感情タグBEST3
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この世とあの世のあわいに建つあぶな坂HOTEL。そこにやって来る人々の物語。霧が晴れて戻れば生き返り、美しい中庭を横切った先の門を出ればあの世行き。HOTELのオーナーや従業員にも物語がある。伝説のロックンローラー・スズカプリンスと、メイドのマルちゃんのやりとりが切なかった。
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中島みゆきを思わせる由良さんが素敵。他の作品と違って一定の場所だけで演じられる世界がまた新鮮でした。初見では実はさほどではなかったけれど、3度目の今日はじんわりと涙が出てきた。この方の死生観が好きだと思う。
2011年9月
2014年5月 再読
彼岸と此岸のあいだ。
名作揃いの萩尾望都作品のなかでは、ライトな読みくち。初期の頃との絵柄の変化に少し戸惑ったが定期的に読み返したくなる。ホスト3人に囲まれた姫君の話でどんどん現実が見えてくるのが結構ツボだった。現実社会のエッセンスを時代とともにちゃんと取り入れるのがすごい。
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あの世とこの世のはざまに立つあぶな坂HOTELを訪れる人々の物語。
あぶな坂4篇と天使の短編がひとつ収録。
選んだにしろ事故でやって来たにしろ、死を目の前にしてやっと見えてくる本当の心の揺れが描かれています。
雪山の兄弟の話が、萩尾望都っぽい感じがしたな。
あの世とこの世
あの世とこの世のはざまにあるホテルを舞台にしたお話。
1巻で終わってしまうのはもったいないような感じ。
舞台化してもよさそうな感じ。
子供は迷いがないからっていうのに泣けてしまいました。
「ここではないどこか」シリーズが好きならおすすめです。