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Posted by ブクログ
楽しい仕事なんて、世の中にはなくて、仕事を楽しいと感じられる自分になること~ そのための考え方・モノの見方が詰まってます。著者も今やスーパーサラリーマンと呼ばれてますが、最初からそう呼ばれていたわけでなく、逆に他の人よりも苦労してるのも、本書でわかります。苦労が工夫に変わったときに変化が訪れます。その変化が自分という『枠』を出ることだと思います。
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著者は、花王(株)に勤務し、商品開発のプロジェクトリーダーとして活躍。サラリーマンとして働くかたわら、業務に直接関係しない社外のビジネスマンとの勉強会や講演活動を行い、1000人以上の社外ネットワークがありいつのまに「スーパーサラリーマン」と呼ばれるようになる。
著書に「残念な努力」「結果を出す人はノートに何を書いているのか」等多数。
日々の仕事はなかなかおもいどおりにいかず、折れそうになる自分との戦いであり、サラリーマンである私たちは、与えられたタスクにそえるよう、ときには気の進まない仕事にもエネルギーを注がなければいけない。
会社の外に目を向けたおかげで、自分が「楽しい」と思って仕事に取り組まないかぎり、いつまでたっても楽しい仕事なんてやってこないと著者は感じるに至る。
そのなかで著者はサラリーマンとして働きながらも、自分の好きな仕事をやっていく方法を少しずつ編み出していった。
それが以下の5章からなる「枠からはみ出す仕事術」である。
①まずは、流れから外れてみる
②「好き嫌い」を大いに持ち込む
③なんでも分解するクセをつける
④仕事の「足あと」を記録する
⑤自分のスキルを公開する「場」をつくる
著者の初著であるベストセラー「結果を出す人はノートに何を書いているのか」とから見れば、本当の著者の姿が浮き彫りになってきたような印象を受けた一冊。
上記の初著では、彼のニックネーム通りのスーパーサラリーマンぶりがうかがえる作品であったが、作品を経るにつれてそれだけではない、苦労している様が垣間見れるようになった。
著書の働き方は文字通り枠をはみ出している。それも自らはみ出しているのがミソ。計算されてはみ出かたにより他者との違いを出し、かつその場で成長活躍までしている点は流石。
枠にはまるのは簡単。そしてリスクは少ない。
しかし、本当に会社の将来を見た際に有意な人材になるには枠を意識しない働き方が必要であると実感した。
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ビジネス本はそこそこ読むほうだけれど、経営コンサルタントや学者さんが書いた本は「そりゃそうだけど、中々そうはいかないんだよね。。会社ってところは・・」みたいな感想を持ってしまう事がよくあったりする。
まあ「型」として必要な知識だったりするので、それはそれでいいんだけど、組織の中で働くって事はまた別のスキルだったりノウハウがあるわけで、教科書どおりにはいかないのだよ、といいたくなってしまうというか。。。
その点、この本は会社員にとってはすごく参考になる本だと思う。一気に読んだけれど、あーそうだよね~と思うところが何箇所もあった。
著者の美崎さんは今も花王で働いてるサラリーマン。リーマンでありながら何冊も本をだして勉強会を主催してる方だけれど、ご自身の若い頃の体験やその頃の悩みや、それをどう解決していったか、がこの本のもとになっている。
著者と私はほぼ同世代で、結構似たような体験、ああ~こういう人いる。。と共感ポイント満載だった。
でももし、私がもっと若い頃にこの本を読んだとしたらどうだったかな。。わかるようなわからないような。。とか思ったような気もするな。
「進んでイエスマンになる」とか「人のブランド力を借りる」とか「上司に好かれて評価されてなんぼのもん」とかね、反発したかもしれない。でも今はその心がよーくわかる。
この本のタイトルは枠からはみ出す仕事術だけど、枠からはみだすって、組織とか今の枠組みとか現状を否定することとはちょっと違うんだよね。上手く利用して自分に近づけて、結果広げるもの、みたいな事かな。
(しかし、多分著者と自分の相性が合うからだと思うけれど内容はすごくしっくり来るんだけど、前読んだ「朝9時前のルール」といい、タイトルと本の内容が今ひとつあってないと思うのは私だけかなあ。)
印象に残ったのは
・ノウハウは知るものではなくインストールするもの
(実行できてなんぼ)
・予測不可能なことを目標にしない
・最小単位まで分解すると次の一手が見える
特に最小単位まで分解、は仕事柄どこまでが仕事って固まってなかったり、結果が出るまでの時間が長いものが多いので、時間管理の観点からも有効かも、と思った。
ということで、仕事をもっと分解してみて自分の能力がどういうものなのか考えてみる、をこの本のA書評にしたいと思います。
また何年かたって読んでみたら別の考え方をするかもーと思ったので、とりあえず回転させずに置いておこうかな。
Posted by ブクログ
ノート術で一躍有名になった美崎さんの最新作。現在の仕事を「めいいっぱい楽しむ」ためのコツを26のスイッチに凝縮。タイトルにあるような「枠をはみ出す」と言っても、突飛なことをするわけではない。ちょっとした心がけで普段の仕事がいつもと違って見えることを教えてくれる。仕事に悩む若手社員にオススメしたい一冊。
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今まで、多くの著書の中で断片的に書かれていたこれまでの軌跡をまとめ、過去を赤裸々に綴りつつ、どのように工夫して現在「スーパーサラリーマン」と呼ばれるようになったのか、その考え方・スキルが紹介されています。ノート術やiPad、文房具のような道具が注目されがちですが、仕事に対する姿勢の変化なども参考になります。
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今年(2012)初めに一大決心をして iPhoneに切り替えたのですが、その時にどんなアプリを入れるべきかでお世話になったのが、美崎氏の書かれた「iPhoneバカ」でした。それは単なるアプリ紹介にとどまらず、アプリを効果的に使うための「心構え」を紹介している点が、私が今まで読んできた類書には無い魅力でした。
この本は、彼が仕事術に焦点を当てて解説した本で、私の期待していた通りの本です。ここに書かれているコンセプト(分解する癖をつける、自分の足跡を記録する、自分のスキルを公開する)を自分流にアレンジして私も残りの社会人生活を充実させたいものです。
特に、自分が成功したことに対して、「運」と「実力」の境界線の見分け方(プロセスに分解して自分で再現できるか否か)はためになりそうです。
以下は気になったポイントです。
・たとえ環境を変えても、自分の考え方が変わらなければ、同じ問題にぶつかる、同様にに、自分さえ変われば、環境を変えなくても解決する問題もある(p12)
・雑用こそが自分で決められることの宝庫である(p30)
・ルールや制約があるからこそ工夫が生まれる(p39)
・パソコンの位置を変える、使っているノートを変える、ケータイ機種を変えるだけでも違う視点を持てる、職場を変えられないが机の上のレイアウトは変更できる(p44)
・会社支給の文房具(サラリーマンの仕事道具)でなく自分の使いやすい文房具を選ぶと、1)購入前に機能を調べる、2)自腹なので真剣になる、というメリットがある(p72)
・納期よりも早く終わったら、早く提出しないで自分のために時間をつかう(p81)
・好きなことと業務のボーダーラインにある仕事を「空いた時間」に探す(p82)
・会社は問題点を指摘するだけではなく、問題の解決方法を考えて、さらに形にするのが仕事(p98)
・失敗をノートに書くことで、すぐに頭から追い出す(忘れる)ことができる(p113)
・成果を出している人は、ギリギリまで予測し続けている(p123)
・自分が面白いと感じたのは、どの部分だったか、複合的な仕事を最小単位まで分化してみると、次に自分のやってみたいことが明確になる(p128)
・過去のプラスの経験を思い出せるようにするため、せめて写真を撮っておく(p148)
・評価してくれない人がたとえ社内でいなくても、もっと広い世界に出たらいることを認識する(p159)
・自分の能力を誰にでもわかるように説明する、誰もが応用できる形で提供することがポイント(p168)
・モチベーションを維持する目標の立て方は、具体的なアクションを起こせることだけを目標にする(p173)
・成功した場合は、どこまでが実力で、どこからが運なのかを見分ける、そのためにはプロセスを分解する、自分で再現できるところが実力で、できない部分が運(p175)
・先輩の実績に対して、新しさや自分の工夫を付け加えて「1を1.2にする」ここに、自分のクリエイティブが発揮される(p182)
・成長するには、何か新しいことに挑戦し続けること、それがモチベーション維持の秘訣(p199)
2012年4月15日作成
Posted by ブクログ
自分の考え方やとらえ方次第で
今の仕事を少しでも楽しく。
サラリーマンを経験している作者なので
企業の中での枠やしがらみなどについては
共感しやすい部分も多いと思いました。
p.164
恩返し→恩送り
Posted by ブクログ
目標は、「今月中に二〇件は成約させる」ではなく、「五〇件は必ず訪問する」といった形をとるとよい。自分の力で必ず達成できることを目標にするのが大事だということを今回学んだ。
「毎朝、靴のひもをきちんと結ぶ」といったとこからなら、自分でも始められそう。
Posted by ブクログ
全体的には読みやすい本であったが、著者の初出版本「結果を出す人はノートに何を書いているか」に比べると、あまり刺激を受ける内容ではなかった気がする。ミスノートをつける点は発想が参考になった。