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小学校の1クラスを舞台として勢力争いをする様子を見ながら君主論の内容を説明してくれる本。
章ごとにメインとなる話があって終わりに解説をしてくれる構成なので誤解なく理解できるのが魅力。
ただ小学生達が物凄い舌戦を繰り広げたりや思慮深すぎる描写があるので少し驚くかもしれない。
とても面白かった。
漫画もあるようなのでそっちを先に読んでもいいかもしれない。
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小学生時代の謎の派閥争いやイベントに対する価値観を思い出しつつ、それらがあまりにも戦略的に行われていく様子に強く惹き込まれた。君主論がどうだとかそんなこと抜きにしても読み物として面白い。小ネタも多いので終始ニッコリ。娯楽と教養のバランスが良い素晴らしい入門書。
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小学生が権謀術数、敵対勢力への工作を巧みに使ってて絵柄のギャップが面白く笑いながら読み進めれる
しっかり君主論を基盤にしてて論例論の形ができてて読みやすく、分かりやすく解説してくれるのが良い
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タイトルからも分かる通り、マキャベリの『君主論』について書かれた本である。非常に分かりやすく面白いので、大人であっても楽しめる。
本書は、5年3組を舞台に、小学生たちがクラス内での覇権を争うという物語で、それをふくろう先生が章ごとに解説してくれる。ふくろう先生の解説を、たろう君とはなこちゃんの二人が会話形式で聞いたり質問したりするというのも分かりやすい。はなこちゃんの口の悪さも読んでいて面白い。
物語にはたくさんの子どもが登場するが、主要な子5人くらいを覚えておけば物語の進行には差し支えない。章ごとにクラス内勢力図がちゃんとあるので、名前を覚えていなくてもしっかり楽しめる。
PTAからはすべからく批判の声が上がりそうであるが、マキャベリの君主論をここまで分かりやすく、そして面白く解説したものは他にないのではないか。
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小学生のたろうくんとはなこちゃんが、ふくろう先生から学ぶ“正しいマキャベリズム”!
群雄割拠する5年3組の覇者となるため、様々な権謀術数を用いる子ども達の姿が、面白おかしく且つ非常に解りやすく描かれた、なんともえげつない本でした。
4月の段階で10以上あった小グループが、引き抜きや裏切り、吸収合併を繰り返しながら最終的に統一されていく様は圧巻。
恐るべき姦計の数々に何度震え上がったことか。クラスにおける最高裁判機関「終わりの会」とか超おっかねぇ((((;゜Д゜)))
私は別に国家元首とか目指してませんが、それでなくても非常にタメになりましたよ。
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ドラッガーの話といい、こういうふうに現実世界的な例え方をされるとすーっと入ってくね。たぶんその分すっと抜けてくけど。
クラスを国に例えて、統一の過程を描いたものです。非常に面白い。マキャベリの君主論、本物を読んでみようかしら。
まあやちゃんが好きです。カワイイ。きゃわいい。
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学級内統一のために小学生たちが奸計謀略を巡らし抗争するというイカした物語。
癖のありすぎる5年3組の小君主たちが、遠足、ドッジボール大会、マラソンといったイベントも巧みに利用しながら政争を繰り広げる様を、マキャベリズムの視点から解説してくれるので、何となく勉強になった(ような気分にもなる)。
やり過ぎ感溢れるノリと解説の鬼畜コメントにグッとくる。また、プリンの誘惑に負ける小学生らしさと、愚民をコントロールしてのける辣腕とが共存するあたりの配分もいい。読んでいる最中は終始変な笑みが浮かんできて愉快だった。
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5年3組のひろしくんが、春休みに「君主論」を読んで、その教えに従って権謀術策を繰り広げ、他の小君主を打倒し、クラス全体に覇をとなえるまでの1年間の物語です。各章ごとに小君主の権謀術策について「君主論」に基づいて「ふくろう先生」が解説してくれるという小学生向き(!)マキャベリ入門書です。なおかつ、解説もマキャベリという具合。けっこう笑えるけど、ちゃんとマキャベリ解説書になっているのがすごいね。
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マキャベリの「君主論」の、小学生向け解説書。
目立小学校5年3組の小君主たちが、配下の友達を増やしながらクラスの覇権を争う物語と、君主論の内容を照らし合わせながら解説する。
「プリンを巡って彼らが本格的に対立したならば、クラス中に怨嗟が渦巻き、安定と均衡は永久に失われてしまう」
「終わりの会とは、小学校のクラスにおける最高裁判機関」等
パワーワードが多すぎて笑ってしまった。
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マキャベリの「君主論」は、いつか読まなきゃと思いつつ、読まない本の代表だった。解説本ではあるが、本書を読んでみて、「君主論」のエッセンスを知ることができて良かった。小学5年生のクラス統一のストーリーが、本当は厳格なマキャベリの口調をオブラートに包む感じで、良い。
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マキャベリの「君主論」を、小学生の仲良しグループ(=諸侯)の覇権争い(クラスのリーダーになる)を通して描いたフィクション。
元ネタ(君主論)が、政治学、特に「君主とはどうあるべきか」について書かれた本なので、
統治、権謀術数、力量、懐柔工作、支配、敵対勢力、姦計、専横、主導権、忠誠、傭兵能力、侵略、
など、通常の小学生なら日常的ではない言葉をバンバン用いて謀略を練る姿が、自分が知っている小学生像とミスマッチすぎてニヤニヤしてしまう(笑)これは例えるなら、江戸川コナンが周りに自分の正体(工藤新一↔︎覇権を握ろうとする野心家)を悟られぬようガキンチョぶりながらも、頭の中で名推理を展開している様子に似ている。そう、彼らは「見た目は子供、心は野心家」なのだ。そうした専門用語を駆使した思考による戦略は、本格的で目を見張るものがあり、小学生だからといって侮ってはいけないのだ。だって彼らは確かに「君主論」の教えを身につけているのだから...
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"マキャベリの「君主論」を小学校のクラスを舞台に物語を通して学んでいく。ここに登場するような小学生ばかりだと、少々恐ろしい気もするが、わかりやすく君主論に記されている理論を伝えてくれる。
原書を読みたくなること間違いなし。
原書もエッセイ風に記載されていて、読みやすい古典だ。是非一読を。"
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マキアヴェッリの『君主論』を下敷きに、小学生がクラスの支配者として君臨するまでの物語。非常に読みやすかった。君主とはどのようにふるまうべきかがわかりやすく書かれている。
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クラス統一を目指す小学生たちの権力闘争を通じて、マキャベリの『君主論』の内容を楽しく学ぶというコンセプトの本。設定に無理があると感じる場面もあったが、小学生の権力闘争を舞台にするという着眼は素晴らしく、非常に面白く読み進めることができ、勉強にもなった。目的のためには手段を選ばないという「マキャベリズム」を実践するのはお人よしの自分には難しいなという感想を持ったが、考え方を知っておいて損はないなと感じた。
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今朝の日経に掲載されていたので思わずレビュー。
マキャヴェリの「君主論」をラノベ風に、小学校を舞台に解説。分かりやすいけど、これで君主論を分かった気になってはいけません。予習として読んでから「君主論」に取り組むには問題ないかと。
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君主論をベースに小学校を舞台とした小説です。一章ごとが短く、そのあとに君主論の解説がわかりやすく掲載されています。ただ、この解説に出てくる2人の子どもたちの言葉遣いがよろしくないと思います。好みがわかれそうです。
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マキャベリの君主論なんて、高校の世界史で覚えただけで読んだこともないですが、本書を読んで是非とも読みたくなった。
わかりやすく君主論を伝える為の本だけど、毒があって読み物としても面白い。
子供には毒ですね。R12といったところかな(笑)
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マキャベリの君主論を読んだことがないので、きっかけにはなるかなーと。やたら腹黒い小学生がクラスの覇権を巡ってバトる話。名前が覚えにくく、プロフィールを繰り返し見ないといけないのが少し苦痛かな。2ちゃんの良スレみたいな雰囲気のストーリー展開が嫌いじゃなければ普通に楽しめると思います。
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マキャベリの「君主論」を下敷きに、小学5年生の主人公がクラスの覇権を握るために、様々な謀略を駆使して他のクラスメイトとの権力闘争を繰り広げる本。
ビジネス寄りの解釈が多い(実際ビジネスマンも多く読んでいる)「君主論」を、小学校を舞台にすることで分かりやすく描いている。
これ一冊で「君主論」の全てが分かるというものではないが、全体的な概要を掴む入門書としては良い。
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小学校五年生の子供達がクラス統一をはかるために色々な策を弄する。
その戦略をマキュベリの君主論を用いて解説している。
小学校の教材と書いてあるが、子供には小学生のうちには読ませたくない(笑)
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中世のマキアヴェッリの著『君主論』をモチーフに、小学5年生のクラスで権謀術数を用いて全グループを統一するという設定の小説。
極悪非道な小学生が出てきて、ちょっと現実離れしているところがまた面白い(笑)最後は謎な大団円(笑)
組織の中でこうした小学生のようにふるまうのはどうかと思いますが、まあ小説ということで良し・・・
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【いまの日本でも通じる??】
君子論の主旨は理解できますが、現代、特に日本などの先進国においては少し違った意味で当てはまると感じます。
かなりの部分で先進国は評価経済社会になってきていますので、評価が高い・人気があるひとが上位へランクされます。
君子論では戦略的な興作を講じて評価(驚異)を高めていきますが、現代では、ほとんどプラバシーがないため、悪質な方法で評価を高めても、すぐに化けの皮が剥がれて意味がありません。
評価を高めるという意味では同じですが、高める道筋が異なります。あまり悪質に評価を高めることはできません。
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小学校5年3組における仲良しグループの派閥争いを題材に、マキャベリの君主論を解説してます。派閥争いの様子がもう少し具体的に物語りとして描かれてるともっと楽しく読めたと思う。読んで決して小学生むけに書かれてるわけではなく、かなり毒のある内容なので要注意。小学生は三国志読んだ方がいいでしょう。「君主論」は小国に分裂していた当時のイタリアで君主に自分を売り込むためにマキャベリが書いたものらしく、群雄割拠する状況を制覇・統一するためのノウハウ書であることが良く分かった。
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上に立つ者が読む書籍として有名なものに、マキャベリの『君主論』というのがある。
本来、国王が統治の指南書として読むのだが、最近はビジネス本に応用されていることが多い。
さて、興味があってもこういう類の古典読み物はどうも書いてる意味がわからんし、途中で投げ出すことがままある。
そんなあなたにオススメの本がある。
『君主論』を簡単に噛み砕いて書いてある書籍である、この小説だ。
内容としてはある小学校の生徒達(5年生)が、クラスで君主の座を目指して戦うというもの。
群雄割拠の状態から如何にして統一するかを『君主論』を下敷きに上手く書いてあり、面白い。
まあ、実際小学校がそんなに知謀をふるって戦えるかというツッコミをしてしまうんだが。
各種のイベントを通して主人公であるひろしくんが覇道を極めていく様はなかなか愉快。
こいつは自分と似ているとか、こいつは周りにいそうだとか、キャラクターを誰か身近な人に当てはめるのも面白いかも。
サクサク読めるので、『君主論』の全容を簡単に理解したいなら読んでみるといいかもね。
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"よい子のみんなへ
この本では、クラスを制圧するために役立つ知識や、下々の者どもの心理などを分かりやすく解説しているよ。"
こんな一文から始まります。読まずにはいられない。
マキャベリの君主論は普遍性の高さから戦争だけでなくビジネス世界の戦略論など様々な書籍で紹介されている。
しかし、もっと身近な世界でも応用できるのではないか。そんなところから生まれたのが本書だ。クラスの覇権争いのために君主論はどのように活かせるのか!?
そんな娯楽本です。しかし、時として残酷な子供の世界に当てはめることで君主論の秀逸さが感じられるのではないだろうか?
これだけで君主論を分かった気になってはいけないが敷居の下げ方という意味では数ある"君主論"解説本の中ではなじみやすい。