳家花緑の祖父であり師匠の人間国宝柳家小さんの十八番である。
文字だけでも、非常に面白い。
なるほど、柳家花緑の世界に触れることができて面白い。

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【目次】
第1章 落語家はなぜ噺を忘れないのか
第2章 いかにして噺に命を吹き込むか
第3章 落語家にとっての噺の種類
第4章 自分のネタを作る―『笠碁』への挑戦
第5章 伝承芸としての落語
巻末 柳家花緑版『笠碁』―全文収録
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【内容(「BOOK」データベースより)】
落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす。タイトルの「落語家はなぜ噺を忘れないのか」に始まり、「どうやって噺を面白くするのか」「どんな噺が難しいのか」等々、落語にまつわる創意工夫を公開。あまり明かされることのない、落語家の頭の中、手の内を見せる。祖父であり、人間国宝ともなった五代目柳家小さんからの教えも随所に登場。柳家一門および一門を超えて受け継がれていく落語の伝承が感じられる一冊。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
柳家/花緑
本名:小林九。1971年8月2日生まれ。東京都出身。87年3月、祖父であり、後に人間国宝となる五代目柳家小さんに入門。前座名「九太郎」。89年9月、二ツ目に昇進して「小緑」(ころく)。94年3月、戦後最年少となる22歳で真打に昇進し「花緑」。2003年に落語界の活性化を目的に結成された「六人の会」(春風亭小朝・笑福亭鶴瓶・林家正蔵・春風亭昇太・立川志の輔)のメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2012年08月07日

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ネタバレ

「」の使い方がうまくて読みやすい。おそらく意識してか、短い文章が多く、「」がない部分でもなんとなく落語を聴いている感じでさらさらと読める。噺全体のわかりやすさにとにかくこだわって、かつやっぱりウケたい、と修業を続けた経緯が語られる。


「古典落語でも、江戸時代に聴いていた人にとっては現代噺」という解釈で、自分なりの脚色を入れていく。それがウケたウケないで入れ方を変えていく。迷ったときや間違ったとき、師匠や先輩の名前が出てきて、考え方の修正が入る。身近な祖父の五代目柳家小さん、叔父の六代目小さんから、立川志らく、柳家小三治などの名前がよく出てくる。独学の部分も多いのだろうけれど、やっぱり伝承芸なんだなと感じる部分。


タイトルへの答えは46ページにあって、どんな芸術であってもそうなんだろうなと思う。ちょっと溜飲を下げるまではいかなかった。その代わりといってはなんだけれど、
・ネタのレパートリーは一覧できるけれど、その中でも得意なものは実は限られている、という点や、
・95ページの「噺のジャンル分け表」は新鮮でおもしろかった。
・・主人公でくくるか(若旦那もの、粗忽もの、女性もの、動物ものなど)
・・舞台設定でくくるか(長屋もの、旅噺など)
・・見せ場があるものか(「時そば」のすする音、「寿限無」の長い向上)
落語を生で聴いたことはなく、テレビで流れていても全部を聴き通すことはあんまりない、という程度だけれど、それでも「枕から噺の本筋に入る瞬間」はけっこう好きで見入ってしまう。次に落語を見かけたときの視点がけっこう増えたかもしれない。

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2011年12月14日

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 落語って暗記しているのかと思っていたんだけど、これを読むとどうやら違うようである。
 落語家は、役者であり演出家。
 最近読んだデザインの考えで言えば、落語というソースがあり、それをデザインし観客に披露するるのが落語家なのだろう。

 落語が聞いてみたくなった。

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2011年11月25日

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落語家が噺を忘れないことなど全く不思議に思わない。と、そう考える人の方が多いんじゃないかと思う。そしてそういう人は本書のタイトルに全く魅力を感じないと思う。当方もそう感じて手に取るのを躊躇っていたけれど、読んでみると面白かった。

本書には「落語家が噺を忘れない不思議」など、ほんの数文字しか書いていない。おそらくは著者も不思議でもなんでもないと感じているんだろう。むしろ本書は著者自身の落語論であり、そうした観点からこそ面白く読める本だった。

おそらくは編集側によって付けられたタイトルなんだと思うが、タイトルでずいぶんと損をしている本だと思う。落語に興味のある人は、ぜひともタイトルに「騙されず」に、読んでみることをおすすめする。

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2011年03月23日

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師匠や先輩、後輩から教わった噺をどのようにして、自分のものにしていくのかということが語られている。

ただ真摯に時間をかけて噺と向き合っているからこそ、噺を忘れないんだ。そこに近道なんてない。

タイトルを見て便利な記憶術を学びたいと期待した人には、ガッカリする内容かもしれない。
でも落語が好きな人、興味がある人にとってはとても楽しめる内容だと思う。

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2010年11月24日

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[ 内容 ]
落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす。
タイトルの「落語家はなぜ噺を忘れないのか」に始まり、「どうやって噺を面白くするのか」「どんな噺が難しいのか」等々、落語にまつわる創意工夫を公開。
あまり明かされることのない、落語家の頭の中、手の内を見せる。
祖父であり、人間国宝ともなった五代目柳家小さんからの教えも随所に登場。
柳家一門および一門を超えて受け継がれていく落語の伝承が感じられる一冊。

[ 目次 ]
第1章 落語家はなぜ噺を忘れないのか
第2章 いかにして噺に命を吹き込むか
第3章 落語家にとっての噺の種類
第4章 自分のネタを作る―『笠碁』への挑戦
第5章 伝承芸としての落語
巻末 柳家花緑版『笠碁』―全文収録

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年07月10日

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噺を作っていく過程、改作していく過程が書かれているのがおもしろい。
この人は努力型の人なんだね。お坊ちゃんとして下駄はいて出てきていることをよく分かってらっしゃる。

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2018年12月05日

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2008/12
若手の実力者とされる著者が、実体験を元に平易に書いた落語論。どのようにして噺を身につけていくか、落語とはどういう芸能か、軽妙に述べられている。

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2009年10月04日

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おしぼりを使ってある噺家に上下の切り方を教えてくれる志ん朝師匠、「教えられない」と言いながらも高座にかけてくれた小三治師匠などのエピソードが印象に残った。
決して「記憶術」のマニュアル本ではない。

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2009年10月04日

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落語に向き合う姿勢、高座の上で何を考えてるのか。同じ噺でも、噺家が違えば雰囲気が変わってしまうこと。また重ねた人生でも変わっていくこと。落語を聞きたい。

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2018年05月19日

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柳家小さんの孫、花緑が書いたエッセイ。まず、タイトルがいい。タイトルだけで買いたくなり、中身も分かりやすくていい。肝心の、「なぜ忘れないか」は結局のところよくわからないが、話の作り方、古典への寄り添いかた、はとても興味深く読めた。

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2016年01月31日

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謎の書き込みに惹かれBOOKOFFで購入
なぜ「2~5回さらえば高座にかけられるネタ」に追加書き込み?
かなを振るのはいいけど時々間違ってる
勝手にセリフを書き足したり
なんなんだ

花緑さんはとっても真面目そう
…めんどくさそう(笑)
今書いたら少し違うんじゃないかなどと思いつつ

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2015年10月22日

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○落語家の柳谷花緑氏の著作。
○自身の落語家としての経歴や話の選び方、覚え方などを通じて、落語への向き合い方を紹介した作品。
○落語が「芸道」であるということがとてもよく分かった。

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2015年01月08日

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ネタバレ

<目次>
はじめに

第一章 落語家はなぜ噺を忘れないのか
一五四本ある持ちネタ/熟成されていくネタ/稽古が足りていないネタ/一度覚えたものの現在の自分に合っていないネタ/ネタはどうやって覚えるか/初めは丸々コピーして覚える/覚え方を覚える/古今亭志ん朝師匠の一二の教え/立体的に刻まれた記憶/噺に刻み込まれた情報/試練の口上もの

第二章 いかにして噺に命を吹き込むか
ウケればいいのか?/もともと噺は面白く作られている/笑いがなくても心に残る/噺のツボに向けて進む/登場人物の日常の一部を切り取る感覚/噺は場を選ぶ/「リアリティ」より「らしさ」/記憶に残る師匠の酔っ払い/「間」のマジック/突っ込みの妙/柳家花緑の転機/古典を壊すということ/「守・破・離」の教え/演劇から学んだ優先順位/ネタの再構築/スパイスとしてのギャグ

第三章 落語家にとっての噺の種類
ネタのレパートリー/噺のジャンル/噺を詰める/『初天神』の九シーン/三〇分の『初天神』が四分半に/難しい噺とは/柳家小三治師匠という存在/前座噺こそ難しい/落語の奥深さ

第四章 自分のネタを作る―『笠碁』への挑戦
師匠の十八番への挑戦/『笠碁』あらすじ/NHK脩三の七本のテープ/なぜ『笠碁』だったのか/花緑版のテーマ探し/台本づくり/五代目柳家小さん版『笠碁』の冒頭/柳家花緑版『笠碁』の冒頭/冒頭に込めた思惑/借金話と青春話/サゲの工夫/枕に込めた「時間」/初演での評価/まだ「いつでも高座にかけられるネタ」ではない/失敗と改正と/ひとの意見/六代目小さん師匠の『笠碁』/落語は「了見」

第五章 伝承芸としての落語
初めての稽古/噺の変え方も伝承される/一門を越えた伝承/上手い人は上手い人を好きになる/芸は盗め/花緑流の稽古/落語界のしきたり/熱狂空間の再現/落語の可能性

巻末 柳家花緑版『笠碁』 ―全文収録

おわりに

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本書は人間国宝となった故・五代目柳家小さんの最後の弟子であり、孫でもある柳田花緑さんの著書。柳家は三遊派と並ぶ江戸落語の二代勢力であり、五代目柳家小さんはその弟子、門下生の数や群を抜いているため、立川談志一門などのエピソードも登場し、落語界の様々な小話も読めます。

タイトルからすると、なにか記憶術のようなものがみれるのか?と思います。私も少しそういった面を期待して購入しましたが、そこは本書の伝えたいところとは関係がないようです。ですので、記憶術系のネタを期待してみると肩透かしをくらいます。目次をみても分かるように、「なぜ噺を忘れないか?」は第一章で終わってしまっていて、残りは筆者の落語との関わりがメインになっています。

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ほかにもネタの中の一行、一語に刻み込んできた情報があって、この部分ではこう教えられた、こんなことに気をつけて稽古した、前回高座にかけたときはこういう気もちでこんな言い方をしたらお客さんに伝わった…などなど、それは実に多くのものです。
噺の中のひとつひとつの台詞が、太い記憶となって立体的に刻まれているからこそ、噺をしているときに瞬時に思い出されるわけです。
(p43)
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噺を忘れないのは、それが立体的な記憶となって刻まれているから…。一章でこれを述べ、以降は、筆者自身の立体的な記憶とはどんなものか、が書かれています。

もっとウケたい、とギャグを満載にした噺をしていた時から、「噺」自体の魅力を引き出すために無駄なものをそぎ落とした噺をするようになり、そこに自分らしさを付け加える…花緑さんが今も試行錯誤しながら落語と向き合ってきた姿勢は、ビジネス書としても見ることができると思います。

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2014年12月20日

Posted by ブクログ

噺が身についているから、落語家は噺を忘れない。

その「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」的なタイトルから、《落語家が明かすマル秘暗記術》のような内容を期待するときっと肩すかしを食うだろう。落語家が噺を忘れないのは、ただ台詞を暗記しているだけではなく「立体的に」覚えているからだと著者は言う。それが「噺が身につく」ということであり、それはただただ稽古の賜物でしかない。ではいったい、落語家は噺を身につけるためにどんな具合に稽古を重ねているのか?この本の「肝」は、そこにある。

個人的には、花緑師が演じる『笠碁』がいままで聴いた誰の『笠碁』とも違うため、いったいその「型」がどこからやってきたのか知りたくて手にしたため、最後まで興味深く読むことができた(第4章「自分のネタを作る〜『笠碁』への挑戦」が、そのまま花緑版『笠碁』の誕生秘話(?)となっている)。これを読んで、花緑版の『笠碁』が、いわば伸び縮みする「時間」感覚という視点から再構築されたものであることがなるほど、よくわかった。ただ、「時間」という視点なら、従来どおりのサゲでもけっして矛盾はしないようにも思うのだけど。水滴が落ちてくるのも忘れて笠をかぶったまま碁盤にかじりつくおじいちゃんの大人げない様子から、碁を打とうにも相手がいない、そんな「待った」の日々の長さが手に取るように伝わってくるから。

落語家はどのようにして噺を自分のものにするか。落語好きなら読んで損はない、落語家の「了見」がよく伝わる一冊。

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2013年01月28日

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ネパール出張中に読むつもりが、つい行きのフライトの間に読み耽ってしまい、カトマンズに着陸する頃には読み終えていたというね(笑)こんなこともあります。

花緑師匠は、若手の落語家の仲では聞きやすくて好きな部類の方です。古典もきっちりやるし、新作も出してくるし。

本のタイトルには「なぜ噺を忘れないか」と書いてますが、後半の半分ぐらいは既存の噺をどうやってアレンジするか(オリジナルのクスグリの入れ方とか、噺の縮め方とか)という点と、自分なりの『笠碁』を作るための試行錯誤に関する点に費やされているので、タイトルの内容を読みたいなら前半までで充分かな。記憶する方法も、いわゆる「エピソード記憶」というやつがほとんどなので(この本に載っている花緑師匠の場合は、という注釈付きで)、そんなに目新しい内容は書かれてません。

タイトルの内容を期待するよりむしろ、柳家小さんの孫として生まれ、弟子として修業を積んだ落語家から見た、柳家一門や立川一門の落語に対する姿勢を知ることができる本、として読んだ方が、期待は裏切られないと思います。

こう考えると、ホントに本のタイトルって難しいんでしょうね。その意味で、立川談春師匠の書いた『赤めだか』なんかは、タイトルからは中身を想像しにくくて期待を抱かせて、しかもタイトルの由来となったエピソードにはさらりと触れられているだけなのに妙に頭に残る単語だったという、命名の妙があった本なんだと感じました。

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2012年07月30日

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ネタバレ

145本の持ちネタを持つ柳家花緑による落語談義。もっともそのうち「いつでも高座にかけられる」ネタは24本。「2〜5回さらえば高座にかけられる」ネタが72本。「高座にかけたことはあるが作り直す必要があるネタ」が49本。と、すべてを自在に思い出せるわけではないらしいが、それにしても凄い数である。中には1度聴いただけで諳んじてしまう天才型の噺家もいるらしいが、花緑の場合は実直にひとつひとつ繰り返して覚えていくという。師匠や兄弟子に稽古を付けて貰ったり、助言を受けたりするそのひとつひとつをそのときの感情や情景と供に記憶していることが、より強い記憶として残っていくものだという。やはり記憶に近道はないようだ。

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2012年06月16日

Posted by ブクログ

題名からスピーチや話し方の本かと思って読み始めたのですがその中身は落語の噺はいかにして造られるのかという内容。
落語を知らない人が興味をもつきっかけにはなる本だと思います。

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2011年10月05日

Posted by ブクログ

つねづね、そのうち落語を聞いたり読んだりしようと考えていながら、なかなかその一歩が踏み出せないのです。そんな中読んだ、落語家による落語の本です。落語も一本ついてきています。著者の柳家花緑さんは、人間国宝だった柳家小さん師匠のお孫さんにあたる人です。

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2013年06月09日

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ビジネス書として、何か手っ取り早いノウハウを得ようというなら、拍子抜けするかも。
落語家の仕事の実際を知りたいのならOK

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2010年05月06日

Posted by ブクログ

将来を期待される柳家家禄氏の本で、落語に対する姿勢や落語の世界のことなどなど入門書的な本です。非常に読みやすく、わかりやすい。

特に
『守:噺を完全にコピーするもの、破:出稽古で様々な落語家の考え方や芸を取り組んでいく、離:自分だけの芸に仕上げる』という落語への姿勢には非常に勉強になった。

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2009年10月04日

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ヤギさんに借りる。この人ってここまで考えてやってたのか。あとがきにも書いていたけれど、本を出すより舞台で見せてほしい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

持ちネタ 145 を誇る柳家花緑師匠の、記憶術大公開...ではなくて、芸談。

たしかに野暮と言われてもしかたのないくらいの赤裸々さで、噺家と噺の関わりを語る。小さん、小三治、談春、志らくをはじめとして、様々な噺家とのやりとりや、古典の伝承と新作への想い、一つの噺にかける並々ならぬ情熱など、どこをとっても一流の芸談になっている。

印象に残った言葉を一つ。「気がつかれないようにウケてね」。

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2009年10月07日

購入済み

噺家って、研究職?

真っ正直で真面目過ぎる。そんなんで笑わせる落語をやれるの?コメディアンや
噺家には、聞き手の緊張感やストレスを問答無用で忘れさせる発想が欲しい。
本人の研究報告なんかいらない。あなたの勝手でしょ。

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2018年04月12日

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