【感想・ネタバレ】ご冗談でしょう、ファインマンさん 下のレビュー

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Posted by ブクログ

ノーベル賞受賞の天才物理学者、ファインマンさんのエッセイ。
ファインマンさん大好き!になった。
物理が大好きで好奇心がめちゃくちゃ旺盛で頭が良くて、チャーミング。
興味の幅広さにもびっくり!
読んでよかった。読後、視界が明るく広がった感じがした。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

 人はここまで自由に、そして科学に対して誠実に生きる事が出来るのか。そんな衝撃を受けた本でした。
 これから読む方は、〈上〉に収録されたものを含め、各章を読んだ上で最終章の『カーゴ・カルト・サイエンス』を読んで欲しいなと思います。
 ちゃらんぽらんにすら見えてしまうファインマン氏の自由さと、読み進めるにつれて感じ取れる常人離れした芯の強さ。訳者さんの後書きでのファインマン氏の台詞を改変して感想を述べると「見たか、自分。いや驚いた、ひたすら物理で遊んでいるんだからな。それで楽しんでいるんだ。よくしたもんだな!」といったところ。
 本当に読んで良かった……!

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2023年12月08日

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サンバに参加したり絵を書いたり教科書のレビューをしたりドラムを叩いたりとノーベル賞を受賞した物理学者としては多彩なチャレンジのエピソードが面白い。

日本の宿に泊まって風呂に入ろうしたら湯川教授と出くわすエピソードには驚いた。ノーベル賞受賞してからもブレないキャラが印象的で、これこそファインマンだなと思う。

『正直言って僕はノーベル賞など、本当にもらいたいとは思っていなかったのだ。だから欲しくないものに礼など言えた義理ではない』

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2022年07月26日

Posted by ブクログ

上下巻をまとめてレビュー
期待していた以上に面白かった
これは文章とかもそうなのだけれどもファインマンさんの人柄が大変魅力的だからということなのだと思う

バリバリの文系で、理系科目が本当の本当に苦手でしたが、学生時代にこの本を読んでいれば多分もっと数学を勉強して、理系科目も選択していたと思う

ァインマンさんは本当に物理や科学を愛していることが伝わってきたし、楽しそうに取組む姿を想像しながら読んでしまうので、私も是非その楽しい遊びをしたくなるような本だった

天才がお高く止まったようなエピソードというよりも
天才だと思っていたが、とても親近感のある人なのだというのが私の感想です

原爆開発の話は出てきますが、明確な後悔や反省と言った言葉はなく、戦後の日本の旅館を楽しむ話がその後の章で出てきます。日本人としてはかなり複雑な気持ちにはなりましたが、この方は多分そういう自分では処理しきれない感情を言葉には出来ないのだという印象がありました。(最初の奥様を亡くされた時のことも数行しか触れてません)
その代わりに、虚無を感じた状況だけが記されており、改めて戦争とはこういうものなのだなと胸が痛くなりました。

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2022年04月07日

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ネタバレ

ちょっと難しい数字は出てくるけど
それはお話のちょっとしたネタなので
まったく知らなくても問題がないです。

まったくもって飾らない人だなぁ。
ドラムをたたくのが大好きで、
一度のめりこんだものはことごとくものにしちゃう
動く好奇心の塊。
生きている彼を見たかったなと思います。

面白いお話もあるけ
考えさせられるものもあるのよね。
それは教科書のお話ね。
ファインマン先生、何度もその教科書が
あかーん(笑)ようで噴火しているのよね。
まあ、教科書というものはね…

あとがきだけ少し知識が必要かも。
ただね、量子力学なので
関わったことのない人は軽く読む程度に
とどめることを推奨します。

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2019年01月23日

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4 コーネルからキャルテクへ ブラジルの香りをこめて(続)
・ラッキー・ナンバー
 そろばんの達人と計算の勝負をする話。近似法恐るべし!
・オー、アメリカヌ、オウトラ、ヴェズ
 ブラジルでの物理講義をポルトガル語で行う。
・言葉の神様
 中国語には中国語もどきで。
・親分、かしこまりました!
 ラスベガスでギャンブルの詐欺師に声をかけられる。儲ける仕組みを逆手にとって困らせてやる。
・断わらざるを得ない招聘
 そんな法外な給料を貰ったら自分がダメになってしまう。
 
5 ある物理学者の世界
・ 「ディラック方程式を解いていただきたいのですが」
 日本語のお勉強。相手を知り丁寧語を使う。
・誤差は七パーセント
 実験結果の誤差9%に7%の訂正あり。16%か2%かどっち向きの訂正だ?
・一三回目のサイン
 講演料を貰う手続きがめんどくさい。サインの回数を制限することを講演の条件に。
・唐人の寝言
 ノースカロライナに州立大が2つある?行かねばならないのはどっちかを探る。
・それでも芸術か?
 自分の描いた絵を売ることに。高い値を付けるだけで価値が上がる。
・電気は火ですか?
 科学を知りたいのではなく、宗教を都合よく解釈するための質問だった。
・本の表紙で中味を読む
 大量の教科書を評価する。表紙だけで中身が空白の教科書に良い点をつけている委員がいるとは。
・ノーベルのもう一つの間違い
 ノーベル賞を貰ったら、面倒なことに正装して素人相手にいろいろスピーチしなくてはならない。
・物理学者の教養講座
 なんと物理学者の自分が、マヤ文明の話を物理学者に聞かせることに。
・パリではがれた化けの皮
 調子に乗ってドラマーとしてコンテストに出たものの、、、
・変えられた精神状態
 自我の場所を脳の中から胸や腰、さらには体の外に移動してみることにチャレンジ。
・カーゴ・カルト・サイエンス
 自分を欺かない。素人相手でも決して嘘を言わない。科学にはこの姿勢が大切。

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2018年12月29日

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ファインマンについては全く知らなかった。本著を通してファインマンが貫く好奇心の強さと自分の目で見て体験することの大切さが伝わってきた。周囲に流されることなく、自分で感じたままに、素直にかつ謙虚に、何事にも思いの向くままにトライしてみる。ノーベル賞をとったことがすごいのではなく、その生き方がかっこいいなと素直の思えた。いい本だった。物理はよくわからないけど。

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2018年11月23日

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上巻に引き続き面白い。友達が多いのが羨ましい。率直で合理的だからかな。敵はいなかったんだろうか。
巻末のカーゴカルトサイエンスの話、自分の本業を省みると、自分はカーゴカルトプログラマーだなと自戒。

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2018年11月12日

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上巻の方が面白かった。意外と抽象的なことを独自で方法で具体的なことに置き換えて思考しているのが印象的だった。

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2023年12月07日

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上巻は物理学者ファインマンの特徴が述べられていたけど、この下巻では教育者ファインマンの視点が多く述べられていた。

ファインマンは本当に教えることが好きで、それに誇りを持っているんだなと。有名なファインマン物理学も、いつか読めればいいと思う。

最終章の『カーゴ・カルト・サイエンス』は、科学に携わるすべての人に必読な内容だと思う。本当の科学と偽物の科学を隔てるものは何か、真に評価され、結果が出る科学とは何かが語られている。

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2023年11月17日

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当たり前と思い込み思考停止しているような物事を、本質まで掘り下げて、実用的に理解することをあらゆる角度から切り込んでいく。ハッとさせられる本。

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2022年12月08日

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科学が楽しいって初心を思い出させてくれる。「実験結果をちょろまかそう」とか悪い心が起こった時に、この本を思い出すことにする……。
ここまで単純な時代は終わって、他の専門分野を理解出来る時代ではなくなってしまったけど、ファインマンを思い出して出来るだけ自分の理解出来る例えに単純に置き換えて理解する努力くらいしてみようとは思える……。ほんとに科学が楽しかった初心だけを詰め込んだような本。
科学の話あんまり出てこないけど。ドラム叩いたり暗号解読したり金庫破ったりしてる。

ファインマンの多才さに驚かされる。こんなふうに生きられたら良いなあ。

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2021年11月12日

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特に下巻は科学の本質を追求する姿勢とは何か という点を思い知らされた。
このような姿勢・視点を持っていれば、世の中興味深いことに満ちていると感じられるのではないだろうか。

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2021年10月03日

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人生の中で体験したこと、よくここまで詳細に覚えてるな!!!と思う。

そして好奇心とフットワークの軽さがすごい。
これはどうしたら身につくものなのだろう。
子どもの頃ラジオを分解して修理するのが好きだったから?
お父さんが色んな話をしてくれた(ゼロという概念がどうして生まれたか、制服を着ている人たちと着ていない人たちの違いなど)からというのも一因かも。

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2019年09月21日

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ノーベル賞を受賞したアメリカの物理学者ファインマンのエッセイ。本人の体験談が短編集のような形式になっていて読みやすい。専門用語も少なく自分のように物理学をほとんど習っていなくても楽しめた。
教科書だけ丸暗記して実際なんのことか理解していない学生の話は、自分が受験勉強をしていたときを思い出した。また、物理学者なのに、ドラム演奏をしたり金庫の開け方や様々な外国語を学んだりなど、ファインマンが好奇心旺盛なところが節々から伝わってきた。
好奇心を無くさず、興味を持ったものには納得いくまで理解をするという姿勢は、自分も死ぬまで持っていたいと思えた。

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2019年05月06日

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ネタバレ

ブラジルの教育や数学や物理の教科書のエピソードに彼の想いが如実に顕れている。非常に今の日本にも耳に痛く、学ぶべき考えがそこにある。理系学生を始め多くの人達に読んでもらいたい作品です。

私は、本質を追求しなければならないのは、科学の分野に限った話ではないと思う。
最後の項で科学者は誠実に他の者に説明せよ、とあるが、それは人の心の問題を語る者であろうが、政治の世界にある者であろうが、皆同じであると感じるからだ。
そして、また、それは話を聞く側の我々…、学問の徒である場合やごく普通の市民としても、本質の理解に到るよう勤めなければならない。
目の前の何気ないこと、それらの物事を常に好奇心を持って本質まで突き詰めること、それができたなら…

思考停止してしまいがちな、この国の人らに広く読んでもらいたい書籍であると思います。

星★★★☆ (3.5点)

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2019年05月05日

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固定観念に常に疑問を呈する姿勢が痛快だし、サンバを打ち鳴らす天才物理学者の画を思い浮かべるだけで最高。全体通して大部分は愉快なエッセイだが、時々思ってもいない角度からえぐられるような深い話になる。私が印象に残ったのはシカゴかカルフォルニアか選択で悩むところ。権威・安定・欲望で満たされる生き方ではなく、知的好奇心を持ち続ける事が自分らしい生き方だと選んだ所にグッときた。真の自由とは何なのか?考えさせられる。

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2018年11月11日

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上巻に続き、ノーベル賞物理学者ファインマンの回顧録。全く物理とは縁のない話題を、物理学専用脳が表現するとこのような文章になるのだろう。すごく特殊で独特の感性の為せる技とも言える。面白い。

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2018年10月23日

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自分を叱咤激励してくれる本です。

著者は、社会に対する厳しい目線も持ちながら、同時に、愛情にもあふれている。好奇心、正直さ、ユーモア・・・そういった言葉がとてもよく似合う。

著者のようになりたいなとつくづく思う。


4 コーネルからキャルテクへ ブラジルの香りをこめて(続)
ラッキー・ナンバー
オー、アメリカヌ、オウトラ、ヴェズ
言葉の神様
親分、かしこまりました!
断わらざるを得ない招聘

5 ある物理学者の世界
「ディラック方程式を解いていただきたいのですが」
誤差は七パーセント
一三回目のサイン
唐人の寝言
それでも芸術か?
電気は火ですか?
本の表紙で中身を読む
ノーベル賞のもう一つの間違い
パリではがれた化けの皮
変えられた精神世界
カーゴ・カルト・サイエンス

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2018年10月12日

Posted by ブクログ

上巻に比べ、下巻は数学・物理学の問題を解く話が出てくるため、やや硬い印象。天才らしい変人さや頑固なところも若干見えたり。しかしながら、音楽や芸術に入れ込んでそれなりの成果を出したり、オカルトにも真面目に足を突っ込んだりと、好奇心の赴くままにさまざまなものを楽しむ姿勢は変わらない。
大学における講義と試験の問題、学校の教科書問題は日本の話ではないが、日本の教育現場においても同様で耳の痛い話である。
「人がどう思おうと、ちっとも構わない」のがモットーなのだそう。なかなかできることではないです。。。

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2018年09月20日

Posted by ブクログ

率直で直截的で物怖じせず、何歳になっても興味と挑戦を忘れないファインマン。
ドラム演奏、油絵、考古学、解錠と、専門領域外でもプロフェッショナルになるまで突き詰められる傑物であったが、
そんな彼でさえ感じたフラストレーションの原因はいつも、頭の固い人や融通の効かない組織とのやりとりだった。

社会のどこにでもあるような、ちょっとした、だが沢山の壁に対して、天才ならではの解決方法をいつでも見いだせたわけではない。
時にやり込め、時にやり込められ、時に教えられ、時に運に助けられ、時に逃げ。

ファインマンほどの人物が様々な技能を身に着けていたとしても、それはなんでもを可能とする万能の才能とはならず、
逆に身につけた技術のせいで、思ってもみなかった結果が産まれてしまうことさえある。

何をしても変わらないのなら、何もしないほうがマシなのか。
何をしても変わらないのなら、何をしたっていいじゃないか。

技術的な壁、社会の理不尽、人間関係の軋轢、金銭の限界、宗教の差異。
いつだってめんどくさい事情に足を引っ張られるが、
レベルを上げすぎて敵がいなくなったゲームはすぐに飽きるし、
そもそもレベルを上げて敵を圧倒することに快感を覚えられるのは、めんどくさい敵の存在があってこそだ。

幸か不幸か、自分が生きている間は敵の存在に困ることはなさそうだが、
1000年後、1万年後、1億年後。全ての憂いが解決された世界で、
人類は、いや、世界は如何なる敵を必要とするのか。

そんな果てへの思索もまた、ファインマンが教えてくれた、目の前の敵をやり過ごす方法のひとつだ。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

誤差は7パーセント

カーゴ・カルト・サイエンス

が印象的だった。

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----彼は量子の世界で何が起こっているかを頭に思い描くことができた。
その絵姿から、方程式を経ずに答えを書き下すことができたのだ。

----彼は、教科書に書かれた量子力学がりかできなかったので、自分で最初から創り始めた。自家版・量子力学の完成まで五年間もそれに没頭した。

----その五年間にわたる奮闘の最終段階に立ち会って、私はケインズがニュートンについて語った次の言葉を思い出していた。「彼の特異な天分は、頭の中で問題をすっかり解ききるまで休みなく考えつづける能力にあった。かれの直観の力は誰のものより強く、長く持続した。それが彼を偉大にしたものだと思う。」



あとがきより

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2018年10月08日

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この本が面白い理由は、著者がとことんまで
好奇心を働かせ、疑問をとことん追及していること。
権威を恐れず、むしろ反感を持ち、自分自身で
物事を調べようと言うすがすがしさ。

・三倍の給料を提示してくれた転職先を断った理由
それだけの給料をもらえるとなると、夢であった
「女性を囲う」ことが出来るが、かえって不幸になる。
気をもんだり、妻とのトラブルが増える。

・暗記や計算は出来ても、理解はさせない教育に警鐘。

・ドラムを叩いたり、絵を描いたり、バーに通ったり、
興味を持ったら素人の域を脱するまで追究してみる。

・具体的な例を出して、素人にもわかりやすく説明する。

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2019年01月16日

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「~、ファインマンさん」のシリーズ。女好きでいたずら好きでウィットに富んでいてかつ気取っていない、人間味溢れる数々のエピソードには誰もが思わず微笑んでしまうだろう。チャレンジャー事故のロジャース委員会での立ち振舞いは自然科学に魅せられた者の鑑であり、権威を排することに徹底していたこともまた、科学とそれに携わる者の存在価値を再認識させる。こういう男が現実にいて、汚い言葉遣いで正しいことを主張しまくったり、ノーベル賞を取ったり、日本の旅館で畳や布団に感動したり、離婚したり再婚したり、子供ももうけたり、ボンゴを叩いてカーニバルに出たりしていたんだなぁという、個人的には極めて好ましい想像はしかし、広島と我が故郷である長崎を人の尊厳ごと焼き尽くしたという、極めて受け入れがたく許しがたい事実とのコントラストになる。マンハッタン計画に加担した悪魔達の一味にして、自然科学の理解の仕方を革新した量子力学の申し子。病弱の妻を看取りながら、人類史上最悪の兵器を開発するという矛盾。科学技術は、有益で残酷で面白くて悪用もできる、あらゆる意味で皆に平等であることを彼の人生は突き付けてくる。喜ばしくも腹立たしく、悲しくも明るくも読める。矛盾を包含して理解することこそ、今と未来を生きる現代人に必要なことなのかもしれない。

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2024年01月15日

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アニメ一休さんが、とんちで新右衛門さんや桔梗屋を翻弄するのとおんなじ感じ。ファインマンさんの面白とんちで周囲を翻弄したよーエピソードが上下巻続く。

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2023年04月21日

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歌ったり踊ったり絵を描いたり教科書選定委員会に入ったり、と多彩な人だなあ。
物理学について、どういう経由で思いついたのか、などを知りたいと思ったが……そういうことにはあまり触れておらず、日常と生き方について書かれた本であった。
ブラジルの学生にそれは知識を丸暗記しているだけであって、自分が言っていることすらきちんと理解できてない、という指摘があったが、正直ぎくりとした人は多いのではないか。
考えること、理解すること、は覚えることより難しい。
教科書にも使えない、正しくない、と大激怒するが……そんなファインマン教授なら初歩的な数学や化学をどう説明して教えようとするのだろうか……途中であまりにもお役所仕事にばからしくなって辞めてしまうのだが、採点する側ではなく、つくる側に是非まわってほしかったなあ。
丸暗記ではなく、理解が深い物理学者が、小中学校レベルの数学と化学でどんなアプローチで物理を取り入れて学ばさせただろうか、その本、読みたかった。

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2022年10月19日

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小説と思っていたらノーベル物理学受賞者のエッセイであった。そんなことも知らずに読んでいた。子供の時からの楽しいエピソードが並ぶ。
小説の主人公のようにイタズラずきで愛せる。
ご冗談でしょう、ファインマンさん、は本当に言われた言葉だったとは。

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2021年06月12日

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ファインマンさんが大学教授になって以降のエピソード。来日したときの日本旅館のエピソードが楽しい。ノーベル賞を取って、有名になるってことは、楽しいことでもないんだなと思った。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

メディアマーカーでは登録者が上巻の半分くらいだが、下巻の方が断然面白かった。
ブラジルでの当時の教育方法が日本に似ていて、というより、日本以上に日本的だったことに驚いた。授業中に質問はしないどころか、質問をするとむしろ授業の邪魔をしていると思われたり、具体的な事例を出すように問われても、答えられないという。
「誰も何も本当は理解していないのに、ただひたすら試験にパスし、次に来る者もまた試験にパスできるように教えるという自己増殖的なこのシステムの中で、いったいどのようにして真の教育ができるのだろうか。」日本以外にもこんな教育制度の国があったとは。

下巻でもファインマンの好奇心旺盛ぶりのエピソードはつきなかった。ファインマンは博打はやらないのだが、ラスベガスでプロの博打うちと話して、そのからくりについて、「だからこの世の中のからくりというものは、よくよく知らなくてはならない」とは、普通の学者では出てこないだろうなと感心してしまった。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

権力と役所と形式的なことが嫌いなんだな
物理が少しでもわかってたら、この、物理の発見や考え方をなんでもないように言うことの凄さがわかったと思うのに

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2018年06月30日

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