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Posted by ブクログ
三浦綾子に多い、原罪をテーマにした小説。
彼女の本を読む度に、はっと気付かされる。
どんなに自分が正しいと思っても、自分が間違っているってなる見方が必ずあって、その見方がどいうものかはなかなか分からないけれど、それでも、そういった見方がこの世のどこかに存在する限り、決して驕ってはいけない、謙虚に慎ましく、常に自分の良識に対して懐疑的に生きなきゃいけないって思う。
それに気付かされるだけでも十分読む価値あるけど、プラス、面白い!話の展開がちょっとした推理小説みたいになってて、読んでてドキドキワクワクしました。
Posted by ブクログ
栄介の酷さはともかく、洋吉も大概である。弘子は「一生をまじめに生きてきた父」と言っているが、果たしてそうなんだろうか?そして、自分は「栄介ひでぇ!」「洋吉、お前もな!」と言えるんだろうか?と感じました。