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Posted by ブクログ 2020年12月26日
ゆとり世代=さとり世代として、博報堂の若者研究室に集う大学生60名くらいに、自分たちの世代や価値観について語ってもらった本。大人数のディスカッションみたいになっているので、とても読みやすかった。
僕はポスト団塊世代ジュニアという年代になるのだが、さとり世代の若者たちの価値観にすごく共感出来た。彼ら...続きを読むは何も特別ではなくて、ただ時代背景に即した考え方をしているだけだと思う。
それにネットやSNSが普及した後の世代特有の縛りなども影響しているらしい、このあたりは自分が学生時代にはなかったものなので、とても興味深かった。
読み物としても今の20代前後の若者たちの生態や価値観を知る意味でも、とても面白くて有用な本だと思います。
Posted by ブクログ 2013年12月24日
さとり世代はさとったつもり世代。コスパ重視。過剰なほどの空気読みはSNSが酔っぱらうと要因。そして結局のところデフレが大きな影響。仕送り額も過去最低。大学の授業も大変だし、大変な世代だ。かわいそう。
Posted by ブクログ 2013年12月01日
きょうの目からウロコの一冊。いまの大学生の空気感というか感覚がなんとなーくじわじわと感じられました。グループトーク形式なんですが、さとり世代とバブル世代とのすれ違う対話もおもしろい。
筆者が指摘していた、「不況、デフレ経済、コスパ感覚;低コストで何でもそこそこ良いものが手に入る(し、ネットで情報に...続きを読むもタダでアクセスできるので、それゆえに無駄はしたくない(≒行動しない)」と「ソーシャルメディア村;クローズドな仲間内でネタにできる話題やネタコミュニケーション(LINE・NAVERまとめの強力さ!)」はなるほどです。
ファスト企業、チェーン店、コンビニ、ショッピングモール、ネット動画、無料ゲームの行き着く先を少し垣間みたような、、、期待しない、行動しない、悟った(風の)彼ら/彼女たちのミライは。。。
Posted by ブクログ 2013年10月21日
微妙にさとり世代。
分かる…分かるよ、その通りだよ。
納得し過ぎて唸りながら読破。
なんでも「めんどくさい」し、「大してなにも欲しくない」から「あんまり頑張りたくないし」「ていうか、ぶっちゃけ普通でいいし。偉くもすごくも、なれなくてもいいし。それで幸せだし」
でもそれじゃダメだと思うんだ...続きを読むよね。
こうやって客観的に分析されると、
この世代、このままじゃマジヤバイだろって思うよ…。
なんか…頑張らないのは楽でいいし
欲しがらなければ辛くないからそれで我慢出来るんだけど、
一生懸命になれないっていうのは苦しいな。
でもそういう夢を持てないのが今って時代なのかな、とか……。
いや別にそんな深刻な話じゃなかったんですけどねっ
楽しくサクッと読める今時の若者あるある本です。
Posted by ブクログ 2020年05月21日
「現代は物事をネットで鳥瞰的に見れるので、経験したと勘違いしてしまう」
飲み会4回分の1万円と、旅での1万円や教科書代の1万円は同じ価値なのか?
Posted by ブクログ 2018年12月09日
・情報がありすぎて自分のパワーが散漫している感覚がある。思い込めない分上の世代と比べるとパワーは減っているんじゃないかと。
・前略プロフ?
・超高付加価値≠高単価
・さとった風世代、わかった風、既視感
・かんきつ系のサークルは飲まされる
・「情報病」三浦展共著
・メンタル強い→ほめてない?イタイ?
...続きを読む・3低→低リスク、低依存、低姿勢
・さとった風で失っているのは「行動力」と「無駄」
・
Posted by ブクログ 2018年10月09日
大学生とも関わることも多いが,コスパが何より大切という感覚を持っているというのは,何となく解るかな.「意識高い系」という言葉があるのを初めて知った.バブル世代とさとり世代の対談は純粋の面白い.
Posted by ブクログ 2021年08月08日
さとり世代である大学生へのインタビューをまとめたもの。最後の章は、バブル時代に大学生だったバブル世代と現大学生の対談は面白かった。特に、通信手段の発展によって人間関係が変化したことを改めて思い知らされた。著者曰く、
「ケータイとソーシャルメディアが普及する中、小さい頃から彼らががんじがらめにつながっ...続きを読むた人間関係の中を生きてきたことを指しています。だから彼らはかつての若者のように、無性に目立ちたがったり、ビッグマウスになることはありません。それよりも、ソーシャルメディア村社会の中で、出る杭にならないことを好み、周りの村人から『イタイ』と思われないように、強い同調志向を持つようになっています。
こうした社会環境の大きな変化から自分の身を守るために、過剰に世の中に期待をして振り回されないために、ある種の処世術として、今の若者たちはあくまでクールに、客観的に、さとったような冷静沈着な態度をとるようになったのです。
これが『さとり世代』の誕生の真相です。」
それにしても、LINEの「既読」機能は、想像以上に若者の価値観に少なからぬ影響を与えていることが、生々しい彼らの言葉からよくわかった。
以下は、さとり世代の消費についてのまとめ。
「一番重要なのは、ソーシャルメディアが彼らの消費を大幅に変えてしまったということです。もちろん、長引く不景気により、お金自体がなくなっていること、世代論的に見れば、生まれた時点では最も裕福な世代であったこと(だから、もともとお金にがつがつしていない)、『安かろうそこそこ良かろう』のデフレ商品・サービスに触れて育ってきたので、お金を出さなくてもある程度満足した消費ができてしまっていること、なども彼らの消費スタイルに影響を与えているとは思います。しかし、それ以上に、ソーシャルメディアの影響が大きい、ということがわかってきました。
例えば、ソーシャルメディアの普及により、さとり世代の人間関係数やコミュニティ数が増えたので、彼らは男同士でもカフェをハシゴするなどの『お付き合い消費』がとても増えています。いわば、『少額ちょこちょこ消費』が増えてしまっています。このため、消費を切り詰め、ひたすら貯金をし、車を買う、海外旅行に行く、などといったかつての『高額単品消費』を行いにくくなっています。また、ソーシャルメディアにより、様々な口コミ情報が得られるようになっているので、買わなくても、行かなくても、わかったようなきになってしまう。さとり世代はいわば『既視感』に覆われていて、これも彼らの消費の阻害要因になっていることが分かりました。
ただし、ソーシャルメディアは、彼らの消費にマイナスの影響だけをもたらしているわけではありません。例えば、ソーシャルメディア上で友達から『いいね!』を貰いたいから消費をするといった『いいね!消費』。ソーシャルメディアでつながったたくさんの友達と行う『思い出消費』や『経験消費』。友達に笑ってもらうための『ネタ消費』などがこれにあたります。企業側はソーシャルメディアによって生み出されるさとり世代の新しい消費に着目し、新たなマーケティングの機会の創出をしていかないといけません。」
Posted by ブクログ 2017年02月14日
さとり世代の大学生との議論。
全体の代表ではないかもしれないが、SNSでつながっていることもあるので、そう差はない?
ゆとり世代と言われるだけで憎悪の炎が燃え上がる身としてはさとり世代という言葉がもっと広まってほしい。
経済は低迷し、SNSでつながっているのが常態化した結果、悟るしかなかったとのこと...続きを読む。
先は見えないし、同時に情報過多で先も見えるなら、当然の帰結とも言える。
自分もコスパやリスクをめちゃ気にするので頷けるところは多い。
SNSでつながるのすらイヤな身としては、そのへんはよくわからなかった。
女性の社会進出が叫ばれているが、悟り世代女子は大変なので別にしなくてもいいと思っている。
男が弱くなった、女が強くなったというのはいいことだと思う。
Posted by ブクログ 2014年11月15日
久々の新書でした。
私も88年生まれの「さとり世代」として、この本には共感するところが多くありました。
その中で、「さとり世代は受け入れ体質がある」というくだりがあって、当事者意識がないことの裏返しなのかもしれないけど、世の中を変えたいというより変わっていくものに対応していくというという特徴に深く同...続きを読む意。まさにこれから行われるであろう選挙に対する感覚が同じだった。
登場する大学生たちは私よりもさらに若く、デジタルネイティブというより「SNSネイティブ」だと思う。それぞれのサービスの使い方とか考え方とか多少違うし、自分が高校の時にLINEがなくてよかったって思いました。だって、面倒臭い。(←これもさとり世代の特徴)
同世代がこの本を読んでどういう感想を持つのか議論してみたい気はする。
Posted by ブクログ 2014年02月20日
自分もさとり世代に片足つっこんでるけど、
違うなぁーとおもう部分も、そうそう分かる!っておもう部分もいっぱいあった。
若者に接する人に読んでもらいたい。
Posted by ブクログ 2014年02月19日
徹底的なインタビューで、この世代の首都圏在住リア充のリアルは描き出せてるんじゃないかと感じた。
また、テクノロジーや社会からの影響については、より一般化できる知見も結構あって面白い。
あえて言うと、やっぱりどこか電通くさい。
Posted by ブクログ 2014年02月13日
既視感
世の中に溢れている情報で、まるで自分がそれを既に体験したかのように感じてしまつ。
スマホで携帯接続時間が延びたもの
ソーシャルメディア、検索行為、動画視聴
情報が増え、思い込み力が減っている
イタイ奴と思われないように行動する
さとり世代実は意外と裕福?都会的なモノやコトに満たされているか...続きを読むら、自然に憧れを持っている
基本的に表面的なコスパで考えている
Posted by ブクログ 2014年02月05日
特に「さとり世代」と仕事上で付き合いがあるわけではないのですが
今度新入社員向けの研修で講師をするので参考までに読んでみました。
最近の若者は消費をしなくなったと言われているわけですが
私も車は持っていないですし、少し年齢が離れているとはいえ、
結局私と似たような考えを持った世代なのではと思ってい...続きを読むました。
しかしこの本を読んでみて自分との価値観の違いに流石に唖然としました。
「さとり世代」は長引く不況とソーシャルメディア化によって
社会に対して過度な期待をすることなく、他の人と協調して生きていこうとする
さとった風世代だと結論付けていますが、こういった世代の傾向を
導くために実に色々なところに話を展開していてとても面白いです。
コスパ重視の消費スタイルについては私も共感するところはありますが、
イタイと思われないよう必死に出る杭にならないようにする様や
判断基準の最上位に面倒臭いかどうかがくるというのは
ちょっとどうかなぁと思います。
まぁそういった世代が誕生してしまったことは紛れもない事実なので
そういったことを受け止めつつ社会全体がより良くなるよう
「さとり世代」とどのように付き合っていけばいいのかを
考えさせてくれる良書だと思います。
Posted by ブクログ 2013年12月19日
ゆとり教育
しっかり吟味もされないまま、安易に施されたこの教育体制。
天下の悪政だった。
本来反省すべきは、ゆとり教育を取り入れた、大人たち。
にもかかわらず、ゆとり世代と若者を呼び、軽んじている浅はかな大人たちを、若者は、冷静に、現状を理解し、夢や、妄想に逃げるのではなく、しっかりと、自ら...続きを読むを律して生きている。
さとり世代とは、見事に言い当てている。
人を赦す優しさを持ったこの世代の若者が社会の中心になる10年20年先の日本は、おそらく、人に優しい、生きやすい国になっているに違いない。
原田氏が中心となって進む会話形式。
もっと楽ちんに読めると思ったら、意外と面倒くさく時間がかかった。
原田氏が、若者をちょっと誘導しているように感じて、少々反感をもってしまった。
Posted by ブクログ 2013年12月11日
私は、「ゆとり世代」という言葉が嫌いだ。
大人の側の都合で学ぶ内容が少なくなった世代を悪意を持って区別した呼び方をしているからだ。
自らの努力ではどうしても挽回の出来ない問題
。その角度で見ると、在日コリアンの問題とも同様であるといえる。
本書では、いわゆる「ゆとり世代」は、バブル後の不景気の...続きを読む中を育ち、その中で生活をする大人たちの様子を見て「さとった世代」だと述べている。
数多くの大学生とのやりとりの中で、この「さとり世代」を浮き彫りにしていくやり方は面白い。また巻末のバブル世代との討論も違いがはっきりして良かった。
最新のLINEやFacebookが若者に与えている影響も討論の中にありとても興味深かった。
さとり世代とコミュニケーションに困っている方も困っていない方も一読を。これからの未来を支える日本の若者の本音が知ることができます。
Posted by ブクログ 2013年10月30日
「さとり世代」、著者の造語かと思っていました。こんな言葉が今、巷にあるらしいです。
何に対しても欲求を露わにせず、いつも理性的。そんな若者たちに対して、ゆとり世代をもじってついた名前。
自分自身、この世代に当たるのですが、本書に書かれていることは八割がた当たっていると思いました。
著者があとがきで言...続きを読むっているように、「さとったような態度でいることを社会に強制された世代」という言葉がしっくりきます。
さとり世代と著者との議論というかたちで、さとり世代の本音の声を集めた本といえます。これを読んで何を感じるか、何を考えるか。
Posted by ブクログ 2013年10月19日
博報堂ブランドデザイン若者研究所著。代理店がやりそうな、世の中調査ではあるが、空気感を知る上では参考になった。そもそも、赤坂に集まるような学生が、日本を代表しているとは思えないが。そこは差し引いたとして。情報が張り巡らされた結果、恋愛に奥手になるのは興味深かった。出過ぎた行動は「痛い」でまとめられる...続きを読む。つまはじきに合う。空気を読むことが大前提。親と仲良かったり、社会貢献行動に出たり、無駄な消費よりちょこちょこ、コスパの高い消費をしたり、ある意味正しい方向、悟った方向に進んでいるのが興味深い。
Posted by ブクログ 2013年10月12日
現代の若者たちとのインタビューの会話をそのままの形でまとめた本。
バブル崩壊後に生まれ、深い付き合いがない中でネット内でのバーチャルな空間で成長してきたことによる様々な現象がまとめられている。
全てにおいて、目立たず回りに同調した生活様式。バーチャルワールドで情報過多となり経験した錯覚にはまり、わか...続きを読むったように感じている世代であることがわかる。
ひとりひとりは、卑屈さを感じないがバブル崩壊後の社会を反映した意識が体全体にしみこんでいる印象である。
大人がこうした世代を生んできたことを反省し接していかなければいけないことを教えてくれた。
Posted by ブクログ 2017年09月08日
博報堂で若者の文化を研究してる著者が、座談会形式で「さとり世代」と語った一冊。
さとり世代について知るというよりは、今の若者の考えについて知るという感じ。
Posted by ブクログ 2016年03月15日
113さとり世代
・情報通で冷めた世代:情報が溢れ、ネット上で疑似体験ができる。思い込み力が減る
・欲望の総量は変わっていないけど、複数回の付き合いによる少額のちょこちょこ消費が増え、欲望の量が減ったように見える’
Posted by ブクログ 2015年03月31日
「さとり世代」(=さとった風世代)に焦点を当てた本。対談形式なので少し読みづらい。
「小額ちょこちょこ消費」「経験消費」「ネタ消費」などは今の私達30代にも通じるところがある気がする。「安かろうそこそこ良かろう」の商品が増えている今、「安かろう悪かろう」の「バブル世代」とは、消費の考え方が変わってし...続きを読むまっていると思う。
見栄をはらずにエコで自然体で生きていくのも素敵だが、他人の目を気にしすぎずに、「行動力」「必要な無駄」を彼らには手にしてもらいたい。
Posted by ブクログ 2015年02月20日
まあでもこの本に出ているのはそこそこの大学に通う「いい子」だからね。ある世代のある階層についての特徴と思ったほうがいいかも。それにしても「ステレオって何ですか?」には参った。
Posted by ブクログ 2015年01月07日
こうして文字にされたものを読むと「さとり世代とかマジムカつく^^;」となるわけですけれども、実際に話したりするとまあ、違う印象を持つんでしょう…きっと…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、まだ大学生だからね…といった感じですかね。思えば僕ちんも社会に出る前、当時はもうネットもありましたか...続きを読むらネットで要らぬ知識をあれやこれや詰め込んでいた…ような気がします。社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
彼らもまた、きっと僕以上に色々な知識を蓄えこんでいるのでしょう…
けれどもインターネッツだけでは分からないのが現実の社会でして…社会の厳しさ? みたいなものにブチ当たった時、彼らがどう考え、行動するかに興味がある僕ちんなのであります…
いや、実際はあんまし興味ないですかね。他人のこととかどうでもいいし… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
おしまい…。
Posted by ブクログ 2014年04月17日
さとり世代がさとらざるをえなくなったのは、不景気とSNSによることがわかった。最後のバブル世代とさとり世代との対談も、両者の価値観とか環境が違いすぎて笑えたけど、どっちの時代がいいとか悪いとかは一概に言えない気がする。ただ、さとり世代よりの自分としては、一度タイムマシンでバブル時代に行ってみたくなっ...続きを読むたけど(笑)お互い学べる点は多々あるとおもう。
Posted by ブクログ 2014年03月15日
さとり世代との対談集.バブル世代とさとり世代の中間の人間だけど,読んで見ると,価値観はさとり世代に近いものを感じる.本書を読むまでは,さとり世代には漠然と頼りない印象を抱いていたが,なかなかに堅実志向.そして消費に関心がないという印象も,誤解だったのだと考えを改めた.ただ「既視感」「一知半解」といっ...続きを読むた欠けているところは,バブル世代に学ぶところもあるのではないだろうか.本書はやや読みにくさを感じたが,若者の生の声に接する良い一冊だと思う.
Posted by ブクログ 2013年12月20日
データ対象が首都圏の大学生という偏りはあるにせよ、これはこれで、ある集団の空気をスケッチしていると思う。いまいるグループの空気を読んで、他者と「同化」「差異化」を行っている、と。しかもかつてより繊細でミクロな「同化」「差異化」のゲームをしているんだろうなあ。
「意識高い系」とか「イタい」という感覚...続きを読むは、さとり世代じゃないけど分かる。あとタイに行かなくてもタイフェスで十分と思ってしまうところとか。
Posted by ブクログ 2013年12月14日
博報堂の若者研究所の書籍制作が、データによるだけでなく、その世代参加型の体制でのぞんでいるので、大変だなとは思いました。臨場感があってオモシロいホンでした。プロジェクトメンバーが関東と大阪(桃山学院のみ)の大学生だったので、地方大学生、高卒で就職、専門学校生など、進路がばらばらだとまた議論が違ってく...続きを読むるのかなと思いました。さとり世代用語辞典の例文およびその日本語訳はへえと思うことばかりでした。
Posted by ブクログ 2013年11月30日
今の若者って大変だなぁ、というのが率直な印象。
人のつながりが強すぎて、しんどそうだなぁ・・・。
結構ショッキング?な内容ではあったけど、でもまぁ今この世の中で若者やってたらそうなるよなぁ、と、納得はする感じもあった。
私も最近、いろいろ面倒だと思ったり、実際に経験しなくてもどうせこんなかんじでし...続きを読むょって思ったり、ソーシャルネットワークを意識してこういうこと書けるからやってみようかと思ったりすることあるし。
しかし、あまりに空気を読むことに長け、ソーシャルネットワークに振り回される様子が結構ショッキングだったし、そうじゃない子もいるはずだと思いたいけど・・・これが現実なんだろうか。
自分の子供がこれからどういう社会で生きていくのか、ちょっと不安になってきた・・・。
Posted by ブクログ 2013年10月27日
自分の学生時代と比較しても本書の中で語られている「さとり世代」の若者達の言葉にはあまり差異が感じられないということは、どの世代にもある程度当てはまる普遍的な感性なのではないかと感じた。
本書の構成として非常に疑問に感じるところが、座談会で発話する学生の属性が「大学名、学年、性別」にて明示されている...続きを読むことである。「大学名」で分けることに暗に学歴という変数でサブリミナルとも言える影響を読者に与えようとする著者のバイアスが働いているのではないかと感じた。
また、本書を読んで一番残念であったのは、若者達の「ボランティア」と「政治」への意識であった。痛い意識高い系としてNPOやボランティアに参画する者達を遠巻きにながめ、否定的にみてとらえている点がとても悲しく感じた。
現代若者を切り取った作品としては、評価が高いが、ある種の恣意性や偏見(バイアス)が高い点がこれから読もうとする読者に注意を喚起したい点である。