感情タグBEST3
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この作品が大好きだ。
少女と銃の物語は、希望のお話へと続く。「これが最後」という相田先生の力強い意志を感じた(ような気がした)。丁寧に描き切られている。完璧な舞台を見終えた観客の気分。
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ついに最終巻。義体たちのそれぞれの最期が描かれながら、淡々と物語は収束していく。その過程が何とも言えず良い。
「希望」はあるのか? 戦いを終えた者たちが問いかけ続けるその命題の一つの答えが、最終話で示されているように思う。何を思うかは自由なのだろうけれど、何かを思わずにはいられない。最後のページの一コマに作者の想いを感じた。
本当に素晴らしい作品だった。相田先生の次回作にも期待したい。
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終わり方が好きになれたマンガは久しぶり。ヒルシャーの想いの託し方はちょっと男性的過ぎるけど、義体の話を未来へ繋ぐには仕方ない部分もあるかな。
後日談をもっと知りたいと思わせてくれるキャラクタ達が、それだけ物語のなかでイキイキしてた証拠。
日々の積み重ねの判断は後の世がすること。世の中捨てたものではないと、若者が思える世界へ。
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キッチリと少女たちの終わりまでを描ききり、話が完結されてよかった。
連載開始から結末はわかっていたものの、希望のある終わり方になっており、見ていて涙が出ました。
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この作品も長かったなァ。長く、濃い群像劇だった。青春群像劇、ではないけど、愛情群像劇って感じ。
not恋愛、but愛情。
サンドロ、ペトラ組が一番素敵だし、好きだった。彼らの話だけで、フィルムの切れかけた映画を観てるような清しさみたいなのがあった。
『瀕死の白鳥』は組曲『動物学的大幻想曲』の中の一片だけど、なんだか無性に聴きたくなってしまったので、いまCDを引っ張り出しています。
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もしかして一発も弾丸が飛んでいないのかな?思わぬところから希望が生まれ、静かに物語が閉じられました。読んでて良かったと思いました:;(∩´﹏`∩);:
やっと読めた...
電撃大王連載中に途中まで読んで、それから今まで...
やっと読めた、て感じです。
イタリアの空気感が伝わって来るような筆致が
当時から好きでした。
読んで、良かった、という物語でした。
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みんな、みんなみんな、みんなみんなみんな死んで、
世界には今も確かに希望がありますよ。
追記。いろいろな人の感想を読んで。
温かくて残酷なお話。
悲劇の渦中の人間は、自分の悲劇に酔わない。
ジョゼは結局自分の夢想から出なかったのに、エッタはその思いの強度で義体を越えたと思いたい。
もっとも薬ジャブジャブのリコが最も長生きというのは皮肉。
愛情を利用することの残酷さ。に、男たちも崩されていく。
はじめの設定そのものから、悲劇は避けられなかった。
女性的な柔らかさと、銃器の冷たさが、同時に描かれる設定。
担当官と一緒の殉職という幸せ。
人形→人間へ。一番機械っぽいリコが、そんなことを言うとは。
少女の悲劇を愉しんでしまう残虐さとは?
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小さな幸せを手にして、銃を手に戦って逝った少女達。最終話のスペランツァの言葉に、義体たちの戦いが意味あるモノになったという光を感じました。イタリアが大好きなので、この国を扱った漫画が終了するのは寂しいですが、描き切った相田裕先生に大きな拍手を送りたいです!
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間違った形で生まれた少女たちと、それを生んだ大人と、与えられた環境の中で少女たちが罪深い方法で生きていても、未来を紡ぐ希望はあってどれだけ間違えても未来へ紡ぐ事こそが人が生きる理由なのだと思う。
いくら道を間違えても、いくら罪を背負っても、希望はいつでもあって、それを見出せば世界は捨てたものじゃないんだよ、という力技を読ませてもらいました。
相田先生、お疲れ様でした。
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相田さんお疲れさまでしたそしてありがとう。
リコの写真飾ってるジャンさんに涙腺が....トリエラへのヒルシャーさんの想いがまさかあんな形で残るとは感動的。
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長い間の連載おつかれさまでした。
それぞれの結末、そして、希望。
ところで、トリエラの卵子はどういう形で希望になったのだろうなんてのは野暮な疑問か。
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この物語は、前提のテーマに「罪」を置いたのだろう、と思う。では罪とはいったい何なのだろうか。人類の歴史において、正義と言う名の罪ほど業の深いものはあるのか。罪業にいつか解放はあるのか。そういった疑問が、連なる群像劇の中で常に問われ続けてきたようにも思える。それが罪であったならば、罰はどのような形で下されるのか。落としどころは、どうしても悲しい。半ば確定されていた終わりの形が、鮮烈で、けれど、赦されるならばこうあって欲しい、という、願いに通じている。だから終わりは、善悪や倫理の問題でなく。これは、血を絞るような痛みの先に、想いを繋げるための物語だったのだろう。
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義体である少女達の戦いはようやっと終焉を迎え
一人また一人と短命な命を散らして行く。。
その中でトリエラの魂は生き延び世界はけっして救いようの無いものじゃないと言ってくれた事にホッとした。。。
いろいろ言いたい事も多いけど、敢て何も語らないのが良いのかもしれない。。
でもこんなに綺麗に終わってくれて良かったです。。
ありがとうございました、お疲れ様です。。
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久々に全巻一気に読み返してみたので感想を。
「少女と銃」という如何にもな設定である本作だけど、ちょっと他の類似作とは一線を画していると思う。
ライトユーザーを置いてけぼりにしそうな「ヨーロッパテロの設定」や大人の男性と少女を一つのチームとして扱い銃撃戦を行う(しかも前線に立つのは少女)等派手な題材が多いが、その割に本作がやっていることは「少女の恋愛(情愛)物語」なのである。
(この手の作品に多い「ガンスミスキャッツ」のような銃火器大好き人間のこだわりが見えない点も珍しい?)
もちろん短命である少女が物語の核であるため各登場人物の物語の着地点はハッピーエンドとはならないのだが、それぞれが綺麗なまとまりかたで幕を閉じるのが清々しかった。
難を言えば「二期生の意味はあったのか?」と「物語の主役と思われていたヘンリエッタの最後の扱いがちょっと…」の二点でしょうか。
(通して読むとトリエラ・クラエス・アンジェの三人が泣けた本作でした)
「恋愛もの」として老若男女多くの人に読んでほしい良作だと思います。
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贖罪と哀悼の最終巻です。
洗脳を受け、戦いに駆り出され、身も心もボロボロになる少女たち。
それでも日々の中に小さな喜びを見つけ、幸せだと、生を全うしたのだと、運命を受け入れ死んでいく。
健気すぎます。
2次元キャラとはいえ、その憐れさをエンタメとして愉しんでしまうことに、若干後味の悪さを感じたことも。
でも何にせよ、この物語を描ききりました。
素敵なラストだったと思います。
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完結巻。
公社の最後ととある義体のエピローグ。
淡々と悲しい現実を書き続け、その迫力に驚いた作品だった。話もきっちり完結しているのも非常に良い。スピード感ある作品だった。
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最終巻。それぞれのフラテッロに悲しい結末ではあるが、幸せな面も描かれている。メインはペトラ→クラエス→トリエラ?かな。ここ数巻の流れから終始ペトラがメインかなと思っていたけど、クラエスの話はずるいくらい良かった。そして未来のトリエラ?の話があったからこそ綺麗に終われたような気がする。
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FSSのファティマ、ワイルド7のラスト、様々な忘れられない作品が頭をよぎる。
敷居は高いし、絵柄、設定で敬遠されることも多いだろうが、名作と言って良い。
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一巻からずっと追いかけてきた作品なので、終わるのはとてもさみしいのだけれど、丁寧なラストで良かった、という思いも強く。義体のそれぞれに、作者からの愛情を感じる最終巻ではないかと思います。
出遅れて特装版が手に入らなかったのだけれど、ほしかったなぁ(笑
思ってたんと違う
身内に勧められて全巻買って読んで
二期生のペトルーシュカが加入してからは面白くなったんだけど
思ってたよりちゃんとガンアクションしないと言うか
ピノッキオ以外に対抗できる相手がいなかったと言うか
個人的には淡々と話が進みますなぁってのとやっぱりオチがどうにも・・・トリエラがこんなん望んだんかな?みたいに思う
俺には刺さらなかった
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>その少女からは硝煙のにおいがした
コロン臭い修道士と同じくらい最悪な組み合わせだ
ひとり全巻読み返しキャンペーン、次はガンスリンガーガール。
洗脳されてサイボーグ兵士に改造された少女たちがテロリストと戦う全15巻。
兵器として、ただのモノとして扱おうとする担当官が、結局はそのように扱いきれず、苦悩しつつ共に生きようとするドラマ。
っていうと今読むとまんまヴァイオレットエヴァーガーデンですねコレ(こっちが先)。良くあるモチーフではある。
読み終わった直後だからというのもあるけどこれも余韻が大変良い。最終回で〇年後、っていうの大好きです。もちろんそれまでの積み重ねあってのものですが。
ラストの表紙がクラエスなのも良かった。