感情タグBEST3
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木皿泉 といえば
ドラマ好きなら誰でもご存じの脚本家。
かっぱさんと大福さん 二人で一人(組?)。
パートナーと二人で書く なんて
実にうらやましい。
私にも大福さんのような旦那様がいたら
書けるのになあ…
などと思ったりする私は勘違い野郎。
「やっぱり猫が好き」に始まり
「すいか」「野ブタ。をプロデュース」は
大傑作でした。
処女小説をドラマ化した
「昨夜のカレー、明日のパン」も
すてきでした。
この本は
10年前のエッセイとお二人の対談。
暮らしぶり 書きぶりが
のぞき見できてうれしい。
当時流行った新型インフルエンザのことを
お二人で話しているのだけれど
え?そんなのあったっけ などと思ってしまった。
私はインフルらしきものにかかったことが
一度もないので 当時 インフルのことなど
まったく気にもかけていなかった。
そしていま。
コロナの世の中をかっぱさんと大福さんは
どんな風に生きていらっしゃるのだろう。
大福さんは大丈夫かな。
こんな世の中を お二人が
どんな風に描くのかが観てみたい。
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チラと観た木皿さんの脚本のドラマがとても良くて。どんな2人なのか垣間見たくてエッセイを読んでみた。程よいユーモア、毒舌、ほっこりな夫婦関係、そうだよなぁ・そうかもなぁと思う数々の言葉。全く同じ考えではないけれど、結果同じ方向に向く2人がとても素敵!(本書の中での名前)かっぱさんみたいな人になりたいな。
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セクシーボイスアンドロボのラスト、主人公たちがなんとなく会わなくなって、そのまま日々が過ぎ、ある日見かけたロボが空を見上げて笑っているっていう描写とっても好きでした。
別れかたもとても自然で。
生きてくなかでなにかを見つけなくちゃいけない症候群に誰しもかかってしまう昨今ですが、与えられたなかで日々を丁寧に過ごすことの幸せ
これを大切にしたいものです。
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これ、買った方がいいかも。
こういう本が必要なんだ。
たくさんたくさん、宝石みたいな言葉がちりばめられていた。
この夫婦は幸せだなーと思ったよ。
NHKのswitchに佐藤健友達出てたよなー
観ればよかったなー
あー、なんか満たされたような許されたような和やかな気持ちになった。
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すきです。木皿泉であるための生き方というか。世間的に正しいかどうかは別としてたおやかにぶれないふたりだなぁと思った。会話の中に囚われるような科白が挟まれていてはっとさせられました。
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木皿泉さんのものごとの捉え方に癒される。
忙しく流れる日々の中で視野は自ずと狭くなってしまう。
もっと、こう考えれば楽になるんだなぁ〜と教えてくれるステキな本でした。
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読みはじめたときは、この本の文体やイラストに慣れず、なかなか読み進められなかったけど、
読んでいくうちに、少しずつこの本に慣れてきて、もう少し読んでいたくなったな。
筆者の別の本も、気づいたら買っているかもしれない。
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木皿泉。
夫婦2人組の脚本家。
お二人の会話は、他のムック本などで読んでいて
楽しいし、好きだったから、安定のおもしろさで
読み進めた。
軽妙な会話タッチに進められるエッセイの中で
ドキッとするような、
生きること、創ることに
大切なことが語られる。
たとえば
私達は自分には才能なんてないということを知っている。それが大きな武器になるんじゃないかな。(中略) 自分は自分でいいんだと思えるところからしか、オリジナルなものは出てこないと思う。
こんなふうに、ごく自然に受け止めていたことに
はっとする気付きが与えられる。
これからもお二人の作品から目が離せない。
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夫婦で脚本をされいる木皿泉さんのエッセイというか、対談集?
本の一節を引用してそれに対して大福さん(夫)とかっぱさん(妻)の会話が展開されてきます。かっぱさんがあれこれ思っていることをいろいろ言って(攻め)、それ受けて大福さんが答えていく感じですが、こういう感じでお話できるご夫婦、憧れます。大福さんはこの連載が始まったころに脳内出血で倒れていまでも介護が必要な体ですが、かっぱさんは「大福ちゃんは私の趣味」と言います。介護というと重くなるけど、何事も発想の転換なのかもしれませんね。
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何気ない言葉がきらりと光る
そんな会話エッセイ
ものすごく親近感を覚えたのは神戸市に住んでおられるということだけではないね
すっかりフアンになりました
≪ 考える 自分の言葉で 繋げるの ≫
Posted by ブクログ
『主人がいなくなっても、カレーやラーメンは、あいかわらずおいしかったが、私はやがてその店に行かなくなってしまった。バイト君は何も変えようとしなかったからだ。』
『問題なのは、人の善意を当たり前だと思って慣れてしまうことだろう。』
『私達は時間の中で生きている。昨日できなかったことが、今日できるようになり、今日できたことが明日できなくなる。』
『誰に助けを求めるのか?誰に食べさせてやりたいのか?誰のために仕事をするのか?そんな誰かが明確に見えたとき、やっとその人の人生が始まっていくのだと思う。』
『十何年も一緒に暮らしてる人が、自分のアレルギーを知らなかったというのは、寂しいです。』
『みんな自分に自信がないし、絶対に失敗したくないと思ってるからデータに頼るんでしょ。』
『やりたいことを持っている人は、人に干渉する暇はないでしょう?』
『負けないことより、負け方に重点を置いた方がいいと思うんですけどね。』
『最近の人は、今はこれぐらいでいいか、みたいなのがないですね。なぜか、特別な自分でなければならない、と必死になっている』
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木皿泉の感性は唯一無二だ。学んだ知識でなく考えた言葉ばかりが彼らから発せられる。こんな人たち今まで出会ったことない。
損得勘定多めの自分に響いた趣味だと思おうという発想。そういうとこに辿り着ける醍醐味が人と関わることや人生にはあるんだろうなー。
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この本を購入するきっかけは何かの書評だったと思います。個性的なタイトルに惹かれ興味をもち、著者がどのような方なのかわからないまま購入しました。
著者はお二方のペンネームで脚本を手掛けている方です。ドラマなども手掛けている有名な方です。ですが私はそのドラマもたまたま見たことが無く、どのような方なのかなと思っておりました。
全体にわたり二人の掛け合いに終始しているのですが、それが絶妙に面白くついついにやりとしていしまいます。是非電車や喫茶店では読まないことをお勧めします。
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気持のいいものばかりに囲まれて暮らすと言うのは幸せだけど、気が付いたら誰かが考えた幸せだったというのは辛いと思う。
今の若い人は、そんな自分だけが発見した幸せを、他の人はそうじゃないだろうなあ、俺ヘンタイかも、と後ろめたさく思いながら抱えているんじゃないかなあ。
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「すいか」「セクロボ」「Q10」「野ブタ。をプロデュース」でカルト的な人気の脚本家、木皿泉のエッセイ集。実は二人組なので、対談集が主です。
ドラマほどのインパクトはないけど、裏話やら「こういう感じでシナリオってできるんだ」っていうのがわかったり、そっち系が好きな人にはたまらないだろうなあ、とは思うよね。
Posted by ブクログ
二人で一人のドラマ脚本家の対談というかエッセイ
作者は「すいか」「野ブタをプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」の脚本家、木皿泉
随所にドラマの世界観が現れていて、もともとそんな人達なんだね~と思った
この方々の書くドラマは名言が多い
それでいて「どやっ!いいゼリフやろ!」臭が感じられずにさらっとしているので、さらによく感じる
セクシーボイスアンドロボだったら、2話の「ごぼ蔵」の最後のセリフ、
「私も取り替えられない人に出会えるのだろうか。もしそんな人に会えたならどんなに心強く生きていけるだろう。会えるかどうか分からないけど会えなくてもどこかにそんな人がいると思っただけで、どんなに明日は楽しいだろう。そっか…それが恋愛か。」
とか
3話「お歯黒女」で依頼を受ける所
「自分のやりたいことを自分でやるのが、自分らしさなんて勘違いしてる?気の進まないことでも、押し付けられたことも自分のやり方でやり通す、それが自分らしさということ。」
なんかが、好き
でも、何より好きな「すいか」の方はとんと名言が思い浮かばないんだよね
まぁ、セリフは思い出せるけど、果たしてそれがそんなに名言かと言われると、考えてしまう
となると、「すいか」はシチュエーションにぐっときたドラマということか
そんなドラマの世界観まんまの二人の会話なのでとても考えさせられながら読みました。
Posted by ブクログ
何かもっと穏やかな夫婦を想像していたのだけど、かっぱさんなんか特に、世の中の何かに疑問や怒りを持ってるなぁと感じる。
本当はそういうことたくさん思ってる人ほどクリエイティブになれるんだろうか、やはり。
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このふたりはふたりでなければならなかったのだろうなぁ、と思っては幸せになること幾度。すてきなふたりだなー。理由もなく、ただなんとなーく悲しい気持ちの時にぱかっと開きたい。
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「なるほどなぁ」とか「自分もそう思う」ってことがいっぱい書いてあった。 すぐには解決できない問題や簡単に白黒付けれないこと、そういうことどう向き合うか、木皿さんの言葉書いてあった。 知らん振りできちゃうけど、そうしない木皿さんの言葉にはたくさん勇気をもらえました。 今、悩んでいるコトは、決してバカなことでも無駄なことでもなと思えるようになります。
心に留めておきたいイイ言葉がたくさんありましたが、今回は引用文なしです。短く切り取ると、本当に大切なことが伝わらないので。
読んでみてそんのない一冊だと思う。
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嫌なこと、悩み、不安、いろんなネガティブな感情を私は自分の中で実際よりも大きく育てているのかもしれない。
誰かに話す時に同調してほしくて大げさに話しているかもしれない。
この本の中のかっぱさんと大福さん(ちゃん付けは親しい人じゃないとしてはいけない気がする)の話の中にもたくさんの嫌なこと、悩み、不安があるのに、それを2人はのほほんと話している(ような気がする)。
もしかして、こたつで、お茶を飲んで、みかんを食べながら?
はたまたお酒を飲みながら?
そんな絵が浮かんでしまうくらい心身ともにリラックスした雰囲気が伝わってくる。
素敵だなぁ…。
その雰囲気も、2人の言葉も、私のことまで救ってくれるかのようだ。
なんなんだろう?この安心感は。
どうしてこんなにもほっとしてしまうんだろう。
木皿さんのことを好きになってしまった。
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作品を作るためには、その何倍もの何かを内に溜めなければならない。なんて人間的で、なんて魅力的な人たちなんだろう。あったかいドラマを作る二人の素はもっとあったかい。
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対話によって綴られていくエッセイ。
そういえば木皿泉って二人一組のペンネームだったんだっけ。
話の内容もさることながら、この対話の空気感が良いな、と思う。
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ああ、いい夫婦だなぁって感じ~(エッセイですから野暮はやめて)シナリオの書き方ってのが後半にまとめてあるけど中身はない~夫婦のシナリオライターってどんなのかと思ったら、亭主の方はポリオの影響で車いすの生活が長くて、10年前に脳出血していて、奥さんは長年のOL生活の果てにシナリオ書きになったけど、それほどの才能を持たないことを自覚している人…でした
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「すいか」で大事な言葉をたくさんいただいたので、お二人の対談エッセイとなれば、是非とも読んでみたいと思い購入した。
心に留めておきたいことメモしておく。
・特に家族ともなると、相手になにかをしてもらうことが当たり前になり、それが引け目となって積み重なり、その人にあらがえなくなる。そうならない方法は「ありがとう」を言うこと。感謝の言葉が届けば、やってもらった側もやった側も、気持ちが空へキレイに消えて行く。
・家族も愛も確かなものではない。この世にある確かなものは好きだという気持ちだけ。
今日の好きは今日の分。明日の好きは明日つくればいい。
・かっぱさんが鬱病になって苦しんで泣いていた時プロデューサーがかけてくれた「たかがドラマじゃないですか」の一言。
・何となくいろんなことをぼやかして曖昧にしてるからこそ成り立っていることもある。
そもそもわたしたちは、自分がなんで生まれてきたかだって、自分が何者かなのかだって、わけもわからず生きてるそういう存在。
・街で突然知らない男に蹴り倒されたかっぱさん。「あの時もしピストルを持っていたらためらわず撃ち殺してしまっていたと思う」
人を殺すなんて想像できないことだけど、もしも凶器を常に持っていたら、カッとなった瞬間誰だって人を殺してしまう可能性はあるってこと。その後の辛さを想像できずに。
・大福さんが誰に聞いても知らないという、子供の頃読んだ本を、かっぱさんも当時読んでいて、内容を事細かに語ってくれた。子供の頃出会ってなかったはずなのに、思い出の中で一緒にいるような懐かしく嬉しい気分。
Posted by ブクログ
夫婦で脚本家、木皿泉のエッセイ。エッセイっていうか、ずっと二人でしゃべってるのをテキスト化した感じ。会話文だけなのでさっくり読める。
個人的にはもうちょっと、くすっとさせてもらえるのかと思ったけど、内容は結構真面目なことも多い。本当に起こった事件のことやら日々のことやら、まさに夫婦の会話。でも1つのことでここまで語り合えるから、味のある脚本が書けるのかなー。すごく自然体な二人。こういう夫婦いいよね。
Posted by ブクログ
木皿さんの奥様の方(かっぱさん)、私はもっと穏やかな、ほんわかおっとりした感じの人なのかなと思ってました。
だけどこの本を読むとなんとも好戦的(笑)。
むしろ旦那様の大福さんの方がおっとりタイプっぽいですね。
この本はタイトルがいいなあ。
番茶が飲みたくなった。
Posted by ブクログ
夫婦の会話式エッセイ。
あーわかる、そうだよね、と頷いたり、
そういう考え方もあるのか、と衝撃を受けたり、
うわー痛い、と核心を抉られたり。
何回読み返しても読み返した時に引っかかる言葉が違うんだろうな。