【感想・ネタバレ】ウソを見破る統計学 退屈させない統計入門のレビュー

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Posted by ブクログ

自分が統計をかじっていたことを割り引いても恐ろしいほどにスッと読める本だと思います。今まで出会った本の中で最もよい初心者向けの統計の本。…とか言うほど読んでもないんですけどね。

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2012年03月11日

Posted by ブクログ

すごくわかりやすく統計について解説した本です。最後の方のべき分布などはちょっと難しいかもしれないけれど。

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2021年07月21日

Posted by ブクログ

初心者向けの統計の本であるが、それでもやはり難しい・・・

本書は、縦書きの本である。
これは、数式がほとんど出てこないということを意味している。

内容も、各章の導入部が、ドラマ形式の対談(漫談?)になっていて、
その後に、専門的な解説が続く、というものだ。

私自身も、統計の知識は少し持っているつもりであったが、
本書を読んで、そんな「つもり」はおこがましい、という感想を持った。

それぐらい理解できない部分が多かった。

なので、本書を読めば「ウソを見破る」ことができる、というより、
「統計にはそういう言葉(例えば、極値統計とか)がある」ことがわかる、
という到達点を目指せばよいのではないだろうか。

と思うことにした。

[more]
(目次)
はじめに 3

第1部 統計の基本にストーリーあり 11

第1章 ボーナスが高い会社を狙え 13
 平均のウラの顔 17
 外れ値 18
 100万円なんてはした金 20
第2章 間違いだらけの学部選び 23
 隠された情報 27
 混ぜるな、危険! 28
 高齢出産のリスク 30
第3章 本番に強いのはどっちか 34
 バラツキを測るには 36
 平均偏差・標準偏差・分散 38
 なぜ標準偏差が使われるのか 39
 たまにだけれど役に立つ 41
第4章 その数学が就職を決める 43
 散布図 48
 相関いろいろ 49
 男が太れば、女はやせる? 52
第5章 テストの合否を推定せよ 55
 分布が出てくるメカニズム 63
 二項分布から正規分布へ 64
 合否を分ける天王山 66
 区間推定と誤差 69
 歪みのチェックをお忘れなく 73
第6章 投資でウソをつく法 75
 分散投資って何だっけ 81
 ノーベル賞受賞者の頭の中 82
 バラツキが小さくなるとは 83
 効率的フロンティア 85
 うますぎる話にご用心 87

第2部 隠れた関係をあぶりだす 89

第7章 麦酒研究部はB型王国 91
 無に帰したい仮説 98
 観測度数と期待度数 99
 私たちってズレてるの? 100
 カイ二乗値のパートナー、自由度を求める 102
 P値はコーヒー? 105
 5%は仮説 106
 血液型性格診断を信じますか 107
第8章 大人の事情 110
 カイ二乗検定リターンズ 114
 正常と異常をわけるもの 116
 補正前、補正後 118
第9章 肉で勝つ! 122
 意外な関係をあぶりだす──回帰直線 127
 R2値 128
 うわべだけの関係 130
 重回帰分析 131
第10章 長生きできる国、できない国 133
 曲がった関係を分析する 135
 直線回帰にハマらない場合 137
 BMIの起源 139
 がんばらないほうがトクをする? 140
 意外なことが寿命をのばす 142
第11章 男と女の分かれ道 144
 川の流れのように 150
 検定あれこれ 151
 ビールを美味しくするt検定 153
 まずは使ってナンボ 155

第3部 統計の深遠なる世界 157

第12章 物語で人は動く 159
 ポアソン分布 164
 馬に蹴られて亡くなった兵士の数 166
 事件は続く 169
 サポートセンターを効率化 170
 待ち行列理論 172
 上手にお客さんをさばく術 174
第13章 庶民の世界 177
 日本人の所得分布 179
 対数正規分布 181
 コツコツ稼ぐ人たち 183
第14章 お金持ちの世界 186
 べき分布 188
 勝負をかける人たち 191
 ブレーキのないF1レース 193
第15章 株価の分布は取扱注意 195
 値動きの法則 200
 株価のモデルを考えるには 201
 市場にひそむ魔物の正体 203
 想定内の大暴落 205
 シェルピンスキー・ガスケット 207
第16章 世界記録はどこまで伸びるか 210
 しっぽをつかめ! 213
 トリニティ定理 215
 予測できること、できないこと 217
 ワイブル族の大予言 220
第17章 世界は分けようとしても分けられない 222
 金融危機のカラクリ 227
 山火事のめぐみ──反比例の法則 229
 スモールワールド性 232
 科学者的進化論 236

謝辞 237
注 238
さくいん/巻末

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2018年10月12日

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数式をほとんど使わず、事例を挙げながらの説明でわかりやすい。正規分布以外の分布や、検定についても書かれていて、それらの勉強の足掛かりになる。特に極値統計は面白い。過去のデータから人類の100m走の限界値が『統計的』に導けるとは、、、統計は奥が深く面白い。

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2018年02月18日

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具体的な事例ベースに、とてもイメージがつかみやすい。基本的な内容に加え、応用的な内容の紹介もあり、統計の奥深さ、面白さが分かる。

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2016年07月31日

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同じような本は何冊か読んでいるが、具体的に統計手法の説明をしているのは面白かった。
ただその分ちょっと歯ごたえあるし、事例としては少ないかなあ。

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2014年01月30日

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「統計学が最高の学問である」と合わせて、読んだ。こちらの方が、読みやすく感じた。個々の事例と、関連する統計学の話題を解説している。χ2検定に始まり、ポアソン分布、乗数課程、べき分布の話など、興味を引いてくれる。昨今話題の統計リテラシーを言うなら、こんな本こそ話題になってもいいのでは無いか。

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2013年05月05日

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 統計についての本。
 前に読んだ本よりは、引っかかりがあり、読み返すので……頭に残りやすい、といいなぁ。

 何はともあれ、統計の基礎知識がないと、世間の噂に流されやすくなるなぁと思いました。
 一読の価値はものすごいある。たぶん何度か読み返した方がいい。

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2013年02月08日

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統計学の本はいくつもあるけど、これは絵や図で比較的わかりやすく説明してくれている。統計学入門編として興味をもつにはもってこいの一冊。

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2013年01月11日

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面白かった!

統計学の単位が危ないので参考にしようと思って買ったものの、それに資するような本では無かったが、内容は分かりやすいし数学の面白さに富んでいた。

統計学が使えるようにするというよりは、統計学の理念を理解したり、面白さを知るための本。
後半は本当に、現実世界と数学世界の神秘的な関係を思わせた。

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2012年10月11日

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様々な統計手法を専門用語を極力使わずにわかり易く説明した本。
身近な事例を題材にしてるのはいいのだが、素人にはもうすこし噛み砕いた説明が欲しかった。

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2012年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

統計学に関わる基本的なことを学べる本.

会話形式で進んでいくので非常に読みやすいが,やはりところどころ語句の説明が足りない個所があるような気がした.
統計の授業の良い復習になった.

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2012年02月04日

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統計手法について簡単な事例を交えながら解説している入門書。「大ざっぱにつかんだ方がうまくいく」というフレーズには目からうろこが落ちた。「発展途上の学問」であることもしってびっくり。学校の授業で知る統計とは違う印象。まずは身近な数字を元に調べることからはじめものにしていこう、と思った。

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2011年10月22日

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思ったより専門的な内容まで解説しているので、身近な話題を題材にしているとはいえ、大変参考になった。
でも、血液型分布の回帰分析で長女役がカイ2乗値とP値の意味を即座に理解してたけど、設定を考えたら「理解早過ぎだろ!」って突っ込んでしまった(笑)

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2011年09月04日

Posted by ブクログ

小難しい統計学を平易な例を用いて分かりやすく解説してくれています。また、統計学全体を手短に俯瞰させてくれる良書。別の書籍で個々の考え方を深堀したいと思います。

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2011年08月16日

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統計学をざっと概観してくれる本 p151のような手続きの流れみたいなのって結構知りたいことです。ふつうにやってるとこういう概観を見失って、木を見て森を見ずに陥ったりするのね 私w
この本で残念だったのは、せっかく概観を見たのにそこから一歩進むための本の紹介がほとんどなかったことくらいか。この著者のほかの著作では参考文献が結構紹介されていた気がしたのだが…気のせいだったらごめんなさい

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2011年06月28日

Posted by ブクログ

対話編で統計の話題に気楽に入り込むことができる。でも、検定とか信頼区間とかだんだんと難しくなるな。これだけで、ウソを見破ることはできないな〜(汗)。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

統計学の入門書。
ストーリーベースで書かれており、ひとつひとつのテーマがかなり分かりやすく書かれています。
数式は出てこないですが、内容はそれなりに広く(正規分布、ポアソン分布だけでなくべき分布や極値分布も紹介されています)
いきなり本格的な統計学の本に手を出して、なんの役に立つんだこの分布……と呆然とする前に、一冊挟むのに丁度良いくらいの内容かと思います。

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2017年05月08日

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裏表紙に統計の基本と使いかたを会得する、とあるが、半ば以降は理解が及ばなかったと言うか、ピンとこず、うまく頭の中にイメージが持てなかったので、会得はできていない笑 本ではなく僕が悪い。

ふうん、統計ってのはそういうことをやってるのかーという、知らない世界を少し覗き見たことにこの本を読んだ意義はあった…か。身近な話題も分析の対象としており、統計って面白そうだな、とは読み終えて思った。

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2016年11月15日

Posted by ブクログ

大学教授の父と主婦の母、現役大学生の娘、父の教え子の学生たちといった登場人物達のダイアローグで、日常生活の中で具体的に統計学を活用するシーンを描き、その後に解説を配して掘り下げる形式の入門書。

最初に具体的な活用シーンを想像できるので、私のように学生時代に確立・統計を履修したはずだけど記憶がない(笑)人も、すんなりと確立・統計の入り口を覗かせてくれる良書です。

今からでも遅くない!(笑)

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2014年11月08日

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ネタバレ

○東北学院大学工学部教授の神永氏による著作。
○テーマごとにストーリー仕立ての会話を入れながら、統計学の基礎について、わかりやすく解説。
○全くの初学者であったが、統計的な考え方について、なんとなく理解できた。
○一方、後半は複雑な統計手法や数式があふれ、お手上げに近い状態に。きちんと理解するためには、何度か丁寧に読み返す必要がありそう。

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2013年11月07日

Posted by ブクログ

すごく初心者用の作りにはしてくれているんだけど、イマイチかゆいところには手が届かない感あり。やっぱりこういう本を書く人はそもそもこういう分野が得意なのだろうから、苦手な人がどこでつまずくかってのを想像するのは限界があるんだろうね。

いや、いい本だと思うよ。すごく工夫してるってのはよくわかる。でも、でも、なんだよね。うーん。

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2013年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

会話編での導入は一般的な話と統計学を結びつける上で非常にわかりやすかった。

解説編は事象に合わせた手法の解説としてはわかりやすかったが、個々の手法や値について、もう少し詳細に書かれていても良かったように思えた。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

統計学の簡単な話から発展的な内容まで、数式無しで説明している本。会話編と解説編からなる。会話編で簡単な導入がなされているも、ちょっとこっぱずかしくなる感じで。。。
統計学の概要を掴むないしは見直すのには丁度良い。ただ、後半は一度読んだだけではわからなかった。数式を使わないことに無理があるのかも。

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2013年01月21日

Posted by ブクログ

親子の会話は面白い。

が、解説、最初のほうはいいが、終盤難しすぎる。
簡単に説明できるような領域ではない。

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2012年10月26日

Posted by ブクログ

各章の冒頭は親子の会話はくだけていてとてもとっつきやすいが、その後の説明は決してやさしくはない。「ウソを見破る」というより普通の統計学入門の本ですよ。「統計学にはこういう物があるのだな」とざっくり読むにはいいけれど、本格的に統計学を学ぶには物足りないしどう読むかによって評価が別れると思います。

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2012年02月12日

Posted by ブクログ

 統計の基礎がよくわかる。大学の教養で松原統計をとったはずだが,よく覚えてない…。その後もあまり使うことなく今に至るが,データを沢山扱う研究者には常識なんだろうな。理系文系問わず。
 各章が,軽~い会話形式の導入部と解説部からなっていて,大変とっつきやすい。平均・メジアン・正規分布・標準偏差・分散・相関・二項分布・検定・帰無仮説・ポアソン分布・対数正規分布・べき分布などもりだくさん。数式は出てこない。統計分析ソフトがあるのでそれほど要らないらしい。
 最近の地震の話題で,ポアソン分布についての議論をTLで見かけたが,その性質がよくわかった。将来地震が起こる確率について,竹中平蔵氏が出した計算結果を批判すべく,ポアソン分布を仮定して論じていた論客がいたようだが,これは間違いだそうだ。ポアソン分布とは,互いに独立した複数の事象が起こる場合に,一定の期間内に起きる回数が従う分布。大地震は,一度起きるとエネルギーが解放されてまた蓄積されていくので,独立事象にならないようです。

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2011年11月22日

Posted by ブクログ

章の始めに会話を入れてから、詳細を論じるという流れはよかった。ただわかりやすさを貫くのであれば、もっと直感的に理解できる書き方ができないのか、と感じた。

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2011年11月10日

Posted by ブクログ

敷居の高い(と思われる)統計学をイラスト入りで、わかり易く解説してくれているブルーバックス。なんとか4章まではついて行きましたが、5章からだんだん怪しくなり、7章以降はグラフとイラストしか目に入りませんでした。イカン!

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2011年07月30日

Posted by ブクログ

タイトルはかつての名著「統計でウソをつく法」を彷彿とさせるが、ごくごく普通の入門書といった感じ。平均、分散、直線回帰といった基本的な話が前半部分で、ここはあまり面白くなかった。後半になるとベキ分布、極値統計など、興味深い話題も多い。・待ち行列理論一時間に平均三件の相談が入るサポートセンターで、相談員が一時間に処理できる件数が6件の場合、利用率=0.5平均待ち時間は((利用率^相談員数)/(1-利用率^相談員数))*平均相談時間になる。この例では相談員が二人になると待ち時間は1/3に、四人にすると1/15になる

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2011年08月07日

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