感情タグBEST3
Posted by ブクログ
皆仲良しとか、明るくコミュニケーション能力(笑)を持つ人が優れているとか、めんどくさい!という人は一見の価値あり。昨今の「群れる」人間に「バカヤロー!自分の意見くらい一人で言ってくれる!?」と叫びたい時に読みます、はい。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「人間嫌い」というのは、いくらか偽悪的な言い方だが、仲間に甘い顔をせず、自分の信念を押し通す人間は、日本社会ではこう呼ばれる。
それが現実である。
それなら、人間嫌いでいいではないかというのが、まず私の出発点だった。
そうやって「人間嫌い」を標榜してみると、意外とこれがけっこう楽しい。
少なくとも楽である。
友達がいないと不便かもしれないが、別に恥ずかしくはない。
恥ずべきは自分がいないことである。
自分がいてこそ、はじめて本当に他者とかかわれる。
変わり者の多かったあまたの文士の生き方などを引きながら、煩わしい人間関係や世間との距離の取り方を説く。
[ 目次 ]
第1章 人間嫌いの世界観
第2章 人間嫌いVS.つるみ系
第3章 人間嫌いの考えるモラル
第4章 友達がこわい
第5章 怒る理由、不機嫌の矛先
第6章 人間嫌いの喧嘩作法
第7章 縁遠くなる人々ーかぐや姫症候群と「人間嫌い」
第8章 結婚しても孤独
第9章 わがままの達人は美人になる
第10章 晩年に強い人間嫌い
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
「人間嫌い」をキーワードにした社会時評と、漱石を中心とした文学評。共通の価値観に隷属する「つるみ系」の社会に与せず、一歩引いた所に生きることの意味を述べている。孤高の勧めとも読め、共感出来る部分も多々あるが、結局はひねくれ者の自己弁護になってしまった。著者は爺さんかと思ったら、儂より若いではないか。厄そこそこの歳でこんなに偏屈になってどうする。