【感想・ネタバレ】本の町の殺人のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の町ストーナムでミステリ専門店を経営するトリシア・マイルズ。隣で料理の本の専門店を経営するドリス。ドリスと賃料でもめていた地主のボブ・ケリー。ストーナムにやってきたトリシアの姉アンジェリカ。ある夜殺害されたドリス。消えた高価な料理本。第一発見者だが保安官であるウェンディ・アダムズに容疑をかけられるトリシア。ドリスの姉ディアドリの登場。トリシアに近づくマイク・ハリス。アルツハイマーで入院するマイクの母親グレイス。消えるグレイスの持ち物。常連客のミスター・エヴァリットに仕事を依頼するトリシア。

0
2013年08月31日

Posted by ブクログ

本屋を開いた女性がヒロインのライトミステリ。
なかなか面白かったです。

古書と専門書の書店が集まっている、読書家の聖地ストーナム。
トリシア・マイルズは事情あって夫と別れたが、ミステリ専門の書店を開くという夢をかなえたばかり。
外観はあのホームズの家のよう、て羨ましい。そして飼っている猫の名前はミス・マープル。
若い店員ギニーとは気が合い、常連の紳士的な老人ミスター・エヴァリットも雇うようになります。

隣の料理本専門の書店主ドリスが殺され、貴重な本が行方不明に。
第一発見者のトリシアは、保安官に頭から疑われてしまう。

折りしも、気の合わない姉のアンジェリカが街にやって来た!
華やかなアンジェリカは子供の頃から、内気で本好きな妹を押さえつけてきたのだ。
トリシアは姉が長く居つくのではないかとはらはらする有様だが、アンジェリカはどうやら反省しているらしく、姉妹の関係を修復しようとしているんですね。

本屋を集めて町おこしをした地主のボブ。
本の鑑定を依頼してくる男性マイク。
まだ親しくない街の人々と絡み、時には疑いながら自ら捜査を進めるトリシア。
トリシアの性格が最初ははっきりしないが、だんだんと見えてくる感じはまずまず好感が持てます。
性格の違う姉との絡みはシリーズで続いていくのかな。

0
2014年10月16日

Posted by ブクログ

こちらの書評では評価が低くてびっくり。コージーミステリはこのレベルで十分やと思う。登場人物の表現も上手いし、老人たちへの敬意を込めた愛情ある書き方は素敵に思える。猫も可愛い。料理も出て来る。
ロマンスはあまり出てこないし、出てきても弱弱。
お姉さんを最初毛嫌いしてたけど、そんなひどい姉にも見えないから、どっちかとゆうと幼少期に姉妹の対立を生ませた親の方に原因がありそう。
ミステリとしては勝手に謎が解けてしまうので、スッキリ感はないけど最初の事件なので続きものとして登場人物紹介に押さえたのかな?

0
2023年11月16日

Posted by ブクログ

「ブックセラーズ・ダイアリー」に登場するウィグタウンをイメージしたが、実際はウェールズのヘイ・オン・ワイという町(むしろこちらが本家)がモデルらしい。古書店街が舞台となるコージーミステリーだが、それならではの特色は薄め。然しながら、登場人物の個性はきちんと描けているし、自由奔放なのに妙に常識人然とした主人公の姉・アンジェリカのキャラクターも中々面白い。巻き込まれ型主人公に厚みを持たせるのは難しいのかもしれないが、トリシアのバックグラウンドをもっと掘り下げる必要はありそう。色々言いましたが、次作も読みます。

0
2022年12月11日

Posted by ブクログ

古本や稀覯本や専門書やなどの店が集まっている町で、料理本を扱っている店の女主人が殺される事件が起こる。となりのミステリー書店主が主人公で、その死体を発見する。第一発見者ということで犯人の容疑をかけられたため、自身で犯人を探そうとする話。
主人公の女性ががんばって古本屋をやっていこうとする様子や、別々に暮らしていた姉が町にやってきて住むことになるごたごたの様子がほほえましい。難しい内容でないため気楽に軽く読める作品。

0
2015年06月03日

Posted by ブクログ

★★★:人が読みたがっていたら反対しない作品

シリーズ第2弾が発売されたことで、第1弾も本屋で平積みに。第1弾が発売されたときも気になっていたので、購入。

いまいち。事件を解決しようと動きだすまでが、もったりしていて動きがないので、読み進める楽しみがなかった。第2弾は気が向いたら買うかも。

0
2014年01月08日

Posted by ブクログ

古書と専門書町ストーナム。
ミステリ専門店を営むトリシアは隣の料理し専門店の店主が殺されているのを発見し、剰え何故かトリシアに敵意むき出しの保安官に容疑者にされてしまう。

ライトミステリということで、コージーと同じくくりでいいのかな。
主人公が犯人と疑われて捜査に乗り出すというのもコージーのシリーズの最初のお約束。
主人公と確執がある姉、信頼できるアシスタント、感じのいい老紳士、イケメンw、やなマスコミ関係者、主人公の飼い猫…とキャラクタも過不足なく。
ミステリ部分は早い段階で動機と犯人が分かってしまう上、張られた伏線がうまく回収できていなくてなんだかなー。
しかもトリシアの姉に対する敵意が読んでいて不快で、辛い読書だったなぁ。
その原因もなんとな~くしか書かれていないので、トリシアに感情移入できない。
かと言って強引な姉アンジェリカにも好感は持てず。
そして本の町が舞台でありながらその辺りの薀蓄がほとんどなかったのが残念と言うか…。
ストーナムのモデルになったヘイ・オン・ワイのことを知っていたり、アメリカの古書事情に多少でも知識があれば補完して読めるんだけど、そうじゃないとタイトルに騙されたって気分になるだろうなぁ。
シリーズ一作目なので、次作以降にその辺が描かれていることを期待しての評価。

0
2013年11月25日

Posted by ブクログ

本屋街として街おこしをしているストーナムへ、ミステリー専門の古本屋を開店させたトリシア。離婚してネコのミス・マープルと二人暮らし。ミステリー好きのお客たちに囲まれ、満足する生活。そこへ隣の料理本専門店の店主が殺される。町の保安官は、最初から第一発見者のトリシアを疑っている。そこへ、疎遠だった姉のアンジェリカがやってきて…。

今風のミステリー。最後は息せき切って謎が解ける。

本屋の街・ストーナムのモデルは、ウェールズのヘイ・オン・ワイという街だとか。知らなかった、行ってみたい。

0
2013年10月22日

Posted by ブクログ

20131016
本の町ストーナムで起こった殺人事件。トリシアは嫌疑を晴らすことができるのか?

うーん、なんかもうちょっとスカッとしたかったなー
面白かったけど。
本の薀蓄が多いかと思いきや、姉妹愛みたいな話だった。
今後も姉にイライラしつつもホロリとし、みたいな感じで進むのかな。
アンジェリカの作る料理が美味しそうでした。

0
2014年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

※ネタバレ(-ω-)してます

「本屋さん」で起こるミステリと言えば日常の謎ものが定番ですが、今作はマーダーケース!というわけで、タイトルで購入を即決。ミステリ古書の薀蓄も少しはあるのかな~と期待したのですが、そこは全く触れられていませんでした。残念。

読者が積極的に謎解きを楽しむタイプのミステリではありません(ぁ
どちらかというと、主人公のトリシアが、劣等感を抱く姉と協力しながら自分たちで犯人を捜していく中で、姉妹の絆を再確認する、というテーマがメインのような気もします。

トリック自体、「被害者は双子の片割れ」という超オーソドックスな設定を使った物だし、最終的にトリシアが「これこれこういう風な理由で、こういう方法で殺したのよ!」とも指摘しません。犯人にナイフを突きつけられながら、「どういうことなのよ」と質問して犯人が告白するというスタイル。おおう…←

事件を追うのは、アグレッシブで華やかな姉と、本が大好きな内気な妹。

序盤では、自由過ぎるアンジェリカに翻弄されるトリシアに感情移入しまくっていましたが、徐々にアンジェリカが愛しくなってくる不思議(笑)。お姉ちゃんはいつだって、妹に片思いしてるのよね~わかるわあ…(笑)。
殺人犯と疑われる妹の為に、違法すれすれの調査をしたり、保安官に盾突いたり。そんなアンジェリカの姿に、トリシアが「ほろり」とくる描写などは、どれだけ疎遠でもやっぱり家族っていいなってなるよねえ、と私もほろりとしました。

店の従業員や常連客など、脇を固める人物の造形も非常に魅力的です。
犯人の行動や保安官の態度の不自然なまでの稚拙さは気になりましたが、最後にテーブルを囲んでめでたく乾杯!大団円!な締め方が好きなので無問題です。続編も出たら読むぞ~( ^ω^ )



古書店の聖地・ストーナムでミステリの専門書店を経営するトリシア。彼女の思いが詰まった城に、ある日姉であるアンジェリカが訪れた。自由奔放な姉が昔から苦手だったトリシアは、一刻も早く姉を追い返そうとするが、隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な初版本が消える事件が発生する!
保安官も新聞も、第一発見者のトリシアを犯人扱いすることに忙しく、彼女は止む無く容疑を晴らす為に小さな町を奔走するのだが・・・。

0
2013年09月22日

「小説」ランキング