【感想・ネタバレ】ジパングの海 資源大国ニッポンへの道のレビュー

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Posted by ブクログ

日本は実は資源大国だった。金、銀、銅について江戸時代までは大口の資源供給国だった。背景には日本が火山帯に乗っていることがある。カルデラ火山が形成される中で、金や銅などを高濃度で含む鉱脈が形成されるため。地震や噴火という自然災害と引き換えに日本は豊かな鉱物資源を持っている。

地上の鉱山はほぼ探索しつくされ、今注目は海底の鉱脈に移っている。探索は原始的な方法でドレッジ(大きなバケツ)で海底を掻きとり、上がってきた鉱物を分析する、というやり方になる。

深海探査艇は一回の潜水が1500万円。ドレッジでやれば効率は悪いがコストは100分の1で済む。

地方大学の研究者が限られた予算の中で行う実地調査である。知恵を絞り、技術を向上して取り組んできた。(必ず道はある)

思い違いをしていたのは火山帯のマグマの中で金ができるわけではない、ということ。元素は宇宙創成の時に出来上がり、それらが、濃くでるかどうかが鉱脈形成につながる。

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2014年05月28日

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