【感想・ネタバレ】ミッキーはなぜ口笛を吹くのか―アニメーションの表現史―のレビュー

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Posted by ブクログ

1906年、世界初のアニメーション映画が誕生する。
そこからの表現手段の獲得とその背景について考察する。
とってもおもしろい。
セルアニメーションが分業を可能にしたこと、軍事教本がアニメの普及に役立ったこと、これにはびっくり。
なかで、アメリカではプレシンクが主流なのに対し、日本ではポストシンクが一般的。その理由を能や人形浄瑠璃などの伝統芸能の存在に求めた論考は愉しい。

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2014年01月17日

Posted by ブクログ

世界初のアニメーション
『愉快な百面相』

ウィンザーマッケイ
眠りの国のリトルニモ

第一次世界大戦の新兵教育にもブレイのアニメーションが使われた(ブレイが売り込んだ)

ミッキーが口笛を吹いているのは、呼吸の表現。蒸気船ウィリーは、ミッキーが初めて呼吸をした場面である。

日本のアニメはアフレコだが、アメリカは今もプレレコでリップシンクを重要視している
日本がリップシンクの不在に寛容なのは、吹き替え映画になれているおかげ?

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2020年05月09日

Posted by ブクログ

アニメーションの誕生からその多様な表現手法の変遷を解説した力作。口の動きとセリフを合わせるリップ・シンクをはじめ、表現手段としてのアニメーションを発展させてきた人々の力量に敬服させられる。懐かしいアニメキャラだけでなく、キャブ・キャロウェイという思いがけない名前が出てきて「ブルースブラザース」をまた見たくなった。

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2014年04月20日

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