【感想・ネタバレ】12歳からの現代思想のレビュー

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Posted by ブクログ

久しぶりに読んだが、当たり前の思想が掘り下げるとそうでなかったり、常に当たり前について疑問を持たなくては行けないと思った

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

第1章:コピーからオリジナルは生まれる?
コピーの要素を含まないオリジナルなど無い。
第2章:n個の性、n個の人格?
社会的アイデンティティ、個人的アイデンティティ、自己アイデンティティ。
第3章:監視される生き方?
「多数者が少数者を見る」ことによって、多数者は少数者に管理される。
第4章:自然は文化?
生物種としての人間を批判することによる問題の曖昧化。牧歌的自然崇拝。
第5章:人間をつくり変える?
人間、クローン、遺伝子組み換え、サイボーグ、アンドロイド。
第6章:あなたの心が見たい!
他人の心は推測の域を出ない。
第7章:コミュニケーションはいかにして可能か?
コミュニケーション行為、戦略的行為。人間関係のいたるところで権力が働いている。メタ・コミュニケーション。
第8章:私たちってホントに自由で平等?
自己決定の自由。他者危害則。どんな点で平等か?寛容と無法国家の排除。
エピローグ-私たちはどこへ行くのか?
ニヒリズム。人間を道具的な連関へと駆り立てる社会。大きな物語の終わり。伝統が何を隠ぺいしてきたか?

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2010年05月29日

Posted by ブクログ

文章は平易で読みやすいです。
どの内容も結論がふわふわしていますが、「考える」ことのきっかけとなることが主眼であれば、そのあたりは大したことないんかなと思いました。

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2016年11月27日

Posted by ブクログ

本書は、古今東西の現代思想をごく一部を活用して12歳からでもなんとか太刀打ちできるように解説したガイドブックだ。全ての読者が本書を理解することは難しいかもしれないが、現代思想が存在して、かつそれは私たちの生活に密着していることを知るだけでも、読む価値があるといえる。

個人的に興味を持ったことは、誰とでもメタ・コミュニケーションが成立させるように努力しないといけないのか、ということと、ダブルバインド(二重拘束)に陥らないように、あえてコミュニケーションのプロセスの中でズラシ戦略をとることも能力の1つ、ということだ。双方の合意無くして「メタ・コミュニケーション」は成り立たないし、ビジネスの全ての場面で、それをとらないといけないわけではないと判断する力も必要なのかもしれない。

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2012年02月09日

Posted by ブクログ

どこかで聞いたことのある議論の代表的著作を拾い読みできるオトク感がある。12歳でも読めなくはないが、高校生ぐらいに読ませたい本。
入試の論説文対策で現代思想を扱った文章をやった後、この本の関連部分を読ませるといった形で利用すると効果的かも。

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2010年05月12日

Posted by ブクログ

この手の本は、哲学書をいろいろと限って読みあさり、何となくわかった人、もしくは、わかりたいと思う人向けなので、「現代思想」にまったく縁のなかった人には一読して「????」であることには変わりないと思う。しかしながら、どういうわけか、こうした、「現代思想を簡易に伝えようとする書物」が新書で毎年、発行されているので、それらを読み続ければ、そのなんとなくの輪郭を少しずつあらわしてくれると思う。
さて、この本では、特に医療科学の分野に結構な量をさいているように思う。現代思想と医療は、今後、心や脳、人間そのものを巡る議論を含めて、かなり大きな分野になりそうな印象を強く受けた。

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2009年10月07日

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