【感想・ネタバレ】会社の電気はいちいち消すな~コスト激減100の秘策~のレビュー

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Posted by ブクログ

辛口だけど、真実です。

奇をてらった題名だなぁ、、、とマイナスイメージで手にとりましたが、内容は本格的。
一見、常識ハズレなその方法も、簡単なモデル(例)を使って説明されると腑に落ちます。
節約は快楽だ、と言う著者。
難しい内容を、これだけ簡単に説明できるというのは、相当頭が良い方なのでしょう。
大好きです。
学者先生の机上の空論ではなく、メーカーで実際に修羅場をくぐった体験が文章がらにじみ出ています。
読んでおくべし。技術者も、経営者も。

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2009年12月13日

Posted by ブクログ

端的にタイトルの真意――本の真意――を要約してしまえば,
人件費等の固定費を削減するのではなく,
アーキテクチャを使って人を動かし,
固定費を効率よく使いましょうね――です。

ちなみに,社会思想において,アーキテクチャとは,
人間の行為を制約したりある方向へ誘導したりするような
ウェブサイトやウェブコミュニティの構造、
あるいは実際の社会の構造のことをいう
(wikipediaより抜粋,一部改変)。
本書ではアーキテクチャという用語は使っていない。

100の秘策自体は,そう大したことはない。
本書を読んで,面白いと感じた方は,
社会思想してのアーキテクチャ,行動経済学,
脳科学関係の本も 併せて読んでみるとよいかもしれない。

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2013年05月02日

Posted by ブクログ

要は節約の本なのですが、次の3つの人間の特性は、節約に関係なく押さえておかないといけないことだと思いました。
・人は、愉しいこと、自分の利益になることしか
 進んでやろうとしない
・人は、ルールやシステムがないと、
 高い倫理観を持ち続けられない
・人は、強制的にやらされることしか達成できない

節約の件については、固定費や変動費を、節約の視点から見直す方法が書かれており、参考になりました。

とりあえず、うちの会社については、上の3つの特性を無視しがちであることと、節約が下手だということがよくわかりました(笑)。
今回読んだ内容を踏まえ、うちの会社を少しずつ変えていけたらな、と思っています。

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2013年02月14日

Posted by ブクログ

コスト削減の方法をまとめた良書。
特に第3章の節約術100連発は中々参考になると思う。読むだけで終わるのではなく、実践できる事を実践して成果をあげることが大切。

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2012年11月11日

Posted by ブクログ

釣りタイトルだが中身は極めて真っ当。

単純に節約・コストをかけないではなく、何が無駄か、何を活用できていないのかを探り当てることが真髄。

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2011年08月08日

Posted by ブクログ

著者は仕入、購買のプロ。


仕入額を削減すれば利益が出ると主張される方。


本書は著者が経験されたコスト激減100の秘策が書かれている。

全てではなく自社で適用できるものを採用すれば良いかと。


本書はある程度会計が理解されている方がより理解できると思います。

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2011年06月02日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
効率化したら会社が潰れる!?
カイゼンでは利益が上がらない。
アウトソーシングは利益を減少させる。
決算書を読みこなせても、儲けにはつながらない。
努力を求める節約は必ず失敗する。

[ 目次 ]
1章 「効率化すれば利益はあがる」のウソ(アウトソーシングでは、利益はあがらない 作業のカイゼン・効率化では、利益はあがらない 決算書知識は役に立たない 薄利多売には意味がある)
2章 なぜ節約・コスト削減が必要なのか?(これからの時代は売上が伸びない 「前年同期比○○%アップ」「前年同期比○○%削減」という幻想 節約・コスト削減とはエコロジーである 節約・コスト削減と企業の社会的責任(CSR)はつながっている)
3章 節約術100連発(節約術100のアイディア・観点)
4章 仕入品を見直す(仕入れ品を見直す、取引業者を見直す、価格を交渉する 仕入れ量を見直す 仕入れ品の詳細管理・長期的な価格低減を徹底する)
5章 節約が会社を変える

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月09日

Posted by ブクログ

経済状況の変化したこの今こそ、財布のひもを引き締めるべきかと考えさせられる。
すべて役に立つとは思わないが(中古パソコンの利用には疑問符もつくが)かなり役に立ちそうなアイデアもある。

メモ:
・人件費(固定費)が削減できないなら効率化も外注化も意味なし。
・コスト削減は超重要
・変動費を回収するために薄利多売のビジネスモデルも重要
・決算書は納税と投資家向け。実際の儲かり(キャッシュフロー)と関係ないこともある
・従来をアウトプットを増やす経営。これからはインプットを減らして購入したものは徹底して使い切る=エコロジー
・コスト削減には精神論ではなく、しかけで対応。
・カラーコピーは使わない、旅費は個別に契約しないなど
・リース契約に注意。同じ車に乗り続けるのが一番安い

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2009年10月07日

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まず、「節約とは快楽のことである」という著者の主張が興味深い。後半の節約術も必読だが、前半の具体的な財務マネジメントの話も勉強になる。例えば、ホテルアイリスを例にした固定費や変動費の話はとてもわかりやすい。私が本書の1番おもしろいと思ったのは、節約を数値からのみではなく社員(人間)の意識を上げる精神的アプローチからも理解するように推奨している点だ。これが、「節約(具体的数値)=快楽(精神的感覚)」理論の根拠ではないだろうか。因みに、その精神とは、?人間は、愉しいこと、自分の利益になることしか進んでやろうとしない、?人間は、ルールやシステムがないと、高い倫理観を持ち続けられない、?人間は、強制的にやらされることしか達成できない、の3つである。この視点から考えると、確かに節約ってワクワクしてくる。斬新!

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2009年10月04日

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中小企業の再生のパターンで、リスケジュールをして時間を稼ぐ一方で財務体質を改善してしまう、というのがあります。

 つまり、儲かる体質にしてしまうのですが…

 やり方は販売促進とコストカット!

 中小企業のコストカットにはコツがあります。この本、すごくうなずきながら読みました。

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2009年10月04日

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タイトルは、かの「食い逃げされてとバイトは雇うな」にならってつけられたのがミエミエなのだが、中身は意外と確りした実用書。

外注任せや部門のアウトソーシングが、企業の経費削減、財務体質の改善につながると妄信する人々に物申している。 薄利多売の良い点や、変動費が稼げるのであれば赤字でも売るべき、など、一見逆説的な話をきちんとした原価構造の説明とともに紹介。 見るべき本質に焦点を当てた本といえる。

また、経費削減の指南書が実際には実践されていない理由を
? 方法論が抽象的
? 何が成功か?が定義されていない(目的が不明確?)
? 実行に努力を要することが前提となっている。
と述べている。 特に節約は楽しんでするもの、と強調している。

資材部門に従事していた著者の視点が参考になった一冊。

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2009年10月04日

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「会社の電気はいちいち消すな」とは、それをするなということではなく、投資対効果を考えたコストダウンを行えということ。こう書くと「あたりまえだろう」と思う人もいるだろうが(というか、あたりまえと思えないビジネス・パーソンはそうそうお目にかかれない)、実際にはなかなかできない。 私の同僚に優秀なエンジニアがいるのだが、その彼が我々の製品と、ライバル社の製品を比べて、我々の部品のコストがxxx円高い。これは製品の考え方を変えなければならないというような趣旨のことを声高に叫んだことがある。こういう主張は悪いことでないのだが、彼には、ライバル社このxxx円をコストダウンするために支払っている固定費(人件費)のことが全く念頭に入っていない。こういう単純思考に陥ると、全体としてはマイナスになってしまう部分最適が起こる。その結果、この本に「会社の電気はいちいち消すな」といわれてしまうのである。

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2018年10月23日

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バイヤーによる実践的コスト削減のススメ。
会計についても知ることができる。
努力を強いる節約ではなく、システムおよび見える化により制約や強制をする方が成果が上がるという話は説得力がある。
2009年の書籍で現在とは節約ノウハウが変わっているものがあるかもしれないが、コスト削減の本質的な考え方は今後も不変だろう。

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2014年08月06日

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具体例を出しながら、経費を削減したり、利益を増やす方法を教えてくれる。3つの人間の特性を踏まえた上でコストを削減するという考え方は、自分に当てはめてみても、なるほどと思える。

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2010年12月10日

Posted by ブクログ

・人間は、自分の利益になることしか進んでやろうとしない
・ルールやシステムがないと、高い倫理観を持ち続けられない

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2009年11月03日

Posted by ブクログ

09/7/4 ★★★☆
会社における節約を主題とした。

これを読むと、あのハンバーガー1つ65円のカラクリが少し解る。

この本には終身雇用を維持していく方向性みたいのが示されていて、
そこんとこは興味深くおもしろい。

ただ、第3章の節約100連発みたいな所から、
ちょっと読むのがダルくなってきたかなぁと。
特に第5章はなんかどーでもいい話だったような…

まぁでもこの人の本はなかなか良い

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

メモ
・効率化やコスト削減は手段であって自己目的化した瞬間に、さまざまな落とし穴が出てくる。固定費と変動費の基本理解ができていないと。
  ex)安くアウトソースしたからといって、そのぶん人を減らせないのであれば固定費は削減しないのだから意味ないでしょ。
    浮いた時間をより価値のある仕事に振り向けられるから・・・って本当か、検討の余地はあるよ。
・また決算書とフリーCFとの基本的な知識理解も必要。
  ex)売上原価、減価償却、購入とリース
・利益を先に決めてしまって、費用を逆算するという方法あり。そのとおり。
メモおわり

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

タイトルと 内容とに 若干の矛盾があるかもしれない

効率化というだけでは利益はでない
空いた時間に 何をするか

遊んでいる固定費を如何に回収するか

そして後半は 節約術の大量列挙

同じ売上であれば 費用を減らすことで 利益が増える

出ていくお金を絞ること 収益につながらない費用 労力をしぼ
そんなことを感じられる本でした。

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2009年10月04日

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