【感想・ネタバレ】侵略戦争 ――歴史事実と歴史認識のレビュー

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Posted by ブクログ 2010年01月10日

 以下、印象に残った概要。

?明治初期〜日清戦争期までに日本国内で出てきた中国や韓国への侵略思想
?日本陸軍・海軍の戦争指導体制
?日独伊三国同盟…なぜ日本とドイツが結びついたのか
?対米英戦争へ踏み切った理由…1万メートルの差
?ポツダム宣言受諾が遅れた理由…天皇や支配層の国体護持
?天皇制軍隊...続きを読むの性質…不合理な精神論による強力な管理⇒反動で南京大虐殺や従軍慰安婦
?沖縄戦下での対住民…諜報活動による管理
?アメリカの日本単独占領…対ソ戦略…原爆投下も戦後統治戦略の中の一つ

 上記の内容が当時の公文書や軍事命令などの資料を基に、実証的に述べられていた。ただ、?については、南京大虐殺に関する考察の点で実証が少なく、南京大虐殺の点で逆に突っ込まれてしまいそうな感があった。それでも、妙な精神論を声高に主張する本よりはるかに面白かった。

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Posted by ブクログ 2014年10月30日

[ 内容 ]
日清戦争から十五年戦争にいたるまで、日本を貫いてきた侵略思想とは何だったのか。
明治期、西欧に対抗するべく強大国家=覇権国家を建設する過程で形成された帝国主義は、なぜ南京大虐殺や慰安所設置に代表される暴虐を生み出したのか。
歴史事実の実証を通じて、自己本位の侵略思想が再生産される構造と...続きを読む体質を明らかにするとともに、歴史認識の共有による「平和的共存関係」への道を探る。

[ 目次 ]
第1章 侵略思想の源流を探る
第2章 日中戦争から日米戦争へ
第3章 日独同盟関係のゆくえ
第4章 国体護持と支配層温存の試み
第5章 天皇制軍隊の特質と戦争の実態
第6章 残された課題は何か

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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