【感想・ネタバレ】エピソードで読む西洋哲学史のレビュー

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Posted by ブクログ

哲学史の入門書としては素晴らしい。
人物一人一人について見ると、やや内容が薄く感じるが、まぁこの短かさだから歯切れよく読めたのだろう。

また読もうかな。

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2010年09月11日

Posted by ブクログ

 ウワサ話のようなエピソードを中心として、25人の哲学者の思想を簡単に披瀝してくれる秀逸な本。文章も上手い。このまま25コマの講座として使える。

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

 社会科とか倫理で習ったデカルト、ホッブズ、ロック、ニーチェ、フロイト、ウィトゲンシュタインなどの著名な哲学、倫理学、心理学の巨人を取り上げ、生い立ちや思想の背景にあるもの、思想自体の解説が書かれている。
 高校の時は倫理が好きで、いろんな思想を知ることが面白かったからだが、結局はキーワードの暗記がメインで、「カント・純粋理性批判・悟性・格率」とかなんとか覚えて実際よく分からないまま終わってしまっていた。この本では、例えば「ギャングに追われた友人をかくまったときどうするか」で、絶対善を求めてうそをつかずに「いる」と答える方が正しいとカントは言ってるんだよ、でもおかしいよね、だからカントは挫折して、この世には道徳の絶対基準なんかないよね、ということになる。のように解説されており、読みやすいし面白い。著者の文才が光っていて、飽きずに読むことができる。社会契約説のところでは、「国家のために生命を賭けて戦う倫理的義務はあるのか」といった話が面白かった。実存主義って倫理で習った時にはかっこいいとか思ってたけど、なんか変な人たちばっかりだな、という印象。とにかく、哲学や思想に興味のある人なら飽きない本だと思う。「読書案内」もついているので、この後本格的に勉強する人にも役立つのではないだろうか。(13/06/08)

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2013年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文体が面白かった、し、おおざっぱとはいえ、どなたがどんな考えを持っていたか、ということは把握できた。
ヒューム、アダム・スミス、マルクス、ニーチェあたりが特に印象に残った。

あと「読書紹介」みたいなコーナーは、とても助かる

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2017年02月12日

Posted by ブクログ

 デカルトから現代まで,後世に名を残した哲学者たちの人生と思想について,平易な文章でまとめている。人間とは何か,いかに生きるべきか,真理とは何か,そもそも認識とは?…,とかく思想・哲学というものは,不必要に高尚でとっつきにくいと感じてしまうが,それを生み出してきた人物の生涯や歴史の動きとあわせてみていくととても面白い。世界史の歩みは良くも悪くも西洋が牽引してきたから,西洋のものの考え方をたどることは世界史を理解する鍵にもなる。本書では,各思想家のエピソードに重点をおいて読者の関心を保ちつつ,それぞれの哲学のポイントもしっかり解説。
 人物のエピソードについての感想だが,やはり哲学者って変わり者が多い。思索の邪魔なのか生涯独身がやたらと多く,妙なコンプレックスを持っていたり,強い自殺願望があったり。発狂して廃人になるのも,かえって哲学者として箔が付くくらいの雰囲気。幸せな人生を送った,なんていうのは皆無といってもいい。人間あまり深くものを考えるとろくな事がないようです。仕事や子育て,日常の雑務に追われつつ,たまに本を読むくらいが最も幸せな人生かもしれないな。
 どうでもいいことだけど,この本でひとつ気になった点。各思想家について,まず国籍や生歿年等の基本データに触れているのだが,ここで「享年七十九歳」等とやってるところ。天より享くる年七十九,なのだから「享年七十九」ですよね。「とし」が重複です。そして読みは「キョーネンシチジューク」でなくては。「ナナジューキュー」では締まりがありません。吉良邸に討ち入った「四十七士」は「シジューシチシ」で,「ヨンジューナナシ」ではおかしい。7×7=49は「シチシチシジューク」,まず「ナナナナヨンジューキュー」とは言わない。こういった数字は音読みのほうが歯切れが良く,声をだして唱えるにはもってこい。

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2011年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
ヘーゲルやマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。
ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。
思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。
生い立ち、学歴、異性関係、挫折、死に際などの逸話を拾い集め、その思想のルーツを探る。
好奇心、やじうま根性なくして哲学は語れない!
抱腹絶倒の哲学者列伝。

[ 目次 ]
第1部 これがモダンだ(十七~十八世紀)(機械と神;イギリス人の哲学;百科全書派とルソー)
第2部 調和の快感(十八~十九世紀)(モダンの優等生;歴史の哲学)
第3部 歴史の終わり(二十世紀)(超人と精神分析;フレンチ・コネクション―サルトルとボーヴォワール;コンピュータとDNA;リチャード・ローティのアメリカ)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月22日

Posted by ブクログ

デカルト

人間機械論
思考も、何もかも物質
科学に大きく影響
泣くから悲しい、悲しいから泣くのではない。逃げるから怖いのであって、怖いから逃げるのではない。
人間は未来を想像するから、不安になり、動物はただ反応で生きているから自殺しない。
考えているからといっても、物体でない何かによるとは限らない

スピノザ

汎神論
当時、「神学・政治論」で無神論者扱いを受ける
善人が救われるという論理は神=全能ではなく神の論理ではないと主張
神は笑わない。なぜなら、笑うや怒るというのは、何か欠けていうるからであり、神とは言えない。
愛が故の創造というのも、人間がそう考えたがるだけ。
例:地震が神の怒りなら、なぜ善人も死ぬのか?

ホブッズ
ロック
ヒューム
ヴォルテールとイギリス
ディドロと百科事典
ルソー
スミス
カント
ヘーゲル
マルクス
ニーチェ
ハイデガー
フロイト
ウィトゲンシュタイン
サルトルとボーヴォワール
ウィナーとサイバネティクス
ド―キンスー利己的遺伝子
ジャック・モノー
リチャード・ローティー

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2009年10月07日

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