「告白してOK取っても初セックスしても結婚しても子供出来てもいつまでたっても終わりゃしねぇ、それこそ死ぬまで いや死んでも終わらねーかもしんねぇ深い関係をひとりの他人とつくり上げようってんだから大変なのは当たり前なんだよ」
これは作中で主人公が発するセリフです。このセリフがこの作品の主題なんじゃないかなと個人的に思っています。
就職や結婚を考える、大学四年生のリアルが描かれる漫画です。
主人公は、学業に不真面目かつフリーター志望の大学四年生、島 明夫(しま あきお)。
そんな明夫の彼女でありつつも、将来弁護士になるべく弁護士事務所への就職を考えている、真面目でしっかり者の大学四年生、相馬 芳乃(そうま よしの)。
そんな明夫と芳乃のリアルすぎる大学生活のお話です。
この漫画の良さは、限りなくリアルなことです。
夕食の献立についての何気ない会話から、喧嘩した後に同じベッドで寝る気まずい雰囲気まで、とてつもなくリアルです。
背景の描き込みからも、「1人暮らしの大学生のアパート」がリアルに伝わってきます。
現在大学四年生の人、これから大学四年生になる人、昔大学四年生だった人、そしてリアルな大学四年生を感じたい人に読んでほしい一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月04日
凄いよこれは。書籍にありがちな都合のいいところ(或いは作者の意図が介在した結果として)を強調している感じが全く無い。後にも先にもこれほど現実味溢れた物語は見たこと無い。レベルが高い会話(と感じてしまう。登場人物が大学生だからかなー)も読んでて面白いし。あまり強調されてないけど会話の端々に出てくる言葉...続きを読むは今でも良く反芻して自分に言い聞かせてたり実行しているところがあります。(思考停止を起こす間投詞は使用禁止とか)
現実味のある漫画というのは、多少現実が充実していないほうが面白いかもしれません。
Posted by ブクログ 2015年03月20日
バリバリ弁護士を目指す大学4年制女子と典型的な怠け者男子の恋愛漫画
性に関するお互いの意識だったりを平然としゃべるあたりが女性の内面をうまく書いてるのかそれとも妄想なのかは女子にしかわからないのだと思う。続編含めて読むべき
Posted by ブクログ 2013年01月23日
未レビュー消化。大学4年生という節目の年にだれしも一度は陥るんじゃないかとおもうメランコリーを描いてる物語。わざと負い目をつくる主人公の癖に共感を感じながらも今の環境でこの作品のような彼女いたら怖いなと思う今日このごろ。