感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表題作他4作品収録。内のひとつ◎カラフル・フレーバー…キスをしたらその相手が自分の事を好きになっちゃう、というちょっと変わった設定のコが主人公なんですけど、その実本当の愛を知るということがテーマな気がするマンガ。話中に出てくる男子生徒と女教師がとても良いと思います...(こういうカップルの立場関係、好きみたいです・笑)
Posted by ブクログ
いろんな意味で「痛み」を描くことのできる漫画家、ジョージ朝倉の短編集。
このジョージ朝倉というひとは、少女漫画とレディコミの間をうろうろしている昨今の漫画にありがちな「乾いた心を身体の関係で満たそうとするけれど、結局は満たされない」的なテーマを描かせても非常に上手い漫画家だ。(基本的にそういうテーマは好きじゃないから、岡崎○子も桜沢○リカも私はあまり読まない)
多分、テーマ性に寄り過ぎることなく、セックスはセックスとして割り切って描かれているからだと思う。
標記コミックスの表題作は、熱い夏の日、境目があいまいになって誰かを求める、痛いほどの欲望が描かれており、読んだ後に思わず「お見事!」と呟いた。
主人公(女)と血のつながらない兄。それ自体はよくある設定だ。(よくあってあたりまえだ、世の中にそんな兄弟姉妹が山ほどいるんだから)
兄が、妹へ抱く、思春期ならではの欲望。
それを感じ取ってしまったからこそ、性への興味とあいまって、兄を求めようとする妹。
エロい。
とてつもなくエロい。
互いに別の相手と寝ることで、互いへの欲望を露にする。
物語の最後で、とうとう兄へ思いをぶつける主人公の心情がすごくわかる。
そうだよね、やりたいよね。
狂ったように求め合い、一線を越えたことによって「気が済んだ」主人公の、晴れ晴れとした表情が印象に残る。
他に収録されている作品も素晴らしい。「愛の暴走」が特に気に入った
Posted by ブクログ
オレが初めてジョージ朝倉を意識した作品、「紅いソーダ水」が収録されてる単行本。
痺れました。何故かって?オレがノンスリーブのワンピースフェチだからです。
これを別フレで読んだとき、ゆめゆめ『カラオケバカ一代』と同じ作者だと思わなかった。
表題作の「水蜜桃の夜」もかなり痛い作品です。
Posted by ブクログ
痛くて切ない(帯参照)なラブストーリーがつまってます。年齢とともに(アラサーです)甘すぎる話はちょっとおなかいっぱいになってきたのでこれくらいピリリとスパイスが効いたお話が面白いです。甘いけどセツナイ。お姉さん心をくすぐります。
Posted by ブクログ
読みきり集。
「愛の暴走」が素晴らしく恐ろしい。
現社のなんかの問題で国名書く問題があって、この話思い出して「フィンランド」って書いてあたった思い出が。