感情タグBEST3
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どれも読みやすかった。
特に印象的だったのは「ランクアップ丼」だ。彼女とのクリスマスイブに一緒に過ごすことを断ってまで上じいと玉子丼を食べるとはびっくりした。まさかそれが上じいとの最後の食事になるとは思わなかった。だが、21回目には上じいの娘さんに天丼を奢り借りを返せて良かったと思った。
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ほっこりする話ってこういう話のことなんだろうと思った
1話めの『おしまいのデート』の彗子とおじいちゃんのやりとり、とても面白くて可愛くて素敵。
2話めの、『ランクアップ丼』が一番好き。
人間に凹凸があるなら、上じいと俺がまさにそれだと思った。
吉田伸子さんの解説も良かった。
『「おしまい」という言葉は、中やすみね、という感じの、「おしまい」
次に続いて行く予感を感じさせる』
どの話も温かい未来を予感させる終わり方になっていて、読後もほんわかした気持ちが残る。
瀬尾まいこさん、いいね
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どの話も好きだった。
特に好きだったのはランクアップ丼とファーストラブ。
デートをキーワードに人と人との心が繋がってる感じが素敵だった。読み終わって心がぽっとあたたかくなった気がする。
おしまいということ
デートというキーワードが織りなす短編集。デートは相手によって、その意味合いが変わってくる。よく言う、一般的なラブラブなデートを扱う訳でなく、ちょっと変化球。それぞれの関係性にほっこりした。
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ランクアップ丼は涙したし、感動的で良かったけど、ファーストラブとドッグシェアが良かった。久永さんと内村君の関係ってきっと他の人からしたらどういった関係?と勘繰るし白黒つけたがるだろうけど、ただ、いっとき一つのものを共有したというだけ。その細い糸で繋がっているってのも悪くないし、むしろ気楽な自分でいられていいなと。広田君と宝田君の、loveでもないしlikeでもbest friendでもない。自分を救ってくれた人への想いとお返しの行動なのかな。こんな不器用なやり方がなんだか好ましい。
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瀬尾まいこさんのデートをテーマにした5編の短編集でした。各話の登場人物には繋がりはなく、登場人物やデートの相手の年代もそれぞれ違っています。
・おしまいのデート
中学3年生の彗子とじいちゃんとの最後のデート
・ランクアップ丼
元教師(上じい)と教え子の月に1回の玉子丼デート
・ファーストラブ
男子高校生同士のデート
・ドッグシェア
捨て犬を介して知り合ったOLと男子大学生のデート
・デートまでの道のり
保育園児とその父、女性保育士の家族デート
この中でいいなぁ〜って思ったのは、最初の2編!彗子のじいちゃんは、ユーモアがあってホント面白いしリアル側にいたら元気をもらえそうな感じです。そして、元教師の上じいもいいな…こんな風に元教え子のために変わらずに関わってくれるなんて、感動しました!!この2編はいつまでも心に残ります。
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瀬尾さんの作品は読みやすくて好き。
短編のお話がいくつかあるんだけど
その中でも「ランクアップ丼」が好き。
温かくなる。
最初の「おしまいのデート」も良い。
多くは語りません。
おすすめです。
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「デート」がテーマの5つのほっこりした短編集。
ランクアップ丼が一番好きだった。
ドキドキするような恋愛的なデートはなくて、先生と生徒、祖父と孫など色んな形のデートを扱っていて、大きな展開があるわけではないけどどれも素敵だった。
瀬尾さんの世界観やっぱり好きだなと感じられた一冊。
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短編でも独自の良さを出してくる瀬尾さんはさすが。どのお話もじんわりと温かくなった。
特にドッグシェアは掴みどころがないんだけどなんだか素敵で。どのお話もこの後のそれぞれの人生が気になる、だけど知るのはここまでで良いかなという不思議な気持ちにさせられた。
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瀬尾さんの話は、スッと入ってくるし、その人の感情がわかりやすい。最近色んな本を読んでるけど自分に1番馴染んでる感じがする、ランクアップ丼の話がとても印象的。
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ランクアップ丼
この話、すごくよかった。号泣
ドッグシェア
元旦那がご飯を作ってくれたことに初めは感謝していたが、後始末が大変になり怒るように
喜ぶと思ったんだけど
と悲しそうな顔をした
何かを買ってくれた時もイマイチなものばかりで返品に行く事もあった
こんな風に寄り添うことができたら、うまくやれたかもしれない
、、沁みる話
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5つのデートを描いた短編集。
寂しくなる内容なのかな?と読み始めた。
どのお話も、読後感が良かった。人の温かさがあり、前向きになれた。
「おしまい」は寂しいことだけではない。必ず続くものがあると教えてもらえた。
自分の中にある寂しさが少し、和らいだ。
4つめ「ドッグシェア」の物語が1番好き。
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21歳の娘からのお下がりで読み始めた本。
「バトン」で瀬尾さんの感じは好きだなと思っていたけど、この本もやっぱりよかった。また瀬尾さんの本が続けて読みたくなりました。
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ちょっと悲しくて、寂しくて、でも新しい明日にちゃんと繋がっているお話が詰まっていました。
元気がでるとかわくわくする明日ではなく
気を張らずに明日からを過ごせるようなそんな続きをたくさん想像できる本でした。
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面白かったです(*'▽'*)
どのお話も素敵だったけれど、上じいのお話はちょっと泣けた(ノ_<)こういうの弱いんだって〜。学校で読まなくて良かった。
なんか、瀬尾まいこさんの本に慣れてしまったような…どんなにいい本でも前より感動しない…。前までは「きてくださいお願いします」っていう態度だったのが、「来れるもんなら来てみろや」ってなったみたいな?
自分で書いてて意味不明です
最近は勉強づめで本をあまり読めません…つらい(;_;)気晴らしに買い物に行くだけで呆れた顔されちゃうし……はやく中学生になりたい…( ; _ ; )/~~~
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ほっこり。読みやすい。
出会いと別れにまつわる5つの短編集。
人と人との出会いは一つの線が交わり合うように気まぐれで、でもそこに確かな繋がりが生まれることもあるってことを感じたな〜 5つの作品どれもが、本来なら交わらなかったような出会いを描いていて、だからこそ物語として面白かった。
わたしが1番好きなのは「ランクアップ丼」かな。主人公と先生は毎月給料日に一緒にご飯を食べる。けれどそのデート(?)も今日で最後だと告げられて────? 主人公と先生の関係も素敵だし、結末には驚かされた。自分が割と手のかからないタイプの生徒だからこそこういう関係はすこし羨ましいかな?笑
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瀬尾まいこさん、2003,2005年の短編作品5篇。共通テーマが、誰かと誰かの「デート」。それも、これで最後という「おしまい」が関係します。
かと言って、男女間の恋愛、それも悲恋を扱ったものではありません。更に、一編が30〜40p程度なので読みやすいです。(その分、自ずと登場人物の心理描写は薄いですが‥)
各編のレビューは割愛しますが、共通テーマでもある「おしまい」は、新たな生活(変化)への「はじまり」で、心の持ちようで身近な所に幸せがあることを、さりげなく教えてくれているようです。
5編の中で私的には、表題作「おしまいのデート」のじいちゃん、「ランクアップ丼」の上じい(教師のあだ名)の話がいいなと感じました。さりげない愛情・人への想いがたまりません。
カッコいいぜ、じいちゃん! がんばれ、じいちゃん! 最高だよ、上じい!
解説で吉田伸子さんが、本作を「上質な薬膳スープのよう」と喩えていらっしゃいました。個人的には、シンプルだけど豊かで深い味わい、じわぁ〜と身体に沁みてくるのは同感ですが、喩えるならその時々の旬の食べ物(魚・野菜)かなぁと思います。忘れた頃、季節が巡って来た頃にふと食べたくなる味です。そんな癒し効果がある短編集でした。
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相変わらず瀬尾さんの書くお話は読後感が良くていい気持ちになります。人生悪いことばかりじゃない、良いこともたくさんあるし良い人に出会うこともあると思わせてくれる作品です。
あの先生幸せだったろうな〜
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色んなふたりの短編集。心があたたかくなる話。どの話も素敵だけど、今の私にはなんだか合わなかった。けど玉子丼だけすごく印象に残ってる。食べたい。
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「おしまいのデート」でしみじみし
ランクアップ丼」で泣き
「ファーストラブ」でニタニタし
「ドッグシェア」でほのぼのし
「デートまでの道のり」でほっこりした
一冊
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瀬尾さん、やはり好き
瀬尾さんの書く世界を生きるように
わたしも自分の世界を捉えて生きていたい
そうすれば
もしいつかとんでもなく悲しいことが起きても
きっと大丈夫な気がするのです
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【デート】【おしまい】に関する短編集
そこまで起伏が無いホッコリした話
でも、普通の生活には気づかないけどちゃんと起伏がある事を描いている。
どの話しも楽しく読めたが
ランクアップ丼は1番好きかな
読んでて中学2~3年の時の担任に会いたくなった…
子供の時、ケンカばかりしてて
まったく勉強しない
けど俺は年一度の夏休みの【自由研究】だけ 本気を出す子供で…小学校の6年間、中学の3年全て市から賞を貰っていた子供だった(夏だけって…TUBEじゃあるまいし…ぁ…失礼か…)
その担任は、理科の先生で
夏しか本気にならない俺を可愛がってくれて…
点数悪くてもニコニコ、先生が生徒を怒ってる最中に後頭部にボールを投げても怒られるのは回りの他の生徒だし(それはどうかと…)
先生が俺を気に入っている特権だけで
高校も推薦してくれて
【大丈夫だぞ】しか言わない先生
元気だろうか…
高校の同級生が、妻なので
この先生がいなければ結婚相手も変わってるかも…子供も違う子になってる…
感謝伝えたいなぁ…
二十歳で結婚して地元を出てしまった為
成人式出ていなく
知人から【先生がベルゴ探してたぞ】と聞いた…
いやぁ…会いたいな…
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「デート」にまつわる短編集。★3.5で!
どれもサクッと読めて読みやすいけど、ドキドキの展開という感じではなく、落ち着いて読めてほっこりする。
一般的な男女の「デート」の話はないから、恋愛モノが読みたい人はこれじゃないかな笑
どれもおもしろいし心温まるけど、刺激とかもないから印象には残りにくい作品かも。
最近ひねくれた登場人物の作品とか、刺激が強い作品ばっかり読んでたから小休憩になりました。
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おじいちゃんと孫、先生と教え子、高校の同級生、OLと大学生、ちょっと複雑なカップル+子どもの関係が描かれている。
おしまいのデートだからちょっと切なさはあるけど、おしまいがあるからこそ、その時間の大切さ・儚さが際立っている。
私はおじいちゃんのほっこり話に弱いので、最初の2つの話はちょっと涙腺きそうだった。
高校生の話はさわやかだし、OLと大学生は恋愛とはまた違ういいコンビ感がある。最後のカップルと子供の話は、このガキかわいくないなぁと最初は思ったけど、不器用なだけだとわかってほほえましく感じた。
この世界にはいろいろな関係性がある。ささいな繋がりだったり、複雑でめんどくさいと感じることもあるけど、その人にとっては大切なものになりうるなぁと、自分の人間関係をふと思い返してしまった。
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題名が気になり、本屋で見る度に買おうか何度も迷っていた本。久しぶりに短編が読みたくなりついに購入。
ジンワリと心に染みる読後感が得られた。
どんな人にも、その人ならではの出会いと別れが存在していることを思い返せる本。今は会うことがなくなった人でも、あの人との出会いは素敵な経験だったなと登場人物のやり取りを読みながら感じ入ることが出来た。
今はSNSが発達している時代。おしまいのデートで終わる出会いも素敵ではあるが、再びデートをはじめるきっかけを自分で作り出してみるのもまた素敵かもしれない。
Posted by ブクログ
解説にもありましたが、本当に「薬膳スープ」のような味わいの短編集です。一風変わったデートの中に、それぞれの寂しさと温もりが感じられました。私が一番好きだったのは、元不良少年と教師のお話。人との繋がりや、限りある時間を大切にしたくなる、そんな作品です。
Posted by ブクログ
どれもほっこりするお話だった。
短編だから寝る前とかにもよさそう。
カンちゃんは先生のこと
受け入れてくれるのかな。
まあ年長だから卒業すれば結婚はありか?
それにしても園長先生はひどかった。
上じぃの話は切なかった。
たぶん悲しませたくなかったから
告知しなかったと思うんだけど
残される方が辛いんだから
ガンの告知して欲しかった。
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2003(平成15)年、2005(平成17)年初出の短編を収録。
ふつうの男女のそれではない風変わりな「デート」を主題とした短編集。
やはり、瀬尾まいこさんのいつもの「温かい」作品集である。それは人を信じ、常に前を向き、家族など人間関係の温もりに身体を緩めるような幸福感に満ちている。ここでは、男が女を背後から襲ったりしないし、憎しみをつのらせて犯行に及んだりもしない。
このような温かさのうちに人生を過ごせればどんなに幸せだろう。私はこのような「前向きさ」とは逆の、負の世界観を持ってきたが、ときにはこういった小説を読むのもいいものである。
本書の中では「ランクアップ丼」と「デートまでの道のり」が特に好きだ。