【感想・ネタバレ】恋都の狐さんのレビュー

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ネタバレ

奈良の大学に通う女子大生が主人公。奈良のお寺の豆まきに参加することで、狐のお面をかぶった「狐さん」と綺麗な女性揚羽さんに出会う。いろいろなイベントで狐さんと揚羽さんに出会いその交流を描くもの。
読むのは何回めか。文章とか奈良の景色とかは好きなのだけど、どうしても最後の主人公の決意に納得できない。確かに揚羽さんは狐さんにとって大事な人だろうけど、今までしなかった整形をしたり、狐さんが変わってきているという揚羽さんの言葉は一体…。私にはそんなことできないな。狐さんのキャラはとても良い。続きが気になる、読みたい。

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2016年02月10日

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真面目な女子大生の私が、謎の狐のお面をかぶった男と、綺麗な揚羽さんという女性に会ってドタバタする物語。
奈良のお寺のお祭りや伝統行事も登場する。

落ちが少し物足りないかなー。

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2014年06月07日

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奈良の街を舞台に、女子大生目線で描かれた恋バナです。
奈良の街並みや伝統行事の描写もあって旅行したくなりました。


素顔を絶対見せない狐面の男という存在が、
どういう立ち位置なんだろうと思いながら読み始めましたが、
深読みしすぎでした。


主人公の普通で真面目な性格や、
狐さんの癖のある魅力なども丁寧に描かれていて好感が持てました。
深刻な事件は無くともきちんと起承転結の「転」もあって、
読み易かったです。
読者の立場からすると話を面白くしてくれる恋敵もちゃんといて、
魅力的な人物像が話により深みを与えてくれていたと思います。
ひとつだけ気になったのが、
最後まで狐さんの真意がつかみきれなかった事です。
いや、女の子目線だからそれはそれで有りなのか?


最後はちょっと意外でしたが、
一応の結末をみたと思っていたのですが。
続編があるのですね。
この後どういう展開があるのか気になります。

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2017年10月14日

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奈良の観光案内小説なんだと思う。
恋都は、古都でもあります。
真面目な女子大生が、奈良の都で節分に豆まきのはしごをする。そこで狐面の男子とその彼をお世話する女性と知り合う。
それから 奈良の祭事を幾つか巡り、そこそこ仲良くなったこの狐面の男子が好きになる。
自分の気持ちを隠して、二人の縁結びをしてあげる。
何冊か、続編が出ているようです。なんのことは無い、ほのぼのとする無害の小説です。これが、奈良のパンフレットとかに連載されていれば、読むのが楽しみになると思う。
そして「そうだ、奈良に行こう。」なったら良いんです。

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2023年11月16日

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女子大生の主人公が東大寺で出会たのは、美人のお姉さんと、着物姿に狐のお面を付けた青年だった。
第46回メフィスト賞受賞作。

古都の寺院にお面を付けた着物姿の青年(おまけに美女連れ)、なんだかそれだけでもうワクワクするシチュエーションじゃないですか。少々口が悪く図々しいけれどなぜか憎めない青年と、恋愛初心者の女の子の様子にニヤニヤしつつ、奈良の行事も楽しめます。豆まきやお水取りなど季節感あふれる伝統行事が身近で催されるなんてとても羨ましい。
ただ、お面の理由がちょっとベタすぎて急に白けてしまいました。
とはいえ、恋の行方は気になります。続編があるような終わり方だったしね。

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2019年02月09日

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狐さんという謎のキャラクターの摩訶不思議さの徹底ぶりもさることながら、奈良で行われる四季折々の行事の雰囲気を味わえるだけでも面白く読めました。
ただし、恋愛部分は余計な気もする。

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2019年01月23日

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初めましての作家さん。
舞台は奈良。20年間彼氏なしの女子大生が恋愛成就を願って
訪れた豆まきイベントで、落とした鈴を拾ってくれた狐面の男。
出会いのシチュエーションはバッチリだったのに
奈良のイベント解説を絡めたイベント巡りが長すぎて
気付いたら恋愛モード全開になっていた。
一番大事な恋の初め部分が描かれてない。
ドキっとする瞬間とか、戸惑いとか葛藤を無視して
いきなり切ない乙女の心理描写されてもついていけない。
しかも、結末は予想外で、何をしたかったのかがわからない。
酷い消化不良を起こした感じです。

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2016年05月07日

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冬の奈良のお寺の行事をまわるお話...かな?奈良へは東大寺にしか行ったことがないので、お寺行事を読むのはちょっとした脳内旅行で楽しめました。主人公の「私」と狐さんと揚羽さん。恋愛小説になりつつあったのに最後は「⁉︎⁉︎⁉︎」でした。顔を隠してる人はだいたいイケメンですね笑
途中采女神社で不思議体験。神社の池がみんながみんなそうならおもしろいのに‼︎でも鹿にタックルされたのはなぜだろう⁇奈良に行きたくなりました。

h28.5.5

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2016年05月05日

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ネタバレ

奈良の女子大に通う二年生の「私」は恋愛成就の効果があると言われる鈴を手にいれるため東大寺二月堂で行われる豆まきに参加する。そこで「私」は料理上手で面倒見の良い女性、揚羽と着流し姿で、マジックが上手く、物知りだが、顔にはいつも紙製の狐のお面を被る男性、通称 狐さんに出会う。
そして「私」は狐さんと触れ合ううちに彼に好意を抱くようになる。
 これはそんな「私」と変人、狐さんとの恋を描く物語。

私はこの作品を以前から読みたいと思っていたが、中々読めずにいた。このためやっと読めて良かった。また奈良の祭りについての記述が細かく書かれていて、そんな祭りがあるのかと興味深かった。
狐さんがお面を被っている理由について知ったときには成る程なと感じた。また自分が思い描いていたラストとは大きく違っており、恋愛について描いた作品でこういう終わり方をするものもあるのだなと感じた。欲を言えばもう少し登場人物が出てきても良かったのではないかと思う。

これは「私」のある一つの恋を描いた作品、しかしこの恋は余りにも衝撃的で、生涯忘れられないものとなる。

貴方もきっとこの作品に化かされる。

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2016年02月25日

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狐さんの言葉が屁理屈で良い。なるほどと思えるから。最後、え?それで終わりな終わり方だったので、次巻どうなるのか…?期待はせずとも気になる

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2016年01月04日

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初めは奈良の説明ばっかで微妙だったけど、
池の中とバレンタイン以降は
神様出てきたり人間関係に動きがあったりで面白かったかな。
章変わりで主人公いきなり自分の恋心自覚してたけど...
恋心の自覚は全体的に見て描写が少なかった。
これがきっかけなんだろーなって思えるところがあるだけ。

そして、、、狐のお面の理由は読めたけど
主人公の恋路は読めなかった...外れた...。
現実ではあるあるな結末なのかもしれないけど、
なんだか飛び飛び、ちぐはぐ。主人公の心と行動の過程が隙間だらけ。主人公の成長というよりは盲目になっただけというか。ヒステリックというか。
これ続きあるみたい?!
狐の続きよりも、私は主人公の続きが気になるよー
主人公の名前も出てきてないけど...

作者が気分屋さんなのか
あるいは描きたいものが先行しすぎて過程を省いちゃったのか
っていう印象を持ってしまった

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2015年11月19日

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奈良の女子大に通う主人公は、講義をサボり、東大寺二月堂で行われる豆まきに参加することに。そこで出会ったのは、狐の面を被った風変わりな男と、美人で気の強そうな女性。主人公は二人に着いて行き、なんだかんだで晩御飯までご馳走になることに。狐さんと行動を共にするうちに、主人公は徐々に惹かれていく………のか?
と、こちらが疑問に思うほどゆったりとしたペースでなかなか進展はなかったです。しかし、後半はけっこうなシリアスっぷりで切ない展開に。
狐さんのキャラクターもファンタジーっぽくて、いい味を出していたけど、肝心の主人公があまり好きにはなれなかった。
多分読んだ方はわかると思うのですが、彼女の行動のせいであまりに狐さんが可哀想でした。本人の気持ちを差し置いてのあの行動は、余計なお世話というものだと思います。(あまり書くとネタバレになるのではっきりと書けませんが)
例えば、よくドラマの好きな人を取り合うシーンとかで「お前のほうが相応しいから譲る」とか、「先に好きになったのはあいつだから身を引く」なんてシーンがありますが、そんな都合は“好きな人”にとってはどうでもいいことです。
ドラマや小説だから映えるけど、実際の恋愛だったらうざいだろうなぁと思いました。

余談ですが、舞台が奈良ということで、親近感がありました。主人公の大学も「奈良のリケジョで女子大といえば、あの大学かな」と想像しながら読めた。通学事情から、私も奈良の大和西大寺には乗り換えに使うので、今度奈良を探検してみようと思いました。

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2015年07月29日

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