【感想・ネタバレ】白山の水 鏡花をめぐるのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

川村二郎 「 白山の水 」 泉鏡花 批評文。鏡花の作品世界を 金沢、川、橋などキーワードから論述した本。鏡花の作品世界は 江戸川乱歩の怪奇幻想とは 少し違う〜詩的、甘美的

「歌行燈」「草迷宮」「春昼」を読んでみようと思う

作家の思想遍歴からアプローチしたのではなく、作家の土地からアプローチ

花の作品世界の構成要素
*金沢〜生の領域の上に死の影が張り付いている
*川〜川は その街の安定思考を ゆり動かす
*橋〜死者の供養のために橋をかける
*女の水死と蛇〜細密描写から死が匂い立つ

生者の世界と死者の世界の仕切り
*仕切りは完全に遮断されない
*山、水が 人間の想像力によって 仕切りとなる

0
2019年01月31日

「エッセイ・紀行」ランキング