【感想・ネタバレ】だから僕は、料理をつくる。のレビュー

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ネタバレ

『賛否両論』の店主 笠原将弘シェフによるエッセイ。エッセイの中で登場する料理のレシピも載っている。笠原シェフの料理に対する思いというのが文章から伝わってくる。料理以外にもご家族の事がたくさん書いてあり、ほっこりしたり、涙が出そうになったりしそうになる。暴君マー坊の件だが今も暴君じゃないだろうかと思ったり。笠原シェフの幼少期のエピソードはクスっと笑えるものばかり。私も料理を作るときは笠原シェフを見習わなければ。

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2014年03月04日

Posted by ブクログ

恵比寿の和食料理店「賛否両論」のマスター笠原将弘。武蔵小山商店街で生まれ育った一人の少年が料理人の道を志し、努力と苦悩を経て料理店を開くまでのエピソードと、思い出の料理が満載のエッセイ&レシピ集。

テレビや雑誌、書籍等で大人気の著者。話すとなかなか面白くて、でも料理の腕は本物!(残念ながら実際に食べたことはないけれど…)エッセイもまるで居酒屋にいるかのような軽い語り口で、さくさくっと読めてしまった。それでも著者の料理にかける情熱や温かな思い出話は私の心に深く響いた。
「ライバルはディズニーランド」と言えるくらいワクワクして敷居が高くない日本料理屋にしたい、という思いで開いた「賛否両論」。そのコンセプトのひとつ、“素材に頼らない料理を作る”という考えには驚いた。少々高級な料理屋では、普段口にできないような高価で珍しい食材を使っているイメージが一般的である。しかし笠原氏は、マグロのトロやうにのようなそのまま食べておいしい食材は寿司屋にはかなわない、それならば一般家庭でよく食べられている食材を、プロのセンスと技術と経験を駆使して家では絶対に食べられない料理に仕上げて提供したい、と考えたそうだ。私はその点に「賛否両論」の個性、そして著者の料理人としての自負と覚悟を感じた。

「僕たちの仕事は、いろいろな人の大切な一日、特別な一日を彩ることができる。そう考えると、とても責任のある仕事だと思える。」「料理には、誰かを幸せにする力があるんだ。」料理界の第一線で活躍している著者。しかし料理に対する根本的な考えはとてもシンプルで共感できる。たくさんの人の温かさに触れながら料理人の道を突き進んできた著者の、プロの技を光らせながらも優しさがにじみ出る料理を一度食べてみたいものである。

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2014年05月06日

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笠原さんのこだわり、特にご両親への思いの強さが感じられる本でした。レシピ本はまだ買ったことはないけど、こちらにも思い出のレシピが載っています。

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2014年03月22日

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ネタバレ

エッセイ+レシピ本てな趣。
そしてエッセイといっても割と半生記に近い感じ。

ガチガチの和食の職人さんかと思いきや
意外と間口が広いというか、最初はパティシエ志望だったとか
ちょっと意外な事実がてんこ盛り。
というか、和食ではなく『日本料理』と言い切るところがこだわりなのかな
なんて思ったりもした。
レシピも日本料理じゃないものが多かった。
まさかガトーショコラやらオニオングラタンスープまで出てくるとは吃驚だ。
しかもそれらがものすごーく美味しそうなんだよな。

笠原さん自身の物語については
なんというか、家族の縁が薄い人なのかなーと
ちょっと切なくなった。
薄いんじゃなくて太く短くなのかもしれないけど。

全体的な感想としては
『賛否両論』も勿論だが
復活した『とり将』にも死ぬまでに一度くらいは
行ってみたいなぁ、行けるといいなぁ、と思った。

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2014年02月24日

Posted by ブクログ

賛否両論の笠原さんの自伝。特に予備知識もなく読み始めたが、吉兆で修行していたこと、ご両親と奥様を亡くされていたことを初めて知り驚いた。
「料理には誰かを幸せにする力がある」という言葉には同感。いつか賛否両論も行ってみたいが、それ以上に近い将来の「とり将」にも行きたいなと思った。
レシピの中では、玉ねぎケーキを作ってみたい!
2016.3

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2016年04月05日

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